作品一覧

  • 科学的根拠による体調メンテナンス大全

    科学的根拠による体調メンテナンス大全

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻2,200円 (税込)
    現在、私は、肉体面でも精神面でも活動能力の面においても、これまでで最高レベルの健康状態にあると感じている。この自信は、さまざまな数値測定やバイオマーカーのデータによって裏づけられている。今のレベルに到達できたのは運ではなく、「健康寿命(ヘルススパン)」を重視して努力してきたからだ。この最高の健康状態を次の10年間維持し、開発が進められている次世代の医療技術(老化を遅らせ、止め、さらには逆転させることが期待される)を迎え入れることを自分の使命としている。  この10年、私の関心は人間の長寿、より具体的には健康長寿の研究にあった。バイオテクノロジー、栄養、運動の方針、睡眠、そして最近では健康と長寿サービスに携わる人工知能(AI)に至るまで、研究に没頭し、多くの研究論文などをむさぼり読んだ。また、多種多様なポッドキャストから学び、自らのポッドキャスト『ムーンショット』で第一線で活躍する科学者たちに話を聞き、主催している「アバンダンスサミット」や「ロンジェビティ・プラチナムトリップ」では、数え切れないほどの公開対談をこなしてきた。(中略)  本書の目的は2つある。まず、「情報を整理してわかりやすくすること」、2つ目は「実際に取り入れやすい方法を示すこと」だ。世間には長寿に関する情報が山ほどあるが、それらを体系的に理解し、実用的に生かすのは簡単ではない。そこで本書を、数時間で内容をすべて把握でき、必要なときにすぐ見返せるよう実用的なガイドとして設計した。私は本書が、今後10年間で起こると期待されている、健康寿命を延ばす画期的なブレークスルーへの架け橋となることを願っている。(「はじめに」より)
  • 深海の地図をつくる 五大洋の底をめぐる命がけの競争

    深海の地図をつくる

    小説・文芸

    3.7
    1巻2,970円 (税込)
    海は、探検と収奪に満ちている――!  ★『サイエンス・ニュース』2023年ベストブック ★『グローブ・アンド・メール』2023年ベストノンフィクション ★「必読の書。[…]すべてが非常に読みやすく、そして深く不吉な内容だ。」 ――サイモン・ウィンチェスター、『世界を変えた地図』著者(『ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー』より) ★「魅惑的な海の物語。息をのむ冒険、ハイリスクの探検、政治的陰謀が詰まっている。トレザウェイは私たちを海の底へと導き、なぜそこがそれほど重要かを巧みに示している。」 ――ヘレン・スケールズ、『深海学』著者 【概要】 地球の表面積の約70%を覆っている海。その海底に目を向けると、2020年代初頭までに4分の1程度しかマッピングされておらず、ほとんどが海岸線近くの浅い海に偏っている。海底の4分の3は、未調査のままなのだ。 “一般的な世界地図は、この地球がすべてマッピングされているという印象を与えがちだ。私は子どものとき地球儀を見ながら、北アメリカのロッキー山脈やアジアのヒマラヤ山脈を表す出っ張りを指でなぞっていたのを覚えている。一方の海はというと、すべすべで何もない青色で示されていた。あの頃は、陸の激しい凹凸が海との境界で終わっていることに何の違和感もなかった。あの滑らかな面は水を表していると、当時の私は思っていたのだろうか? おそらく、何も考えていなかったのだろう。だが、陸の地形の隆起や沈降の激しさが海面下でも続いているはずだということは、今の私にははっきりとわかる。”(第一章 深海を目指す探検) そして現在、2030年までに「全世界を網羅する完全な海底地形図」を作成するという壮大なプロジェクトが進んでいる。 五大洋の最深部を目指す探検家、北極圏の空白を埋めるイヌイットの猟師、メキシコ湾で潜水する考古学者、大量の水上ドローン、地形の命名と領土問題、情報を秘匿する国家、企業の採掘に抗う活動家たち…… 本書は、欲望渦巻く現場に、受賞歴のある環境・海洋ジャーナリストが迫った一冊だ。 “私がノーチラス号でレナート・ケインの横に座っていたときに、はっきりとわかった真実が一つある。それは、地球の海底地形図は、完成させようと思えば今すぐにでも可能だということだ。それどころか、私たちは完成させるためのツールや技術を、すでに何十年も前に手に入れていた。では、なぜ完成していないのか?”(序章) 今、私たちの足元で起きていることすべてがわかる、壮大な海洋ノンフィクション!
  • Duke CE マネジメントレビュー

