片山ユキヲのレビュー一覧
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ネタバレハナちゃんと満里子さんの同居生活がスタート。
満里子さんのいたずらを大目に見るハナちゃんの度量の広さに
感心する。
その新居にてクリスマスイヴパーティーが開かれる。
火野葦平の『皿』をみんなで群読する。
就活中で気力をなくしていた山吹さんは群読中に我と向き合い
見出していく。
『何かの理由で捨てた情熱、何かの理由で持ち続けることは
叶わなかった熱情。
でも、たとえあなたがその情熱を忘れても、情熱の側は
あなたのことを忘れはしない。』
心に響きました。
そういえば藤色朗読教室の前にいた引っ込み思案な人は
新メンバーとして次回登場するのでしょうか?
気になる・・・・。 -
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正直いまの自分に重ねてしまって心がえぐられるようでした。
倍返しだっ!。初っ端から始まる満里子とハナの共同生活。最近ハナちゃんのスペックはストップ高なのに対して、満里子はダダ下がりっぱなしですね、今回の生活はひどいというレベルを越して生活できねぇだろこいつと思わせてくれるほどでした。そりゃハナに本音で喋ってって言われたら数千倍にして返されますよ。だけど、そんな2人でも一緒に生活して楽しそうなのがとても微笑ましい2話でした。
あなたの時間に価値はありますか。今回の朗読は落語にもある皿屋敷のお菊もでてくる火野葦平の河童曼陀羅の1篇「皿」。皿を追い求める亡霊であるお菊と河童の情熱を山吹と谷 -
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朗読のステップ4。朗読の技術もさることながら今回はキャラの心理描写が色濃く出た感でした。花の迷いと満里子の決意、今思う自分の気持ちを込め宮沢賢治の「おきなぐさ」を朗読する。
ステップ4の真髄。第6巻から課題とされている「立体的な場面」の表現方法。人との対話における欠かせない要因「間」がその鍵だったとは思いつきませんでした。今回のおきなぐさでの賢治の問いかけととてもマッチしているテーマだと思いました。他にも小さなアリからみた視点における表現、観念的視点の変換、真っ赤な天蓋のシーンなどどれをとっても唸る演出でした。物語の賢治との対話と聞いてくれる人との対話、それらすべてを取り持つ「間」。本当 -
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小学生の時の教科書に載っていた 宮沢賢治の「やまなし」。
何度読んでも全く意味がわからなくて、(確か、先生も意味を教えてくれなかった)だから、ずっと、宮沢賢治が好きではなかった。
最近この「花もて語れ」を、いろんなところで目にしだした。
「“朗読コミック”とはなんなんだ?!朗読をどうマンガにできるのか?」という疑問をいだき、購入した。
そうだったのか!「やまなし」って、そういうお話だったのか!
途端に私の中で宮沢賢治への評価が変わった(苦笑)。
朗読の素晴らしさは実感している。
同じ本でも、自分で黙読したときより、誰かに読み聞かせてもらったときの方が強く心に響くときがある。
一番強く感じたの -
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入院のお見舞いに友人が持ってきてくれたのがこの「花もて語れ」の既刊3冊。タイトルだけは聞いたことがあるものの内容については知らず、興味をもって読み始めたらストライクな内容。選んでくれた友人に感謝感謝大感謝。
主人公は就職したてのOLで、第0話では幼少の頃のお話。引っ込み思案でおとなしい女性が、朗読をきっかけに変わっていく内容のようだ。
実は近年、自分でも朗読をやる機会をもちたくて、いろいろと調べ物をしたり本を読んだりしていた。シンクロニシティというか、まさにいいタイミングで読む機会に恵まれてうれしい。この本には朗読協力・朗読原案として東百道という専門家が参加していて、朗読に関するノウハウが