ジョン・ハートのレビュー一覧

  • キングの死

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    面白かった。
    前半は相変わらずかったるかったけど、後半一気に畳み掛けられた。
    あと、マックスがワークに犬を返す下りが気に入った。

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    2012年06月02日
  • ラスト・チャイルド 下

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    謎解きというより、意外なラストに向けてひたすら読み進めたくなる構成力が圧巻。本作でも存分にその魅力を味わうことが出来ました。

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    2012年04月20日
  • ラスト・チャイルド 上

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    ジョンハート3作目。
    ここでもやはり、底辺にあるのはミステリを絡めた家庭模様。メインテーマは変えずに、それぞれに内容の濃い、ボリュームたっぷりの長編を楽しめる。本作でもやはり、新たな謎が続々生まれてくる、テンポの良さが素敵。

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    2012年04月20日
  • 川は静かに流れ

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    処女作同様、家族間の確執を絡めた長編ミステリ。新たな真実と次に沸き起こる疑問のバランスが気持ち良く、一気に読み通せる内容でした。

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    2012年04月12日
  • アイアン・ハウス (下)

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    正直評価に困る。上巻は星五つで傑作の予感すらあったのだが、下巻の後半から急降下。そんなこんなで諸々が相殺されて結局こういう評価に落ち着いたのだが…。

    今回のテーマは親子ではなく兄弟。いつものハート節は鳴りを潜め、サスペンス色を前面に出したスピードある展開で一気に駆けて行く。端々でのざっくり感はあるものの、ハートのサスペンスもなかなか面白いなと後半に期待してると、急カーブで景色がガラッと変わってくる。

    物語としては徐々に破綻してくるのだが、色んな不良箇所をごった煮して、家族というテーマで料理してしまう手腕はあざといのか鮮やかなのか、もう何が何だかよくわからない。ある程度の速度を保ちつつも、そ

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    2012年02月25日
  • キングの死

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    初ジョン・ハート。
    いわゆる謎解きミステリ的要素は少なかったから、普通の“読み物”として満喫。尺もちょうど良くて、綺麗にまとまっていたから、読後感も良かった。翻訳ぽさもほとんど感じず、違和感・抵抗も少なかったし。
    面白かったです。

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    2012年02月13日
  • アイアン・ハウス (下)

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    別れて成長した兄弟が再会したとき、弟が住む上院議員の邸宅の敷地から次々と死体が発見される。死体は兄弟が育った孤児院で弟をいじめていた連中で、主人公の兄が謎を解き明かしながら、二人が再出発するために行動する。
    連鎖する子供の虐待と虐待による心の病、兄弟、親子の絆が物語の核になっている。

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    2012年02月11日
  • アイアン・ハウス (上)

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    アメリカ ノースカロライナの山中にある孤児院で育った二人の兄弟が、孤児院での事件から、主人公の兄は殺し屋として、弟は上院議員の養子になり作家として別れて成長する。
    兄が恋人の妊娠を契機に足抜けしようとして、二人とその周囲の人々に事件が発生し、それを切り抜けていく。
    かなり凄惨な場面もあるが、孤独な主人公が新しい生活を夢見て、強い意志で行動するところに感銘する。

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    2012年02月11日
  • キングの死

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    分厚さから敬遠してしまったけれど、久々に読み応えがある一冊だった。こりゃ「ラスト・チャイルド」も買わねばならぬ。

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    2012年01月19日
  • ラスト・チャイルド 上

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     本書はジョン・ハート作品の3作目。相変わらず、情念のこもった作品を描く。ユーモアは欠片もない。粘着質の男たちが煩わしく感じるくらい、脇目も振らず一直線に行動する。行動のエネルギーとなっているのは愛情。一途さに、人間の愛情とはいったい何に裏打ちされているのだろう? という疑問も湧いた。事件をきっかけに、愛する人を守ろうとする者たちがもがき苦しみながらも進んでいく姿を克明に描く、上質なエンターテインメント作品だ。愛情の裏表、様々なかたちを提示し、読む者に熟考を強いる。気合を入れて読みたくなった。

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    2011年09月30日
  • ラスト・チャイルド 下

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    ネタバレ

    最新版のこのミス第一位、ということで楽しみに読み始めたが、ちょっとできすぎというか、子どもがやりすぎる・怖すぎるというかで、あまり楽しめませんでした。でも力作と思います。翻訳も自然な感じでよかったです。

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    2011年07月11日
  • ラスト・チャイルド 上

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    2011年このミス1位の文庫化上巻。主人公は13歳なのに、車は運転するし、銃は持つ。う~ん。。。アメリカって怖いところだな。。。

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    2011年06月19日
  • キングの死

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    すっかりファンになってしまいましたジョン・ハート!!
    どうしてミステリとして完璧なのに小説としても完璧なのか…こういうのを読むと絶対小説家になれないなぁととほほになってしまいます。

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    2011年03月30日
  • ラスト・チャイルド 上