    Duke CE マネジメントレビュー

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,980円 (税込)
    「次に何が起きるのか」を理解して未来に備えるために必読の書! デューク大学フクア経営大学院の関連組織であるデューク・コーポレー ト・エデュケーション(デュークCE)は、あらゆるレベルのリーダーを育成 するためのリーダーシッププログラムを企業に提供している世界有数の教育機 関。デュークCEは20年間にわたって、『フィナンシャル・タイムズ』紙の世界ランキングでトップ3に入りつづけている。 『Dialogue』は、イギリスのLIDパブリッシングが発行しているデュークCEの機関誌で、リーダーシップとマネジメント考察のためのグローバルメディアプラットフォームとしての役割を果たしている。同誌はデュークCEの世界的なネットワークを通じて、「リーダーシップ」「戦略」「イノベーション」「財務と金融」「マーケティング」という、マネジメントに関する5つのテーマに焦点を当てたグローバルリーダーシップ論を全世界100万人の読者に届けている。マネジメントに関する最先端の英知やアイデアを手に入れられる『Dialogue』は、世界の第一線で活躍する経営幹部たちが、「次に何が起きるのか」を理解して未来に備えるために欠かせないマネジメント誌(年4回発行)となっている。 本書には、デュークCEの執筆陣が寄稿している『Dialogue』から厳選された、ビジネスリーダーにとって特に重要な記事が掲載されている。
  • ヤバい統計 政府、政治家、世論はなぜ数字に騙されるのか(集英社シリーズ・コモン)

    ヤバい統計 政府、政治家、世論はなぜ数字に騙されるのか(集英社シリーズ・コモン)

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻2,640円 (税込)
    【絶賛!】 政策はAI(人工知能)では作れないことを、徹底的にわからせてくれる。 ――藻谷浩介氏(『里山資本主義』) その数字は、つくり笑いかもしれないし、ウソ泣きかもしれない。 データの表面を信じてはいけない。その隠された素顔を知るための一冊! ――泉房穂氏(前・兵庫県明石市長) 【データの“罠”が国家戦略を迷走させる!? ビッグデータ時代の必読書!】 「データ」や「エビデンス」に基づいてさえいれば、その政策や意思決定は正しく、信用できると言えるのか? 私たちは政府統計を信頼しきっているが、その調査の過程やデータが生み出されるまでの裏側を覗けば、あまりにも人間臭いドタバタ劇が繰り広げられていて驚くはずだ。本書は英国国家統計局にも関わり、政府統計の世界を知りつくす著者が、ユーモア溢れる筆致でその舞台裏を紹介した一冊である。 扱われるのは、英国の移民政策、人口、教育、犯罪数、失業者数から飲酒量まで、実に多彩な事例。それぞれの分野で「ヤバい統計」が混乱をもたらした一部始終が解説される。いずれも、日本でも同じことが起こっているのではないかと思うような話ばかりだ。 現在、この国では「根拠(エビデンス)に基づいた政策決定(EBPM)」が流行り言葉のようになっている。人工知能の発達も急速に進みつつあり、アルゴリズムに意思決定や判断を任せようとの動きも見られる。「無意識データ民主主義」といった言葉も脚光を浴びつつある。しかし本書を読めば、数字やデータだけを頼りに物事を決めることの危うさが理解できるはずだ。 数学や統計学の予備知識はいっさい不要。楽しみながらデータリテラシーが身に着く、いま注目の集英社シリーズ・コモン第3弾! 【目次】 第一章 人々 第二章 質問する 第三章 概念 第四章 変化 第五章 データなし 第六章 モデル 第七章 不確かさ
  • マッチングアプリの心理学 メッセージから相手を見抜く

    マッチングアプリの心理学 メッセージから相手を見抜く

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,970円 (税込)
    「まだ起きてる?」というメッセージに込められた本当の意味は? 文末が「……」で省略されているわけとは? 「メッセージ文解釈の達人」である精神科医の著者が、マッチングアプリでのカップルのやり取りを分析。互いの性格や相性の読み取り方を伝授する。
  • 限られた時間を超える方法

