ジョン・ハートのレビュー一覧

  • 終わりなき道

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    五年ぶりの長編だが、ジョン・ハートの作品だという先入観がなかったら飛ばし読みで終わっていたかも。評価は甘め。

    刑事が絡んでいるふたつの殺人事件という特異な設定でスタートする。この事件を軸に進んでいくのだが、のろのろの蛇行運転で徐々に暗さが増してくる。登場人物に共感できない点と、破綻していくストーリーに閉口したが、それでも読めてしまうのがこの作者のスゴさなのだろう。既読作品でも同じようなことを感じてたので、これはもう相性ですな。

    原題は『贖罪の道』。被害者であり加害者でもある人物たちが背負う罪。そこから逃れられずに、赦しを乞うことも与えることもできずに苦悩する姿が痛々しい。それぞれが隠し続け

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    2016年09月01日
  • ラスト・チャイルド 下

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    誘拐事件の犯人が大量殺人を犯していたことが判明し、謎の大男フリーマントルの素性が明らかになっていく。
    最後に妹アリッサの事件の謎が解決するがいろんな知り合いが事件にかかわっており、暗鬱な気分になる。
    話しの展開は面白く、裏をかかれた結末になっており、一応ハッピーエンドらしく終わっているが、人間不信になりそうな読後感で何とも言い難い。

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    2016年08月16日
  • ラスト・チャイルド 上

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    12歳の主人公ジョニーが1年前に行方不明の妹アリッサを探し続ける。妹が行方不明になったことで父親がいなくなり、母親は酒と薬に溺れ、地元実業家ケンに囲われる。あまりに不幸な少年がオートバイ事故を引き金に妹の行方を追う糸口が見え始める。別の少女誘拐事件の犯人の判明により、過去の事件が明らかになっていく。
    ストリーの展開に引き込まれるがあまりに悲惨な境遇の少年と障害のあるその友人をメインにして話しが進むのでちょっとやるせない気分になる。

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    2016年08月16日
  • ラスト・チャイルド 下

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    ジョン・ハートのラスト・チャイルドを読みました。

    ジョニーは13歳、1年前に誘拐された双子の妹アリッサを探し続けています。
    妹が誘拐されてしまったあと、父親は失踪し、母親は薬物依存症になってしまいます。

    しかし、ジョニーは自分の信念をまげずにアリッサを探し続けます。
    担当警官のハントはジョニーとその母親の助けになりたいと行動していきますが、成果があがりません。
    そして、ジョニーの探索の結果、隠されていた事実が現われてきます。

    文体がちょっと変で、誰が何をしているのかがすっと頭に入ってこないので読んでいていらいらしました。
    訳が悪いのか、もともとの文体が悪いのか。

    謎解きはそれなりに面白

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    2015年05月23日
  • ラスト・チャイルド 上

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    ジョン・ハートのラスト・チャイルドを読みました。

    ジョニーは13歳、1年前に誘拐された双子の妹アリッサを探し続けています。
    妹が誘拐されてしまったあと、父親は失踪し、母親は薬物依存症になってしまいます。

    しかし、ジョニーは自分の信念をまげずにアリッサを探し続けます。
    担当警官のハントはジョニーとその母親の助けになりたいと行動していきますが、成果があがりません。
    そして、ジョニーの探索の結果、隠されていた事実が現われてきます。

    文体がちょっと変で、誰が何をしているのかがすっと頭に入ってこないので読んでいていらいらしました。
    訳が悪いのか、もともとの文体が悪いのか。

    謎解きはそれなりに面白

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    2015年05月23日
  • 川は静かに流れ

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    立て続けに読んだ北欧ミステリーも家庭崩壊が著しく、しかも何とも共感しにくい描かれ方ばかり(同じような崩壊状況とその理由)。でも、この家族の物語は、単純そうでいて複雑な関係がかなり綿密に描かれていて読み応えがある。途中で挫折しなければ…。

    長いうえにかなりの忍耐を必要とした。『ラストチャイルド』も忍耐を要したけど、本書は主人公の短気ぶりにも苛立たされる。5年前の事件があるからこその同情や共感ではなく、5年前の事件があるからこそ、もっと上手く立ち回ればいいのに、と何度も思わされた。そんな調子で長々と続くものだから、途中がちょっと辛い。おまけに途中があれだけ長いのに、最後がかなりあっさりしていて、

