荒井良二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本の女の子のように、うつくしいものに目が行って、それをうつくしいと思える世の中であり、自分であったらいいなと思った。
今、一時的に学校に勤務しているが、一見大人しく優しそうな子供たちの心が、実は割と刃を人に突き刺しているのを感じて、何を見てもうつくしいと思えなくなってきた。荒んでいる子供に関わろうとしても、ハラスメントだなんだと騒ぎ立てられそうで、結局何もできず、介入しなければ寄り添えず愛情も沸かず、悪循環なのが情けない。そして、そんな世の中に絶望してしまう。
こんなふうにうつくしいものをうつくしいと感じられる世の中であって欲しい。