    限られた時間を超える方法

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    プリンストン大学、スタンフォード大学、 カーネギーメロン大学など 著名な科学者が絶賛する全米注目の話題書! 「まさに、時間の捉え方に対するコペルニクス的転回! 時間と空間を超える量子論の考え方がシンプルにわかる」 茂木健一郎氏絶賛 「時間」は感覚にすぎない!? 時間を超える秘訣は「脳波」にある! 本書の内容はSF(サイエンス・フィクション) ではなく、本物の科学だ。 時間がゴムひものように「伸縮自在」なことは、 はるか昔にアインシュタインによって 証明されている。 私たちはみな、普段はほぼ「無意識に」 時間の歩みを緩めたり速めたりしている。 では、「意識的に」時間の流れを遅くでたら?  もし、あなた自身が時間の歩みを緩めたり、 時間が流れる方向を変えたりできるとしたら? 私たちは、教えられてきた基礎科学の知識によって、 「時間は常に前に進みつづけるもの」 だと思い込んでいる。 そして人生の歩みについては、 「どうしようもない出来事に翻弄されながら、 現実を一方向に進みつづけるもの」 とみなしている。 だが、時間の捉え方はほかにもある。 それは、時間を科学的に説明する根拠となる、 因果性の物理法則に逆らうものだ。 専門的には「量子論」と呼ばれている。 量子力学の原理に則れば、 私たちは人間がつくってきた時間の概念を 別の見方で捉えることができる。 時間による制約をそれまでよりもずっと 少なく感じられるようになる。 そして自身の人生の手綱を握って、 ほぼどんなことも実現できる。 そう、どんなことにも縛られない 人生を送れるのだ。 したがって本書のテーマは、 「時間」であると同時に、 時間の科学的発見を通じて明らかになった 「現実の本質」を探ることでもある。 「思考はどこから来るのか?」 「実体があるものかどうかを確かめるには?」 という問いかけを突きつめると、 時間や現実は感覚にすぎないことに気づく。 私たちは、時計の文字盤は 実在するものを示しているとみなしているが、 実際はそうではない。 時間は実体のあるものだという 思い込みを捨て去りさえすれば、 私たちはいつ何どきでも 「過去や未来」に触れられる。 この状態には特定の脳波が関与していて、 「ゾーンに入る」「フロー」「ザ・ナウ」 などと呼ばれてきた。 本書ではそれを「超越した感覚」と呼んでいる。 この状態に入ると、どこへでも思いのままに 「時間旅行」ができるようになる。 全米衝撃の注目書、ついに日本上陸!
  • マッキンゼー CEOエクセレンス 一流経営者の要件

    マッキンゼー CEOエクセレンス 一流経営者の要件

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻2,970円 (税込)
    世界の輝かしいビジネスリーダーたちに共通する「マインドセット」と「6つの行動習慣」とは? 21世紀のCEOに不可欠な「卓越性=エクセレンス」の正体が明らかに! ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル ベストセラー ベストなCEOを他と分かつものとは? 21世紀のトップリーダーに不可欠な「CEOエクセレンス」のすべてが詰まった究極のビジネス書。「……本書は上場、非上場、非営利にかかわらず、どんな組織のリーダーにとっても有用な指南書になりうると考えている。さらに、本書で紹介している成功につながるマインドセットと行動習慣の多くは、自身のベストを目指したい若き将来のリーダーたちの成功を下支えすることは間違いない。この本のすべての読者が、自ら誇りに思え世界から感謝される、伝説的なリーダーシップを身につけるべく、本書から知識と刺激を得られることが、私たちの最大の願いである」――本文より
  • 教養としてのデジタル講義 今こそ知っておくべき「デジタル社会」の基礎知識

