片山ユキヲのレビュー一覧

  • 花もて語れ 5
    相変わらず面白いです。
    本巻から週刊連載になったので、ちょっと仕切りなおしです。
    そして絵も変わりました。
    ハナちゃんが下膨れのチンチクリンじゃなくなりました。
  • 花もて語れ 5
    今回の話は
    「ごんぎつね」と太宰治の「黄金風景」
    「ごんぎつね」は本当に何十年ぶりに触れたのだろう。
    やはり人生の折に触れて、再び感じる作品はまた違う思いがあると思います。
    太宰治の「黄金風景」は本当に朗読、声に出して読むことの大事さを表現してくれているのだと思う。
    小説の読み方は人それぞれ違いがあ...続きを読む
  • 花もて語れ 1
    小学生のころに習った宮沢賢治の「やまなし」
    クラムボンがなんなのか、私も判らなかった。
    内気で自分の思いを上手に伝えることのできない佐倉ハナが朗読に出会い、成長していく(であろう)物語。

    小さいころは音読が当たり前だった。
    小学生のころ「感情移入が上手だ」と、音読をほめられたことを思い出す。
    そし...続きを読む
  • 花もて語れ 1
    おそらく日本初となる
    本格朗読漫画です♪


    たまたま本屋で
    綺麗な表紙に惹かれて手にとったけど
    こんな漫画があるなんて
    いやぁ〜もう
    ビックリです(^O^)


    声に出して本を読むことの
    素晴らしさや面白さを
    見えない声を絵で表現し、

    あったかい笑いを交えた漫画で
    教えてくれます。


    知識を...続きを読む
  • 花もて語れ 1
    宮沢賢治「やまなし」は、むか~しどこかで読んだ微かな記憶がありました。
    こんな深い内容だとは思わなくて、いろいろ気付かされた。
    このやまなしのくだりは、何度読んでも涙。
  • 花もて語れ 4
    表現するということは何か。それをどのようにコントロールするのか。テーマは深い・・・。いろいろ教えられるものがある作品。週間連載になるようだが、クオリティは落とさないで欲しい。
  • 花もて語れ 4
    物語はそこに書かれたモノだけでなく、
    行間・視点の転換それぞれを
    注意深く読んでいくことで
    よりその話の深い思いまで共感させてくれる。
    四巻まできて、より一層次の話が見たい。

    結局今回も読んでいきながら、
    自然と涙が出てくるのはなんでだろう。
    本当に良い作品。
  • 花もて語れ 4
    『トロッコ』の読み解きに「すごい!」と驚くが、その読解が朗読場面に一層臨場感を生み、朗読する物語までをも感動的にする。ますますすごい!
  • 花もて語れ 4
    よく「映像化不可能と言われた○○がついに映画化!」なんてコピーを見るけどCG技術の進歩で恐らく作れない映像なんてもうないだろう。むしろ本当に「映像化不可能」なのはこういう作品なんじゃないかと戦慄すら覚えながら絵に釘付けになった。漫画だけにできる表現がここにある。
  • 花もて語れ 1
    「朗読」をテーマにした漫画。

    「普段の話声は小さくて、会社では失敗ばかり」の22歳の新卒女性が主人公なので個人的には感情移入しやすい。
    1巻の後半では、宮沢賢治の『やまなし』を題材としており、その解釈についても深く考察されているので読みごたえがあった。

    朗読の技術についても触れられているが、朗読...続きを読む
  • 花もて語れ 1
    とよ田みのる先生のtwitterをきっかけに知り、1~3をまとめて購入して一気読み。

    かつて、気持ちが沈んで仕方のなかったころ、放送大学やNHKといった落ち着いた雰囲気の音源を求めていたのですが、ある日たまたま朗読の音声ファイルをUPしているサイトを見つけてしばらく聞いていました。

    そのとき朗読...続きを読む
  • 空色動画(3)
    レトの台詞「創作とは…楽しい」にこの物語のすべてが詰まってる。ほかにも心に残る言葉はたくさんあったけど。すてきな青春物語だった。
    「つくることは楽しい」は、「花もて語れ」とも共通のテーマ、かな?
  • 空色動画(2)
    「今のこのキモチ ひとりでは味わったことがないから(略)私はがんばる」。流されがちだったヤスキチが、雨の中自分を奮い立たせてかけずり回って。青いけど羨ましい青春だなと思う。いいなあ。
  • 花もて語れ 3
    「花さき山」
    セリフ・間・聞き手・行間いろんなものを教えてくれる。
    これまで読んできた本達を繰り返し読見返して朗読してみたいと思わせてくれる。本当にいい作品。
  • 花もて語れ 2
    やまなし・春と修羅・ぼろぼろな駝鳥・花さき山
    「やまなし」と「ぼろぼろな駝鳥」の最後が本当に良い。
  • 花もて語れ 3
    「花咲き山」の物語に重なる天城姉弟のエピソード、満里子が父親にハナを連れてきてくれてありがとうって言うシーン。もらい泣きばかり…。ハナと満里子のコンビがすごく好きになりました。ストーリーも折口先生が動き出して続きが気になるところ。
  • 花もて語れ 3
     なるほどーセリフとは何か、また一つ朗読の奥深さを知りました。セリフの受けての感情まで朗読で表現するってのはすごい、そしてどの相手に対して言ってるか意識する。すべての文字に意味があるっていうのがすごい伝わってきた巻でした。
  • 花もて語れ 3
    圧巻の表現力と構成力。日常シーンの暖かさと厳しさが朗読場面で凄まじい激しさのカタルシスを迎える! このマンガは笑顔がとびきり優しい。
  • 花もて語れ 2
    心が熱くなる「朗読マンガ」待ってた2巻。「やまなし」を読み解くことで長年の親子の間のわだかまりを溶かすハナちゃん。友達(ライバル?)を得て本格的に朗読の道へと……という本編。薄墨で描かれた「やまなし」と、現実世界の登場人物とが同じ画面にいることで、密接に関係しあう「お話」と「親子の思い出」にすごく思...続きを読む
  • 花もて語れ 2
     1巻でも面白いテーマだなと思ってましたが2巻でさらに加速しました。朗読という耳だけで聞くものを視覚的にどう見せるかという課題は余裕でクリアしてるし、マンガでしかできない表現になっててすごい。今回のヒキである「花さき山」の課題も気になる。何はともあれ本当に面白い作品だと思います。