大田黒奉之のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
信念を貫く。
フィル・ナイトがナイキを起こし、ここまでの企業にのし上げた話し。
1962年にMBAの起業家授業の宿題のために作ったアイデアが1980年に上場までする。
実に18年の軌跡が、失敗も実名での批判も込で書かれた、本当に創業者しか書けない話し。
とにかく資金繰りと戦い続けていたのが本当に印象的。金のためではなく、勝利ということにフォーカスし続けた。
ほんとに長い旅だと思う。長い旅を、ゴールラインのないマラソンを走り抜けて今のナイキがある。
仲間を信頼し放任というスタイルで導いたというよりも一緒に駆け抜けていくナイトの焦りや信念をフツフツと感じられる。
そして日本人だからこそ面 -
Posted by ブクログ
「経営者」を育てるキャリア・プロセスの本。日本にはほとんどないジャンル。日本の経営者は、社内選抜が基本で「調整型の経営者?」が「世襲」で選ばれる。欧米のようなプロの経営者は選ばれないし、育たない。そもそも日本に「プロの経営者」の概念はあるのか?
1.長期的視点 経営する上で最も重要なものだが、この能力を獲得するのは難しい 目の前の短期の数字に振り回される
2.リーダーの危機管理 ブレずに価値観を持ち続ける
3.人的投資が最優先 組織の成功は人材次第
4.上司は「ビジョン」と「思いやりの心」をもち、「人間的」であれ ざっくばらん・とっつき易い
5.プレゼンは「物語」
6.戦略を勉強し、応用する -
Posted by ブクログ
筆者のフィル・ナイトという人は、ナイキの共同創業者の一人である。本書は、フィルがナイキを立ち上げ、世界的な企業に育て上げるまでの物語を、フィル自身が書いたものである。
フィルがスタンフォードのMBAを取得しビジネスを始めたのは24歳の時。当初からナイキブランドの靴を売っていたわけではなく、まずは、日本の靴メーカーであるオニツカの製品をアメリカ西部で売ることからビジネスを始めている。それからナイキブランドを立ち上げ、大きな成功を収めるまでのことを物語として語っている。ナイキという会社のビジネス成功物語というよりは、フィル自身の青春時代からの成長物語であると言った方が適当かもしれない。
ナイキを成 -
Posted by ブクログ
なんだろう。自己啓発本とも違うが、凄く心に響くというか、生き方に影響を与えてくれるし、考えさせられる本だった。レールの上を走るような人生ではなく、何かを成し遂げたいと思った時に、その判断ができるだろうか。勇気や努力、言い換えると、行動力や執念、信念や執着心が必要だ。また、本著のアレックス・バナヤンは、両親や祖母から、医療の道やせめて修士課程までは、との期待を自ら突き破り決断する。自分のような若者の為に、成功者たちにインタビューを。
しかし、必ずしも上手くいかない。どうやって突破する事ができるのか。その解決策は、メールや電話のかけ方のようなテクニックだけではなく、人を頼る事。頼るためのセルフプ -