    教養としてのデジタル講義 今こそ知っておくべき「デジタル社会」の基礎知識

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,860円 (税込)
    すべての人を覆う「デジタル化」の波を乗り越えるために、 MIT(マサチューセッツ工科大学)、ハーバードの有名教授らが、 賢い選択をするための基礎知識を伝授 本書は「デジタル社会」に対する疑問への 大胆な答えを提示しながら、あなたを導く指南書だ。 変容したこの世界の可能性と潜在的な危険を把握することは、 誰にとっても極めて重要な知見となるはずだ。 2020 年の新型コロナウイルスの世界的な大流行によって、デジタル革命の意味やその影響力の大きさがこれほどまで世間の脚光を浴びるようになるとは、誰も予測できなかった。ほんの数週間で、幼稚園から大学院にいたる教育機関は「バーチャル」になった。6歳の子どもが、ビデオ会議を完璧にこなせるようになったのだ。また、オンライン注文が、日常のニーズを満たすための主な手段となった。そして、テレワークは当たり前になったが、これは10 年前には想像もつかなかったことだし、そのさらに10 年前には到底不可能なことだった。 そこで、デジタルの世界が「どういうものか」、そして「その仕組みとは」をそれぞれ深く理解することが、この革命が続いている世界での賢い選択につながるのではないかと、私たち筆者は期待も込めて考えた。 「はじめに」より
  • 教養としてのAI講義 ビジネスパーソンも知っておくべき「人工知能」の基礎知識

    教養としてのAI講義 ビジネスパーソンも知っておくべき「人工知能」の基礎知識

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻2,860円 (税込)
    AI解説本の決定版。「今知るべきAIのすべて」がわかります。 大きな進歩を遂げて、活用が広がる人工知能(AI)。 AIの成果とその仕組みから、多くの未解決問題、 潜在的な利益とリスク、科学的・哲学的な問題まで、 身近になったAIの現況と見通しを深く掘り下げつつ、 わかりやすく説明した1冊です。 世界的名著『ゲーデル, エッシャー, バッハ あるいは不思議の環』著者の 愛弟子が人工知能の仕組みと実用性を徹底的にやさしく全部教えます! 人工知能に関する本は山のように出ているが、 本書の記述の正確さとわかりやすさは群を抜いている。 解説者が何百冊以上の本を読んで得た人工知能の知識を、 本書1冊を読むだけで得ることができる。 ……本書を読めば人工知能の凄さと脆さがわかる。 「私たちはまだ、はるか、はるか遠くにいる」のである。 松原仁 東京大学次世代知能科学研究センター(AIセンター)教授 本書「解説」から
  • マインクラフト コウモリのなぞ[木の剣のものがたりシリーズ2]

    マインクラフト コウモリのなぞ[木の剣のものがたりシリーズ2]

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,408円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「コウモリが大量にあらわれた……しかもゾンビまで!」5人の子どもたちがMinecraftのゲームの中と外で冒険を繰り広げながら謎に迫る「木の剣のものがたり」シリーズ。イラスト満載のMinecraft公式小説、第二弾です。小学生以上のMinecraftファンに向けて、総ルビでお届けします。
  • パワー・オブ・クリエイティビティ 個性と才能を思いっきり引き出そう!

    パワー・オブ・クリエイティビティ 個性と才能を思いっきり引き出そう!

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,200円 (税込)
    ITの急激な進化などに起因する社会の急速な変化を乗り切るために、 誰しもが持つ「創造力(Creativety)」を発揮する必要に迫られています。 そのために社会や教育を変えていくと同時に、創造力に対する認識をあらため、 充分に発揮する方法を身に付けなければなりません。 その具体的方法を、著者による伝説のプレゼン「学校教育は創造性を殺してしまっている」 (TED再生回数5000万超で断トツ)と同様の、 平易かつユーモアのある語り口でケン・ロビンソン卿が解き明かします。 ■「はじめに ― 第三版発行によせて」から抜粋 (全面的に改訂した第3版を出した)二つ目の理由は、私が過去の版で指摘していた問題の緊急性が下がるどころか、ますます高くなったことです。 世界が複雑になればなるほど、私たちはそこで発生する難問に対処するために、創造性を発揮しなければなりません。 しかし大半の人は、自分には創造力がまったく備わっていないと思いこんでいます。 本書『パワー・オブ・クリエイティビティ』では、「なぜ創造力がそれほど重要なのか」「なぜ人は、自分には創造力がないと思うのか」 「そもそも、人がそう思うようになった背景はどういったものか」「この問題にどう対処すればいいのか」といった疑問の解決に取り組んでいます。

ユーザーレビュー

  • 限られた時間を超える方法

    Posted by ブクログ

    ここ最近で読んだ本のなかで一番知的好奇心をあおられた本。
    オカルトに近いような科学では解明できなかった、意識や時間の感覚、とか、量子で説明できると。
    ちょっと荒削り感はあるが、内容はおもしろい。

