片山ユキヲのレビュー一覧

  • ふろがーる! 2
    全編幸せ。テーマや起承転結に無理に結びつけず、ただお湯を享受する気持ちよさに特化した強さ。どっちがどうという意味じゃなく『のの湯』との類似性は強くあり、共存共栄してほしい。
  • 花もて語れ 4
    『トロッコ』は昔から嫌いだった。可哀想で泣いてしまうから。今日も泣いちゃった。ちっ。(2016-10-18L)(2017-04-23)
  • 花もて語れ 13
    「週刊ビッグコミックスピリッツ」で、長期連載されていくのかと楽しみにしていたのに、これが最終巻ですか・・・。

    幼くして両親を亡くしてしまい、引っ込み思案な女の子だったハナが当時 教育実習生であった折口先生から言われた言葉。

    『きっと伝わる。伝えたい気持ちがあれば。』

    このメッセージの集大成、見...続きを読む
  • 花もて語れ 4
    芥川のトロッコをどう主人公が読んでいくか、に焦点が当てられる。
    朗読の方法だけでなく、トロッコについての読み解き方の参考にもなるとおもった。
  • 花もて語れ 12
    子供の頃から人付き合いが苦手な、ハナと五十土さん。
    ハナは他人を恐れて、空想の世界へ逃げ込んでしまうクセがある。
    五十土さんは、家では現実から空想の世界へ逃げ込むけれど、現実から逃れられない学校では、周りの人間をよく観察してきた。

    そんな似た者同士のような二人だが、朗読劇をする時に違いがでてくる。...続きを読む
  • 花もて語れ 13
    無事完結ー。
    週刊連載に移った頃、流れが一瞬止まって、進行がだらだらになったときは(やべえこの週刊なのにくどくどしいこれは師匠の悪い癖が)と思いましたが、最終巻の淀まなさといったら。
    ずっとこうだったらよかったのに。
  • 花もて語れ 13
    どんな作品でも、最終回前の方が盛り上がって面白いことが多いですが、この作品もその例から漏れませんでした。この巻はお話を終わらせるための、最後の一筆という内容でしたが、もちろん蛇足にはなっておらず、良い作品として完了しました。音を漫画にするというと音楽がぱっと思い浮かびますが、音楽よりもさらに表現が難...続きを読む
  • 花もて語れ 2
    朗読マンガ。
    でも、朗読マンガというよりは、解釈ウンチクまんがだと思ったりもします。

    実際の朗読は、マンガからは聞こえてこないから、それをなっとくさせるための「解釈」なんだろうなぁと思います。

    本当のところは、解釈がちゃんとできたとしても、朗読までには、深い溝があるような気がします。
  • 花もて語れ 1
    朗読マンガ。

    これは、藤田 日和郎が、ツイッターで感想を語っていたのをみて購入。
    なかなか、楽しかったです。

    朗読というよりも、物語の解釈論な感じです。
  • 花もて語れ 1
    絵は個人的には、イマイチ…というか、すみません、あまり魅力を感じなかったのだが、朗読というほとんど知られていないジャンルの手引書としては、うってつけだと思う。

    朗読の手法から学ぶことも多い。視座とか初めて聞いた。勉強になる。

    朗読してみたくなるマンガ。
    本を読む大切さを、マンガで説かれる矛盾…本...続きを読む
  • 花もて語れ 11
    朗読をモチーフにしたコミック。
    この11巻は朗読コンクールにて主人公・ハナが発表するシーンが主です。
    課題作品は坂口安吾の『風博士』。
    この作品を朗読することの中にハナの気持ちの整理がきっちりとつけられた。

    ありのままの自分でいられる人は強い人。
    裸の自分になれる人は強い人。
    だから私は強くなる。...続きを読む
  • 花もて語れ 2
    テーマは朗読。本を読むのは、多分に個人的な経験だと思っていたけど、声に出して読むことで周囲に伝播する。視野が広がり、新しい可能性を感じる良作^_^
  • 花もて語れ 10
    折口先生と藤色先生の関係を思いきって聞いてみるハナちゃん。
    二人の間柄の真相が明らかに!
    その二人と昔、三角関係だった謎めいた新キャラが登場。

    次号、待ちきれませーん。
  • 花もて語れ 9
    朗読の世界を漫画で描くという、音を画で表現する種類の漫画です。
    なので、もちろん漫画の画力が素晴らしい作品なのは言うまでもないのですが、
    私がこの作品で一番面白いと思っているのは、良く知っている有名作家の有名な小説の新しい読み方を教えてくれる所。「作家が主人公の視点で語っている」「作家が物語の中に入...続きを読む
  • 花もて語れ 9
    ハナちゃんと満里子さんの同居生活がスタート。
    満里子さんのいたずらを大目に見るハナちゃんの度量の広さに
    感心する。

    その新居にてクリスマスイヴパーティーが開かれる。
    火野葦平の『皿』をみんなで群読する。
    就活中で気力をなくしていた山吹さんは群読中に我と向き合い
    見出していく。

    『何かの理由で捨て...続きを読む
  • 花もて語れ 9
     正直いまの自分に重ねてしまって心がえぐられるようでした。

     倍返しだっ!。初っ端から始まる満里子とハナの共同生活。最近ハナちゃんのスペックはストップ高なのに対して、満里子はダダ下がりっぱなしですね、今回の生活はひどいというレベルを越して生活できねぇだろこいつと思わせてくれるほどでした。そりゃハナ...続きを読む
  • 花もて語れ 1
    朗読の漫画があるなんて、ビックリ‼
    声に出して読むことは大切と思っていたけど、他人に大きな影響を与えるとは思っていなかった。どうしても歌には負けてしまうと。二巻以降が楽しみです!
  • 花もて語れ 6
    宮沢賢治がテーマということで、わたしの地元のいい風景がふんだんに盛り込まれていて嬉しい限り。ストーリーは心を締め上げるような切なさだけど。
  • 花もて語れ 6
    週間連載になって、やや長めのストーリー展開になっている。間延びした感じはあまり無いのだが、密度を保ってほしいと思う。
  • 花もて語れ 7
     朗読のステップ4。朗読の技術もさることながら今回はキャラの心理描写が色濃く出た感でした。花の迷いと満里子の決意、今思う自分の気持ちを込め宮沢賢治の「おきなぐさ」を朗読する。

     ステップ4の真髄。第6巻から課題とされている「立体的な場面」の表現方法。人との対話における欠かせない要因「間」がその鍵だ...続きを読む