小林エリコのレビュー一覧

  • この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

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    生活保護の生活、決して楽になるわけではないから生きるのって大変だ。ドロップアウトした人のその後の話って、あるようでないからとても興味深かった。編集の仕事が合っているから復職できたのだろう。小林さんが今後は自殺未遂しないで生きていける、そんな余裕がある生活を送れていることを願った。

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    2025年12月03日
  • この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

    匿名

    購入済み

    凄い物を読んでしまった

    この本に出会えて良かったです。

    #泣ける #タメになる #共感する

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    2025年10月10日
  • 私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに

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    小林さんが自分の半生を振り返った自叙伝。暴力を振るう父にそれを耐える母。そして性暴力をしてくる兄。破綻した家族のもとで居場所を必死に探していた。家族の関係が上手くいっていない上に、学校にも馴染めない生活。自分の居場所なんてどこにもなかった。小林さんは構ってほしさから自殺を試みたのではなく、孤独でこの世界では生きられないから、違う世界で生きるために自殺を試みていたのかなと思ったら。凛子ちゃんとのお話、痛いほどよくわかる。自分と相手の気持ちが必ず同じとは限らず、近づきすぎると離れていってしまうのが友達。ずっと味方でいてくれるのは家族だななんて思うのだが、小林さんの場合、家族は自分を苦しめる存在だっ

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    2025年05月30日
  • この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

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    生活保護って人間の尊厳を奪っていくんだなと思いました。
    人間は一定の尊厳を持って、社会に必要とされることで生き延びられるのだなと思いました

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    2023年12月28日
  • 女編集者残酷物語(この地獄を生きるのだ)

    購入済み

    未遂後の悲惨な世界

    ブラック企業での低賃金、長時間労働の末、心が折れて自殺を試みた話。発見されて命は取り止めたが、医者に勧められて精神病院に。精神科のデイケア、障害者手帳の申請、生活保護の申請。社会復帰を願う著者にとって、これらの環境がいかにハードルが高く、絶望的で、さらに精神を病むことになるのか。読んでいて呆然となります。精神を病んでいると診断された患者がどのような扱いを受けるのか。それこそ長い刑期の受刑者と同じような境遇のように感じました。自殺未遂は健康保険が効かない。でも生活保護を受けていたら治療費を支払わなくて良い。著者が再度(再々度?)の自殺未遂から救命され、治療費を払わなくて良いことを知ったところで、

    #ダーク #泣ける #シュール

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    2022年05月16日
  • 私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに

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    小林エリコさんの本はいままでほとんど読んでいるし、『精神病新聞』も読んでいたんだけど、この本にたどりつけてよかった!
    私はこの本の祥子さんのような立ち位置の人間なのですが、エリコさんのように悩んでいたはずの親友のことを気がつけなったことは、ずっと後悔している。でも、それに気がつけないのが私であり、だから仲良くいられたのかもしれないなとか、エリコさんの本を読むといろいろ考える。彼女と一緒に『車掌』も読んでいたので、なおさら。

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    2022年02月05日
  • 女編集者残酷物語(この地獄を生きるのだ)

    購入済み

    おもしろい

    編集者として働く大変さを書いた本なのかと思ったら、生きる苦しみを綴った話だった。何度も自殺しようとして、それでも生き残ってしまい、生きなければいけない。あなたより不幸な人はたくさんいる、という言葉はなんの意味も持たない。私もそのような時期があったが、何とか持ち直した。作者は幸せになれたのだろうか?

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    2021年04月24日
  • 生きながら十代に葬られ

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    「死にたくなった人」の処方箋を探して。

    前著『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』に感銘を受け、購入しました。

    前著が"大人時代の苦しみ"をテーマにしていたとすれば、本書は"子供時代の苦しみ"を描いた作品です。

    著者が子供時代に受けた悪魔のような所業を読み、人を社会的弱者に追いやるメカニズムを垣間見た気がしました。

    そんな中、著者を救ったのは、"苦しみ"を歌うアーティストであり、いのちの電話であり、友達とのつながりだったように思えます。

    人とのつながりが大切だというのは、テレビ番組でも

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    2020年12月30日
  • 家族、捨ててもいいですか?~一緒に生きていく人は自分で決める

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    "家族のことは大嫌いだったけれど、今の私はあの家族がなければ形成されなかっただろうと思う。"
    (p.221)

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    2020年05月20日
  • この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

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    主人公は、うつ病から、精神障碍者として認定を受け、生活保護へ。

    当事者にならないとわからない、マイノリティーとしての心境が、ヒリヒリしながら、同時に淡々とつづられている。
    読んでいる側はぐいぐい惹きこまれる。

    また、精神障害のケア団体の拝金主義的な活動や、生活保護への暴力的なネットでの中傷など。
    弱者へ対する攻撃的な世間への恐ろしさが感じられた。

    仕事をするとは、社会と関係を持つこと。
    関係をもてなくなり、どんどん社会から離れていく。
    認めてもらうために歪な状況に迷い込んでいく筆者。
    最終的な自殺未遂の数々。

    途中ではたと、筆者自身で気づく。
    自殺未遂をしていたのは、誰かにかまってもら

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    2020年02月02日
  • この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