    0
    2026年03月09日
  • マッキンゼー CEOエクセレンス 一流経営者の要件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    マッキンゼーのCEOアドバイスを行うチームがまとめた本。

    今年、というか過去500冊超の中で、もっとも付箋を貼った本。備忘録につけたいことがありすぎる。とっても良書で、これならこの値段(定価2,700円)も安く感じる。

    備忘録。
    ・特に日本では、各CEOによる無手勝流経営が多い。

    ・上位2割の高パフォーマンスCEOが在任期間中に実現する総株主利回りは、一般的なCEOの2.8倍。企業の財務的な成功を決定づける要因の45%はCEO。

    ・CEOの6つの責務。方向を定める、組織を整合させる、リーダーを動かす、自身のパフォーマンスを最大化する、ステークホルダーと連携する、取締役会を引き入れる。高パフォーマンスCEOは、6つの中の優先順位はTPOに応じてつけるものの、同時に全てに注意を払っている。

    ・大したことを生み出さないことには余計な時間を費やさず、CEOにしか出来ないことに集中する。

    ・人材紹介会社の調査では、CEOの1年目は上々で、翌年は2年目のジンクス、3年目から5年目は回復するが、6年目以降は気が緩む、と。

    ・著者らが話を聞いたCEOのほぼ全員が、CEOの役目を担う準備が万端だと思っていたが、実際はそうではなかった、と語っている。CEOのプレーブックは存在しない。事前に学べる場はない。成功する方法は何通りもある。

    ・CEOの役目とは、ありとあらゆる矛盾の交差点。短期的成果と長期的成果、過去の尊重と破壊的イノベーション、などなど。これらに見事な折り合いをつけるのがベストなCEO。

    ・成功を収めたCEOたちは、成功の定義や、勝利が何かについての見方を変えてきた。マスターカード社の「現金を絶滅させる」、ネットフリックス社の「映画配給会社のためのグローバルな配信サービス会社」、ベストバイ社の「生活を豊かにするための案内人」、アディダス社「アスリートがより良い成果を出すための商品やサービス提供」など。これらは「純利益を倍にしたい」というのとは周囲の受け止められ方が違う。

    ・流行りのビジョン、使命、パーパスとかは大事だが、それぞれの言葉の意味の違いを、ベストなCEOたちは気にしていない。ベストなCEOたちが大事にしているのは、わかりやすい言葉ではっきりと描かれた会社の北極星。

    ・平均すると、ベストなCEOたちは、年間一件のM&Aを行っている。利益創出において中間レベルのCEOたちは、大胆な取り組みを行わないか、任期終盤にしか行っていない。大胆な取組みを複数行うほど、上位レベルのCEOになる確率が高くなる(大胆な取り組みは百発百中無理)。

    ・ベストなCEOたちは、取締役会で「大丈夫なんですか?」とか聞かれがち。あるベストなCEOは、「本当に大丈夫なんてことは言えません。確実かを確かめる方法などないのだから。だからこそ不安や情報を隠さずオープンにして議論する」と。

    ・書斎にじっと座っててもひらめきは生まれない。あちこちに足を運んで、一見関連性のない事柄の組み合わせから、何か新しい何かを考える。

    ・大胆さと無謀さは違う(難しい‥)。下振れシナリオはしっかり考えておく。最悪のシナリオが起こった時でも大丈夫かどうかを考えておく。そして、自社のオーナーになった気持ちで考える。

    ・CEOが組織を大きく動かそうとしても、組織は少ししか動かない。一見見当違いと思われるほど極端な方向にポジションを取ることで、ようやく組織はCEOが望むレベルで動く。

    ・会社における全体最適とはF1のチームのようなもの。ドライバー、エンジン、タイヤ、スポンサー、などなど。全体で最大の速度を出せるかどうか。

    ・一生懸命作った計画でも、達成できるのはそのうちの3分の1程度、というのが多くの研究の結論。成功の阻む要因の72%は人や文化に関するもの。

    ・組織を変えるには、率先垂範、主語は「私」ではなく「私たち」。

    ・大胆な社内組織変更は大概失敗している(成功しても長続きしない)。ある作家によれば、「混乱、非効率、士気消失、前進している錯覚をもたらす」と。価値を生み出すためのコアな部分、肝の部分の変更に注力すると良い。

