松原仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
AIの基礎を知っている前提で、AIの手法や開発の取り組みについて詳しく知りたい人におすすめ。
【概要】
●AIの予備知識、画像認識、強化学習、自然言語処理
●意味を理解すること
直感物理学、抽象化、アナロジー
【感想】
●サブタイトルに「ビジネスパーソンも知っておくべき「人工知能」の基礎知識」とあるが、これを読むに当たって本当の基礎知識を知っておく必要がある。例えば、モンテカルロ木探索法とは何か、など。本書にも簡単に説明が書かれているが、これだけでは理解できないと思われる。他の著書ではさらに詳しく書かれているものもあるので、そのような知識を得たうえで読むのがよい。
●第5部「意味の壁」は -
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Posted by ブクログ
AIの書いた小説が、公募文学賞の1次選考を通過―。
この衝撃的なニュースが日本中を駆け巡ったのは、2016年3月のことでした。
AIが、創造性の最たるものと言っても過言ではない小説を創作してしまったのです。
それだけならまだしも、1次選考を通過したというのですから、タダゴトではありません。
1次で落選した人間が書いた小説よりも、AIの書いた小説の方が優れていると評価されたのです。
ちなみに、AIの1次選考通過作は、AIが書いたことは伏せて応募されました。
このAIに小説を書かせるという壮大なプロジェクト「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」を主導したのが、本書の著者である松原仁さん(公 -
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羽生さんと脳科学者お二人の共著。羽生さんが自身の将棋観、子供のころからのトレーニングなどについて語り、それを科学的な視野から二人の科学者が解説していく。
将棋における序盤、中盤、終盤の考え方、他のボードゲームと将棋の違い、大局観の重要性、コンピュータの発想と人間の指す将棋の発想の違いなど興味深い話が満載で、ビジネスにも生活にも非常に参考になる。中でも、羽生さんが他の著作でも強調されている大局観の重要性については、あらためて共感しました。
将棋好きにはたまらない1冊ですが、そうでなくても十分に参考になる。それは、第一人者の羽生さんがここまで自分の思考をオープンにし、研究材料として提供する姿勢があ -
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Posted by ブクログ
2003~2006頃海洋資源が発見された。①松原仁②山田吉彦3③高橋洋一さん人の共著それぞれ要約すると①海洋資源を開発しよう。②開発したいけど技術もお金もありません。③ここでやっと意見が出てきて財務省では4%ぐらい利益が上がらないと反対するが、1.5%ぐらいでもいいのではないか?なぜ財務省が反対するのかと言うと国債を発行したくないからである。
私の感想としては、やはり、陸上の掘削と海底の掘削では難易度が違う、だから23年間も放置していたのだなあと思った。これからも中国のレアアース輸出禁止のたびに出てくる話なのだなと思った。開発ができたとしても中国の値段にはかなわず、安く出されるたびに開発中止 -
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第1部から4部までのAI研究の歴史と技術の基礎的な説明については初めてAIを学ぶ人にはやや分かりづらいように感じた。
AI技術の基礎を網羅的に学びたいのであれば、G検定の公式テキストなどの方が理解しやすいと思われる。(探索と推論、エキスパートシステム、深層学習、CNN、RNN、LSTM、等々の本書で紹介されたトピックがもっとわかりやすく解説されている。)
また、原著の発刊が2019年であるためTransformerの説明やChatGPT等への言及がないことも2025年現在では物足りなさを感じる。
一方で、第5部「意味の壁」は大変興味深かった。原題の"A Guide for Thi -