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    2015年04月14日
  • 川は静かに流れ

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    ネタバレ

    どうしてもミリアムに同情しちゃう。目の前で愛する人が他の人を愛しているのを見せつけられるのって拷問だ。恋人より父親の方が傷つけていたんだろう。ジャニスが偽証したのって、ちょっと考えれば、愛する者を守るためってのは気づけた筈。アダムも父親もその可能性考えなかったのかな。嘘を吐きながら、アダムにあんな態度を取れるなんて、怖い女だ、ジャニスは。

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    2015年04月03日
  • ラスト・チャイルド 下

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     誘拐されたといわれる妹の事件当時の状況と、突然失踪した父親の不可思議な行動が後半、解き明かされる。それにしても上下巻2冊で700ページは少し盛り過ぎだと感じる。なので星3、5

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    2013年10月10日
  • ラスト・チャイルド 上

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     双子の妹がある日、突然誘拐されることで少年ジョニーの人生が一変する。娘の誘拐事件で母が心を病み、それに耐え切れず父が失踪する。そんな環境にも負けず、ジョニーは誘拐犯を特定するために周囲を調べ歩く日々が続くのだった。妹が誘拐され、1年が経とうするある日、近所で少女の誘拐事件が発生、ジョニーが目星をつけていた犯人宅で偶然、少女と遭遇し事件は犯人が死亡するという結末を迎えるのだが・・・下巻につづく

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    2013年09月21日
  • アイアン・ハウス (下)

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    どうやって纏めるのかと思っていたが少し安易では?
    映画化したら面白いかも。
    サスペンスではあるがミステリーではない。

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    2013年02月01日
  • ラスト・チャイルド 上

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    ジョニーの双子の妹 アリッサはどこへ?
    上下巻の長編の割には最後の真相がオーソドックスであまり驚きがない。
    現代でもありがちな事件

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    2012年09月11日
  • ラスト・チャイルド 下

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    面白かった。

    ジョーディマディオに憧れてと、スタンドバイミーと、グリーンマイルの合わさった匂いがした(笑)

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    2012年05月13日
  • アイアン・ハウス (下)

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    殺し屋のマイケルが愛する女のためにマフィアを抜けようとするが、組織と戦う羽目に。弟も標的となったために、訪れると情緒不安定になった弟と昔孤児院にいた苛めっ子が死体を発見する。
    ハードバイオレンスとサイコが盛り沢山。何となくオチは予想通り。

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    2012年05月12日
  • ラスト・チャイルド 下

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    妹を探す少年ジョニーと、事件にのめり込み家庭が壊れた担当刑事、もう一つ発生した誘拐事件と、次々に出来事が発生し、物語が急展開する。最後のどんでん返しまで、一気に読んでしまう作品。

    アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞、英国推理作家協会賞最終週スリラー賞受賞

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    2012年02月14日
  • ラスト・チャイルド 上

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    1年前に双子の妹が誘拐された兄、少年ジョニー。事件後に、父が失踪し、母が薬物におぼれる中、失われた妹=幸福な生活を取り戻すため、怪しい人の地図を作成し、一つずつしらみつぶしに調査していた。その調査には、彼の親友であり、妹が誘拐されるシーンを見ていた少年も付き添っていた・・・。

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    2012年02月14日
  • ラスト・チャイルド 下

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    下巻。あっと驚くどんでん返し、といったところはない。家族を再生しようとする少年や、子どもを守ろうとする父親や、家族の物語。一本調子でストーリーは進むので、移動中などに読むにはよい。■闇は人間の心に巣くう癌だ “darkness is a cancer of the human heart”

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    2011年08月07日
  • ラスト・チャイルド 上

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    妹が誘拐され、そのショックで父は失踪、母は薬物依存で地元の有力者の食い物になってしまった一家。13歳の少年が一人、妹がまだ生きていることを信じて絶望的な捜索を続ける。

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    2011年08月07日
  • ラスト・チャイルド 上

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    海外作品は苦手なんだけど、週刊ブックレビューで見て面白そうだったので。はじめはとっつきにくかったが、途中から引き込まれた。続きが気になり一気に下巻へ。

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    2010年12月14日
  • ラスト・チャイルド 上

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    双子の妹の誘拐事件をきっかけに、家族が崩壊した哀れな少年。妹を見つけ出し、家族の再生を夢見て闘い続ける姿が健気で、胸が打たれる。

    キャサリンやハント刑事、リーヴァイなど、他の登場人物がどのように交差し、そしてどのような結末を迎えるのか非常に楽しみだ。

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    2010年12月13日
  • ラスト・チャイルド 上

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    コテコテの洋物ミステリー。

    なんというか、大味なんですよね。
    なかなか惹きつけられるシチュエーションがなく・・・

    うーむ、下巻に期待しましょう。

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    2010年08月11日