    ・優秀な人材に固執しない。適材適所の方に拘る。価値の高い役割がどこなのか明確にする。過去の功労者だが今は低パフォーマーの人の交代を遅らせたことを後悔しているCEOが多い。幹部の交代は思いやりを持ってやらないと、周りはそれをよく見てる。

    ・新任CEOは、しばらくは自分の仮説を検証したいだろうが、組織を変えられるチャンスは着任した時のボーナス期間が最大。

    ・キャタピラーのCEO「私に猛烈に反対すべきと思っているのにそうしない人は反省すべき。そしてそうさせている私自身も反省が必要」。JPモルガンのCEO「貴方が何も尋ねなかったから言わなかった、は許されない。問題があることこそ発信すべき」。

    ・問題を解決するのに最も適したタイミングは、問題を認識した時。

    ・大胆なほどの透明性を選択する。

    ・資生堂のCEO。CEOと取締役の関係は新幹線。CEOは時速300キロで走る。異常があれば即座にストップできる。

    ・人が働く目的の類型。自分自身への金銭的及び非金銭的な報酬、帰属意識、会社のため、お客様のため、世の中のため、の5つ。大半の人はこの全てに意義を見出しているが、優先順位などは人それぞれ。

    ・HP、目標は達成できるもの、戦略は実行できるもの。パーパスは永久に追いかけるものであって決して到達はできないもの。パーパスは変化しないが、変化を促す。

    ・CEOこそが、組織と企業外部を結びつけるキーマン。ステークホルダーとの相互連携を担え。利益を作るのは企業の外(社内で利益は生まれない)。ステークホルダーの「なぜ?」の理解に努めよ。全てのステークホルダーに対して一貫して同じメッセージを伝えよ。その時にしっかりと自信を示す。事実を明確にして希望を与えることだ。

    ・CEOはチームを率いない。チームの報告を受け、全体最適で判断する。余力を持ち、その時間で未来に向けて何をすべきかを考え続ける。

    ・本当の自分を曝け出すのはいいが、その結果周りが不快に思うことはよくない。

    ・CEOのフィードバックのもらい方。「より良くなるにはどうしたらいい?」「変えるとしたらどこでしょう?」「半年前よりよくなったのはなんですか?」「CEOが知っておいた方が良いのに、おそらく知らないと貴方が思うことはなんですか?」などは良い。ダメのは「できはどうだったかな?」とかで、良い反応しかきようがない。

    ・CEO就任直後のリスニングツアー。あらゆるステークホルダーに話を聞く。やめた従業員も。相手の話を聞く。軽はずみに約束をしない。数字もよく確認する。

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    2023年02月18日
  • 教養としてのAI講義 ビジネスパーソンも知っておくべき「人工知能」の基礎知識

    Posted by ブクログ

    AIと世間が騒がれている中で、今現在何が出来て、何が出来ないのか等が分かりやすく書かれている。AIのこれまでの成り立ちと課題も含め網羅的に描かれているので、全体像を把握したいと思うなら読む価値はあると感じた。

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    2021年12月12日
  • 教養としてのAI講義 ビジネスパーソンも知っておくべき「人工知能」の基礎知識

    Posted by ブクログ

    AIの歴史、構造についてざっくり知れた。

    内容の中心にあるのは、「AIは魔法でも万能でもない」という視点だ。AIは大量のデータと統計的手法によってパターンを学習する存在であり、人間のように意味を理解したり価値判断を行ったりしているわけではない。そのため、AIの判断には偏り(バイアス)が入りうること、また人間が前提条件や目的を誤れば、結果も容易に誤ったものになる

    また、AIは個別の専門的作業には非常に強い一方で、それらを横断的に組み合わせて意味づけることができないという限界である。AIは、与えられた目的や条件のもとでデータを処理し、最適解らしきものを導き出すことは得意だが、「なぜそれを行うのか」「複数の文脈を踏まえてどう判断すべきか」といった総合的な思考はできない。つまり、AIは部分最適には強いが、全体最適や価値判断には関われない存在だと説明される。

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    2026年01月02日
  • 深海の地図をつくる 五大洋の底をめぐる命がけの競争

    Posted by ブクログ

    こんな仕事あるだ!と世界の奥深さを知る。そしてロマン。でも、限られた富裕層の情熱により前に進んでいる感じに、世の中からの関心の低さも感じたり。海底の地形図は25パーセントしか解明されていない。海の底は謎だらけ。

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    2025年12月22日

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