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    双子の妹アリッサが行方不明になって1年。
    少年ジョニーは探し続けている。
    近くで捕らわれのまま生きていると信じて。
    10歳ぐらいにしか見えない13歳の男の子の頑張りように応援せずにはいられません。
    娘を一人にしたと妻に責められた父は出奔、母キャサリンは酒浸りとなり、言い寄ってきた金持ちの男ケンの言うなりに。
    調査に当たった警官クライド・ハントもまた、人生を狂わせていた。
    あまりののめり込みように半年で妻が去り、高校生の息子アレンとは上手くいかない。
    同僚にも半ば引かれている有様だったが…
    ここへ来て新たな展開が?
    同じ学校の少女ティファニーが行方不明に。
    事故現場に行き合ったジョニーは、倒れて

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    2011年02月07日
  • キングの死

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    「川は静かに流れ」「ラスト・チャイルド」が好評なジョン・ハートのデビュー作。
    主人公は弁護士ジャクソン・ワーク・ピケンズ。
    父親エズラは高名な弁護士でやり手だったが、成り上がりで品がなく、家では暴君。強烈な人間だった。
    家で家族が口論中に、母親が転落死して1年。
    父エズラは母の葬儀の後に行方不明になっていたが、とうとう遺体が発見される。
    母の死に責任を感じての失踪という可能性もあったのだが、射殺されていたのだ。
    知人に頼み込んで発見現場に入れて貰うワーク。
    父と仲が悪かった妹のジーンがやったのではと悩む。
    女性を蔑視する父親が原因で心を病んでいたジーンは、病院で知り合った女性アレックスと暮らし

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    2011年01月21日
  • ラスト・チャイルド 上

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    前作「川は静かに流れ」も良い小説であったが、
    本作も非常に優れた品質の作品。
    プロットが素晴らしく、
    一気読みさせられてしまう。
    不安、恐れ、悲しみ、葛藤、
    信頼、愛情、友情、赦し。
    様々な感情を追体験する、
    ミステリの範疇を超え広く愛されるであろう作品。

    早川書房創立 65 周年 & ハヤカワ文庫 40 周年記念作品。

    2010 年 アメリカ探偵作家クラブ賞(MWA賞)長編賞受賞作品。
    2009 年 英国推理作家協会賞(CWA賞) イアン・フレミング・スチール・ダガー賞受賞作品。

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    2010年09月18日
  • ラスト・チャイルド 下

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    「あの子を見つけた」大怪我を負った男、リーヴァイ・フリーマントルは言った。ジョニーはその言葉を信じる。一方、ハント刑事は、服役囚バートン・ジャーヴィスの、事件への関与を探るうちに、大量の死体を発見する。静かに、しかし物語は大きく転換していく下巻。少年たちの未来が明るいことを祈ります。

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    2011年12月31日
  • ラスト・チャイルド 上

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    「キングの死」でデビュー、「川は静かに流れ」が、日本でも評判をよんだジョン・ハートの第三作。双子の妹が誘拐され、父も失踪。まもなく母親は薬物におぼれるようになり、地元の実業家が家に出入りするようになる。すっかり崩れてしまった家族。ジョニーは妹の行方を追い続けるのだが。ポケミスと同時発売。文庫上下巻と同価格というのが面白い。でも、ポケミスのイメージとはちょっと違う作品なのではないかと思ったりもします。下巻に続く。

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    2011年12月31日
  • キングの死

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    『川は静かに流れ』が秀逸だったジョン・ハートのデビュー作。普段行かない町の本屋で発見してやっと読むことができました。貧困層からのし上がり弁護士として地位と財産を築いた父親は異常な支配欲で家族を自分の意のままに操ってきていたが、妻の死んだその日に失踪。一年半が経過したある日弁護士事務所を継いだ息子ワークは父の死体が発見されたと告げられ、ある理由から妹が犯人ではないかと危惧して、、、。とても面白かったのですが、期待があまりに大きすぎたのとあと設定がつらかったので★は4つ。

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    2010年03月28日
  • 川は静かに流れ

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    ネタバレ

    故郷を追い出され逃げるようにニューヨークで暮らしてきたアダム。突然の旧友ダニーからの電話で助けを求められ、5年ぶりに故郷に帰ってきた。淡い期待と怒りを胸に。だが彼が直面したのは自分を人殺しとして扱う人々の冷たい視線、頑なな父、敵視する継母、機嫌の悪い恋人や幼馴染。さらに、アダムが再会した直後に幼馴染が何者かに暴行され、やがて殺人事件まで起きてしまう。そして彼を呼び出した当の友人は行方不明なままで…。年末年始にかけて良い作品に当たったなぁというのが読み終わった直後の感想。ストレートな感情表現がアメリカらしく、家族や恋人たちとの絆が中心に描かれている。「アメリカ探偵作家クラブ賞」受賞作品とのことだ

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    2012年03月05日