ジョン・ハートのレビュー一覧

  • キングの死
    ネットで見かけて。

    情ない男の話がうだうだと続くので、
    直接話し合ってきちんと確認しろよ、といらいらすること請け合い。
    最終的に、
    強烈な父親(=キング)の亡霊から、自立できて良かったが。

    スコット・トゥローの再来と言われているそうだが、
    同じく面白くなかった意味で、再来なのかも。
  • 川は静かに流れ

    面白い

    この著者の作品は、読みやすくて面白いと思います
  • 川は静かに流れ
    前作同様、家族が中心に進むお話。
    テンポも展開もよく一気に読んだけれども、事件そのものがすっきり解決するわけでなく、家族や人間の赦しというものがメインにきている気がする。
    アダムもロビンも心が広過ぎ…。
  • 終わりなき道
    いちいち攻撃的な口調の主人公エリザベスを好きになれなかった。しかし物語の面白さと奥深さには脱帽。登場人物の一人ひとりが息づいている。
  • 川は静かに流れ
    アダム・チェイスは殺人の容疑で拘留されるが、結果として証拠不十分として無実となる。が、狭いコミュニティの中で立場を回復する事は叶わず、失意のうちにニューヨークで新たな生活を送っていた。
    それから5年後故郷に居る親友のダニーから連絡有り、苦境を救うために帰って来て欲しいと言うのだった。その場では断るも...続きを読む
  • キングの死
    ぬおー!ジョンハートの作品をここの所読み続けて3作目。今回が最も読むのが辛かった。面白く無かったのか?とんでもない。とても面白かったし、今の所ジョンハートに駄作無し状態です。

    あらすじ

    主人公ワークは専制君主の成り上がり弁護士の息子。ある日、妹が同性愛者である事を知った父が、妹と階段で言い争いを...続きを読む
  • ラスト・チャイルド 下
    13歳のジョニーの双子の妹が行方不明になったことで、母は人が変わったように泣き暮らし、父も失踪してしまう‥しかし、ジョニー少年は決して諦めませんでした。周りからおかしくなったと言われても独自のやり方で妹を探すのでした。そして、この事件に関わったハント刑事も個人的な動機を上司や同僚から勘ぐられながらも...続きを読む
  • 川は静かに流れ
    殺人の疑いをかけられ無実になったものの、追われるように故郷を捨てたアダムが5年ぶりに戻った。故郷は原発誘致で二つに分かれ、父のジェイコブは農場を売却しないことから嫌がらせを受けていた。自身嫌がらせを受ける中、兄弟のように育った、農場監督の娘グレイスが暴行を受けた。やがて、その犯人と目される、アダムの...続きを読む
  • 川は静かに流れ
    チェイス家の人々 という純文学?舞台がロシアだったら、チェイスの兄弟?もう少しスピード感があったらと思うけど、一気に読めた。
  • キングの死
    主人公の思い込みで取り返しがつかなくなって行くストーリーが斬新。最後の真相が判る展開に多少物足りない感じがしたが、でも良く出来ていると思う。
  • ラスト・チャイルド 上
    誘拐された双子の妹。彼女がいなくなってから一年を経過するが、あきらめずに一人探す少年ジョニー。事件後に崩壊した家庭が元に戻ることを願いながら。

    家族の再生のために一人で行動する少年の気持ちが胸に迫る。
    孤独の戦いを強いられるジョニー、さらに仕事を越えて私的感情のままに事件を追う刑事ハント。彼ら...続きを読む
  • 川は静かに流れ
    殺人容疑で無罪になった後、故郷を追われていた主人公が舞い戻ってきた際におこる様々な事件の話。読後感はラストチャイルドに近く、ミステリーを読んだというよりは家族の物語を読んだという感じ。前半からぐいぐいつかんでくる。後半は若干失速する。原書で理解できればもうすこし評価が上がったと思う。
  • ラスト・チャイルド 上
    やや長い感じがする。あとがきにもあるが、純粋なミステリーというよりは家族の物語。悲惨な事件が続くが読後感は悪くない。次から次と事件がおきて複雑になっていくが、訳が分からなくはならない。複雑に絡み合っているように見えた伏線が実はまったく関係なかったという結末も現実味があって良い。
  • 川は静かに流れ
    近年注目を浴びる気鋭の米ミステリ作家:ジョン・ハート。
    本格推理というより、人間模様に重きを置いたサスペンスという意味では、名匠:ロス・マクドナルドの系譜上に位置するかもしれない。
    ロス・マクの境地に到達するにはまだ早い(だって1965年生まれだもん)けれど、まだまだたった4作。これからの熟成に期待...続きを読む
  • 川は静かに流れ
    アダムは5年前、継母の証言により殺人事件の犯人として起訴された。無罪となったものの、町の人達の目は冷たく、家族との縁を切ってNYへと去った。しかし、今、嘗ての親友の電話が彼を故郷へと呼び寄せた。しかし、そこで再び殺人事件が起き、周囲は彼に疑いの目を向け始める…。
    いや、分厚い作品ですが、一気に読ませ...続きを読む
  • 川は静かに流れ
    久しぶりに正統派なミステリーを読んだなと。
    故郷を追われた主人公が、時を経て生まれ育った町に帰る。そこで事件にまきこまれるのだが。
    故郷には昔からの人間関係が良くも悪くも存在し、場所を離れてもそれまで築いた関係は自分の中に残っている。それが自分にとっての故郷なのだと再認しました。家族、友人・・大切だ...続きを読む
  • アイアン・ハウス (上)
    読み進めるにつれ引き込まれました。下巻を早く読まなければ!まだまだ謎が多くて色んな事が同時に起こっているのでどうなって行くのか期待大です。
  • 川は静かに流れ
    読者をグイグイ引き込む筆力があります。但し、謎解きとしては意外性なし。家族の愛想を描いたドラマとしては素晴らしいです。読んで損なし。
  • アイアン・ハウス (下)
    ジョン・ハートの4作目。
    上巻ではエレナをあっさり手放し過ぎたのが気になったが、下巻の盛り上がりで巻き返したか。
    ただ、別人格で殺人ってちょっとズルいかな。
    ノンストップなストーリーではあるけれど。
  • ラスト・チャイルド 下
    余りにつらい現実を描いている。そして大量の死者。
    一読、救いのない物語だが、死者がいて生者がいる。生者は死んだ人の為に生きていく。それでも生きていく。一流のスリラー、本格ミステリーでありながら、文学的でもある。