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    ネタバレ

    僕は精神病に興味がありますし、貧困にも興味がありますが、この著書はビジネス系のウェブサイトに寄稿していた著者小林エリコさんの記事を読んで知りました。

    序盤読み進めることが辛くなってしまい途中で辞めようとも思いましたが、最終的になんとか読み切れました。とてもいい本でした。

    著者自身のこれまでのことを書いている内容です。

    就職の失敗、自殺未遂、生活保護、貧困ビジネス、再就職の過程です。

    人間誰しも負のスパイラルに巻き込まれるとなかなか抜け出すことが大変ですが、著者はなんとか踏ん張ったわけですね。
    本当によかったね。と言ってあげたいです。

    貧困には経済的な意味合いがまずありますが、それだけ

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    2019年10月06日
  • わたしはなにも悪くない

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    「深い思索に裏打ちされた体験記は、どんな専門書よりも参考になる」に尽きますね。現在の社会は余裕がなさすぎるのか、弱者が弱者を非難したり、弱者が自己責任と思い詰めることが多すぎ。こういうエッセイで蒙を開かれる人が多くなることを期待しています。

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    2019年07月12日
  • わたしはなにも悪くない

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    「精神疾患も自殺未遂も生活保護も自己責任ですか?」と目立つ帯。加えて、親子関係の問題、周囲の偏見や幼い頃からのイジメ体験、と多重な苦労を経てきた著者のエッセイ。サバイバルしてきた人だけに、これまで出会った人や体験の良いところも悪いところも冷静に述べられている。精神科病院の問題や生活保護の問題については体験した人だからこそ言えることで考えさせられる。ダルクの体験やべてぶくろ、当事者研究など当事者としての体験は勉強になる。色々な問題が重なり援助者としても絶望感を感じることもあるが、回復している人の話を聞くと希望が見える。回復者だけでなく援助者にも参考になる本だと思う。

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    2019年05月19日
  • この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

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    一気に読んでしまった。高校の時から精神科に行っていた、ということは若干のうつ傾向などがあったのでしょうか。それがブラック企業に勤めるまでは発病せず…しかし、人間以下に見なされる(と筆者とネット民は思っている)生活保護と、(病むか死ぬまで)休むことを許されないワープア。働く機会があって脱出できた筆者ですが、それは無理無理無理と筆者の足を引っ張り続けた病院と生活保護課。うーん…とにかく、実例は役立つと思いました。

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    2019年01月18日
  • この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

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    ネタバレ

    体調悪く、働けない日々が続きこの先どうするか。絶望感の中読んだ。
    生活保護について、実体験の文章から色々考えさせられる。
    捨て身にならず、できる事は、やり続けていかなくては。と思えた本でした。

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    2018年12月08日
  • この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

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    この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。小林エリコ先生の著書。精神障害や貧困に苦しむ人、家族や周囲に精神障害や貧困に苦しむ人を持つ人にとっては元気がもらえる一冊のはずです。何気ない日常生活を平穏に過ごせることは何よりも幸せなことなのかもしれません。

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    2018年09月28日
  • この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

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    ネタバレ

     ご自身の体験記で貧困や精神障害が、血で書かれたようなすごい迫力で圧倒される。生活保護を受けていても気高さを失わないところが素晴らしかった。この本と、スピリッツで読んでいる柏木ハルコさんの『健康で文化的な最低限度の生活』と今読んでる途中の鶴見済さんの『0円で生きる: 小さくても豊かな経済の作り方』を合わせて読むと、全部うまく回りそうだ。

     特に精神病のクリニックで、薬の業者が来た途端診断がうつ病から統合失調症にされてしまうのがひどかった。経済に食い物にされてしまう恐ろしさがあった。

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    2018年01月12日
  • この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

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    近所の知り合いに長いこと躁うつ病の息子さんがいた。いじめが原因だったようだが、詳しくは聞いたことはない。その子が何かと働きたい、働きたいっと言っていたのを思い出す。作業所がつまんない、もっとお金をもらいたいとも言っていた。作業所ではいくらもらえるの?と聞いたら、100円くらいだと言っていた。そんなこともあるのかと、これまたよくは聞かなかったけど、仕事らしい仕事ではないのだなと思った。

     この本を読んで心の病気をもつ人たちに対しての、自分を含めた世間の目、行政の手がいかに冷たいものかがわかった。

     仕事したいって言ったって、病気なんだから無理でしょ? 病気直すのが先決でしょ? と声には出さず

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    2018年01月25日
  • 私がフェミニズムを知らなかった頃

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    意識していなかった日常の違和感をぐさぐさ刺される感じ。著者もグサグサ刺されながらこうやって言語化できるようになったのだと思った。
    「フェミニズム」というように考え方、感じ方に名前がついて客観視できるようになることは良いことだと思った

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    2025年11月17日
  • この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

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    5年ぶりの再読。
    生活保護廃止決定!のシーンは何度読んでも胸が震える。
    著者の努力で打ち破った保護下の生活。
    精神障害者は就労率が低く、犯罪予備軍という偏見がある。
    精神を病み役所へ生活保護申請をしようものなら厄介者扱いされ、冷たくあしらわれる。

    困窮生活時代に万引きしたことを時効にせず、後に謝罪するところは立派だ。
    自身の労働で生活出来るようになっても、過去の罪と向き合う。
    それは昔の自分を捨て去ることではなく、受け入れようとすることなのだ。

    しかしこの本の中で、役所の人間の生活保護者に対する接し方が惨いのには驚いた。
    それほどろくでもない当事者が多いのだろうか。
    パチンコ、酒、ギャンブ

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    2025年03月04日