岡本千紘のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
読んでよかった!
どっぷりジャパネスク世代です。
氷室先生が亡くなり、続きは諦めてましたが…
こんな形で楽しめるなんて!
どのお話も各々に楽しめて…
中でも、瑠璃姫と高彬の10年後の結婚生活「女郎花の宮」…ちょっとハラハラしたけど、大団円で楽しめました。
ちゃんと瑠璃姫一筋で子沢山て、それっぽーい!鷹男の帝も相変わらずで、嬉しかったし。
でも一番好きなのは、煌姫が大活躍の「ジャパネスク・ネオ!」ですね。
ドタバタ感も今まで縁の姫達の登場も楽しいし、瑠璃姫の命の恩人である煌姫の行く末も納得の結末に大満足でした!
大好きな山内センセや後島センセには、各々のお話に挿し絵いれて欲しかったくらい… -
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購入済み
天然人外タラシ(ただしイケメンに限る)。藤原頼光の部下で四天王の一人渡辺綱が主役。あやかしの類いに絡まれやすい体質のせいで女性に縁がなくなってしまった残念なイケメン主人公がお気の毒ですが、美麗な人外の相棒君とのやり取りとか妖魔退治とか平安を舞台にした物語が雰囲気があって魅力的。続くが出たら嬉しいです。
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購入済み
ジャパネスクよ永遠に
夢中になって読んだ学生時代にいっきに戻れました!氷室冴子さんが亡くなってもこんな風に作品が残っていくことに感動です。瑠璃姫始めそれぞれのキャラクターが活き活きと描かれていて懐かしいかったです。是非続きを書いて下さい。
彰姫が後宮に入ってどんな事件が起こるか想像するだけでワクワクします。
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ネタバレ 購入済み
懐かしいだけでなく楽しみました
ジャパネスクは全巻文庫で購入すみで、トリビュートは思わず買った
作者の方々のジャパネスク愛が伝わります
登場人物の年齢設定が合わない話が減点ですが、
それ以上に良かった -
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Posted by ブクログ
清瀬駅、鎌倉高校前駅、下灘駅、京都駅。
それぞれの駅にまつわる心優しいアンソロジー。
清瀬駅以外は、美しい風景も目に浮かぶようで、疲れた心にはとても染みる。
手に取った理由はほしおさなえの作品が収録されているからで、それ以外の作家さんは初読み。
そして、意外にもほしお作品以外がとても良かった。
特にお気に入りは下灘駅を舞台にした「どこまでもブルー」。
作品にも描かれているが、鉄道ファンならば知らない人がいないと言ってもいいくらい絶景の下灘駅。
その下灘駅を日常的に利用する地元の人に移る観光客の描写が絶妙だったが、後半描かれる主人公の亡くなった母の想いがとても切なかった。
「クジラ・トレイン」以 -
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Posted by ブクログ
みなさんすごいわー。
ああ、あの「ジャパネスク」の世界が現代によみがえったわー、という。
そりゃ各先生の筆致とか特徴あるし、まんま氷室冴子先生というワケではないのでしょうけれど(そして誰も「真似る」ことは求めてない)、世界観のようなもの、ベースとなる方向や位置があの世界なんですよねー。
空気感っていうか?
その後の瑠璃姫と高彬の結婚生活を描いた岡本千紘せんせの「女郎花の宮」も良かったけど、しかし煌姫のあの頃と変わらない活躍を描いた松田志乃ぶせんせの「ジャパネスク・ネオ!」が好きかなー。
煌姫のグイグイ感が楽しいw
それとやぱし「ジャパネスク」といえば山内直美せんせの画っていう部分も大きいと -
Posted by ブクログ
4つの駅を舞台とした、4つの心温まるストーリーが楽しめます。東京、神奈川、愛媛、京都の駅です。私はこの舞台となった駅のうち2つには行ったことがありますが、2つは駅名すら知りませんでした。
そんな私でも4つのストーリーは全て楽しむことができました。知っている駅では「そういえばそんな立地だったな」や「その気持ちわかる」といったような地元あるあるが楽しめましたし、知らない駅では未知の場所、でもそこにいけば確実にある場所の風景を想像して楽しめました。
感動的なストーリーやホッとする結末が中心です。悪く言えば大どんでん返しもない、特別な設定もない平凡なストーリーですが、私はこういったジャンルの -
Posted by ブクログ
ネタバレ話としてはとても地味ながらも、丁寧に描かれているので、その地味さが堅実さとなって好みでした。
ハラハラドキドキではないねですが、慎ましい謹子の手仕事と相まってしみじみといいなぁと噛み締める物語でした。
が、このお話の山は謹子と真幸のすれ違いと、実家を出し抜いて結婚を成就させることのふたつなのですが、すれ違いは丁寧に丁寧に書かれているのに対し、結婚はあっけない!
あと3倍のボリュームは欲しかった!
染め物の描写も細やかで、物語自体も突飛なところがなく進んできていたので、終盤が少し呆気ない。予定調和であっさり着地してしまったのが本当にもったいない。
前半が良かっただけに惜しいという気持ち