小林エリコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一人で生きていくにはどうしたらいいのか、いつもそればかり考えていた。しかし、答えは見つからなかった。
自分の中に閉じ込められていた言葉が解放されていく。私はたくさん話し、語ることによって自分の形を取り戻していった。
死ぬということは自分の命を失う以外にも、新しい人との出会いや、未来の可能性を捨てる行為だ。
人間が自分の寿命を決めるのは良くないよ。
強さだけを求めて生きる生き方は、どこかで絶対に転げ落ちる。
何も生産せず、ただ遊んでいたあの時代を無駄だったとは思えない私がいる。
これから先の人生も絶望や裏切りが待ち構えているだろう。けれど、その横に何か素敵な贈り物がそっと置かれている。
存在するのが辛い場所からは早く逃げるのがいい。それが無理だとしたら、少し我慢して時間が経つのを待つといい。そのうちに周りの環境が変わり、いつの間にか違う場所に立っているというのはよくあることだ。
私たちの人生も進んでいないように思えても、実際は次々と姿を変えて進んでいる。そして、足元の世界はどんどん広がっている。生き続けることで、新しい人と出会うことができ、新しい喜びが生まれる。そして、気が合う人との出会いはそれだけで生きる勇気になる。
自分がどんな人間かというのは、人と対話し、関わり合うことで見えてくるもので、一人だけでは自分が何者なのか、どうやっても見えてこない。見えたとしても、大きく見えすぎたり、小さく見えすぎたりして、正確な形にならない。他者と語り、価値観を分かち合い、世の中の出来事を共有し合うことで、私たちは社会的な人間になることができる。
未来というのは誰にも中身がわからない。未来の箱を開けても丸めたティッシュや食べ終わったお菓子の袋くらいしか入ってない可能性もある。しかし、よく探せば輝くような何かが入っているかもしれない。
ゆっくりと一歩、また一歩と歩き出す。この世界には、まだ光り輝く何かが眠っているのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレところどころ、読むのが辛いと感じた。筆者の辛さが理解できる訳ではない。
理解できる、と感じるのはおこがましい。
ただ筆者の親への感情は私も家族に持たれている感情だと感じる。
私が家族に対して幸せに感じていた感情を、相手である家族は覚えていないかもしれない。私が家族に対して憤りを感じていたことを、相手である家族は覚えていないかもしれない。
だから、相手である家族が感じた憤りを私が自覚していないかもしれない。
どんなに家族が相手に対して尽くしたとしても、それが生命を維持するために不可避だったとしても、相手である家族から、どのように評価されるかは分からない。
家族の絆とか、家族なんだから…という言葉に疑問を持っているが、家族とは、きれいなものばかりではなく、清濁併せ持つものと、私は思っている。家族でも、相手に期待しすぎてはいけない。
筆者の家族は離れて正解だったと、何の責任もない他人である私はそう感じる。けれども、どこかでメディアに露出するようになった筆者を、離れてしまった家族である筆者の父や兄が見ていてくれるだろうか、と感じることにも理解は出来る。
行きたい学校に行かせてもらえなかった、と言ったり、何度も自殺未遂を図ったり…
それでも、やはり筆者は家族に期待しすぎているのではないだろうか、と感じることもあるのだ。 -
購入済み
知らない世界でした
この漫画の内容だけでは残酷という言葉と結びつかない感じがします。ですが雑誌編集の世界の過酷さを知ることが出来ました。内容は現実味があり引き込まれます。人間生きるとは大変です。