ジョン・ハートのレビュー一覧

  • 川は静かに流れ
    親友のダニーからの電話でアダム・チェイスは故郷に帰ることにした。五年前、妹の誕生パーティの夜、男が殺され、継母によってアダムの仕業だと証言された。判決は無罪だったが、父は再婚相手の言葉を信じ、アダムに家を出るよう命じた。五年ぶりに帰った故郷は原発誘致の騒ぎの渦中にあった。賛成派と反対派とは敵対し、農...続きを読む
  • 終わりなき道
    五年ぶりの長編だが、ジョン・ハートの作品だという先入観がなかったら飛ばし読みで終わっていたかも。評価は甘め。

    刑事が絡んでいるふたつの殺人事件という特異な設定でスタートする。この事件を軸に進んでいくのだが、のろのろの蛇行運転で徐々に暗さが増してくる。登場人物に共感できない点と、破綻していくストーリ...続きを読む
  • ラスト・チャイルド 上
    12歳の主人公ジョニーが1年前に行方不明の妹アリッサを探し続ける。妹が行方不明になったことで父親がいなくなり、母親は酒と薬に溺れ、地元実業家ケンに囲われる。あまりに不幸な少年がオートバイ事故を引き金に妹の行方を追う糸口が見え始める。別の少女誘拐事件の犯人の判明により、過去の事件が明らかになっていく。...続きを読む
  • ラスト・チャイルド 下
    誘拐事件の犯人が大量殺人を犯していたことが判明し、謎の大男フリーマントルの素性が明らかになっていく。
    最後に妹アリッサの事件の謎が解決するがいろんな知り合いが事件にかかわっており、暗鬱な気分になる。
    話しの展開は面白く、裏をかかれた結末になっており、一応ハッピーエンドらしく終わっているが、人間不信に...続きを読む
  • ラスト・チャイルド 下
    ジョン・ハートのラスト・チャイルドを読みました。

    ジョニーは13歳、1年前に誘拐された双子の妹アリッサを探し続けています。
    妹が誘拐されてしまったあと、父親は失踪し、母親は薬物依存症になってしまいます。

    しかし、ジョニーは自分の信念をまげずにアリッサを探し続けます。
    担当警官のハントはジョニーと...続きを読む
  • ラスト・チャイルド 上
    ジョン・ハートのラスト・チャイルドを読みました。

    ジョニーは13歳、1年前に誘拐された双子の妹アリッサを探し続けています。
    妹が誘拐されてしまったあと、父親は失踪し、母親は薬物依存症になってしまいます。

    しかし、ジョニーは自分の信念をまげずにアリッサを探し続けます。
    担当警官のハントはジョニーと...続きを読む
  • 川は静かに流れ
    立て続けに読んだ北欧ミステリーも家庭崩壊が著しく、しかも何とも共感しにくい描かれ方ばかり(同じような崩壊状況とその理由)。でも、この家族の物語は、単純そうでいて複雑な関係がかなり綿密に描かれていて読み応えがある。途中で挫折しなければ…。

    長いうえにかなりの忍耐を必要とした。『ラストチャイルド』も忍...続きを読む
  • 川は静かに流れ
    どうしてもミリアムに同情しちゃう。目の前で愛する人が他の人を愛しているのを見せつけられるのって拷問だ。恋人より父親の方が傷つけていたんだろう。ジャニスが偽証したのって、ちょっと考えれば、愛する者を守るためってのは気づけた筈。アダムも父親もその可能性考えなかったのかな。嘘を吐きながら、アダムにあんな態...続きを読む
  • ラスト・チャイルド 下
     誘拐されたといわれる妹の事件当時の状況と、突然失踪した父親の不可思議な行動が後半、解き明かされる。それにしても上下巻2冊で700ページは少し盛り過ぎだと感じる。なので星3、5
  • ラスト・チャイルド 上
     双子の妹がある日、突然誘拐されることで少年ジョニーの人生が一変する。娘の誘拐事件で母が心を病み、それに耐え切れず父が失踪する。そんな環境にも負けず、ジョニーは誘拐犯を特定するために周囲を調べ歩く日々が続くのだった。妹が誘拐され、1年が経とうするある日、近所で少女の誘拐事件が発生、ジョニーが目星をつ...続きを読む
  • 川は静かに流れ
    この人の書く話(というか人物造形)は、よくも悪くもワンパターン。
    それがツボにはまるとすごく好きなんだけど、いまいち入り込めない話だと、そのワンパターンが鼻についてしまう。

    主人公は弟妹思いの最強お兄ちゃん。
    威圧的な父親、心を病んだ母(または主人公に近しい女性)。一方的な暴力を受ける少女がいる一...続きを読む
  • アイアン・ハウス (下)
    どうやって纏めるのかと思っていたが少し安易では?
    映画化したら面白いかも。
    サスペンスではあるがミステリーではない。
  • ラスト・チャイルド 上
    ジョニーの双子の妹 アリッサはどこへ?
    上下巻の長編の割には最後の真相がオーソドックスであまり驚きがない。
    現代でもありがちな事件
  • ラスト・チャイルド 下
    面白かった。

    ジョーディマディオに憧れてと、スタンドバイミーと、グリーンマイルの合わさった匂いがした(笑)
  • アイアン・ハウス (下)
    殺し屋のマイケルが愛する女のためにマフィアを抜けようとするが、組織と戦う羽目に。弟も標的となったために、訪れると情緒不安定になった弟と昔孤児院にいた苛めっ子が死体を発見する。
    ハードバイオレンスとサイコが盛り沢山。何となくオチは予想通り。
  • アイアン・ハウス (下)
    マイケルが再会した弟・ジュリアンは作家となるも深く心を病んでいた。
    ジュリアンの周りで見つかるいくつもの死体。犯人はジュリアンなのか?謎は交錯していく。

    意外と言えば意外なオチではあったけれど、そこへ行き着くまでのそれぞれの葛藤がもっとあればよかった。そしてジョン・ハートはそれができる作家だと思う...続きを読む
  • アイアン・ハウス (上)
    凄腕の殺し屋マイケルは恋人の妊娠を機に組織から抜けようとする。
    マイケルを手放したくない組織は、彼の生き別れの弟を標的にすると脅すが…。

    マフィアの血の抗争というのがまず大変苦手でして。
    この先にジョン・ハートならではの人間ドラマが待っていると知っていても読み進めるのが辛かったです。
  • ラスト・チャイルド 上
    1年前に双子の妹が誘拐された兄、少年ジョニー。事件後に、父が失踪し、母が薬物におぼれる中、失われた妹=幸福な生活を取り戻すため、怪しい人の地図を作成し、一つずつしらみつぶしに調査していた。その調査には、彼の親友であり、妹が誘拐されるシーンを見ていた少年も付き添っていた・・・。
  • ラスト・チャイルド 下
    妹を探す少年ジョニーと、事件にのめり込み家庭が壊れた担当刑事、もう一つ発生した誘拐事件と、次々に出来事が発生し、物語が急展開する。最後のどんでん返しまで、一気に読んでしまう作品。

    アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞、英国推理作家協会賞最終週スリラー賞受賞
  • ラスト・チャイルド 上
    妹が誘拐され、そのショックで父は失踪、母は薬物依存で地元の有力者の食い物になってしまった一家。13歳の少年が一人、妹がまだ生きていることを信じて絶望的な捜索を続ける。