池上彰+「池上彰のニュースそうだったのか!!」スタッフのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第三次世界大戦勃発の蓋然性はかなり高まっていることが理解できた。何よりも怖いのはロシアの核である。ウクライナを支援しなければならない。しかしロシアを追い詰めすぎると窮地に追い込まれたロシアが核のスイッチを押すことも十分考えられる。そうすれば人類は未だかつてない核戦争に突入しその結果は誰にも想像がつかない。
台湾有事についても深く考えさせられる。台湾有事は日本有事だ。中国が台湾に侵攻すれば沖縄から米軍が台湾近海に出動する可能性が高い。沖縄に中国軍が攻撃を仕掛ける可能性も高まる。中国が台湾統一を果たした場合次に狙うのは尖閣諸島だ。台湾の情勢を日本人は見逃してはならない。 -
Posted by ブクログ
日本はロシア、中国、北朝鮮という、独裁政権の核保有国を3つも隣人に抱える非常に地政学的なリスクが高い国だということを改めて思い知った。日本国民にはイマイチこのあたりの知識や危機感がない気がするので、もっと日本の抱える地政学的リスクを認識する必要があるだろう。ロシアウクライナ戦争も対岸の火事ではない。もしロシアが戦力を残してウクライナに圧勝したらどうなるのか。ロシアと北方領土問題を抱える日本にもその牙が向けられないという保証はどこにもない。またロシアの侵攻の成功は中国の台湾侵攻をトリガーしかねない。そうすると日本の尖閣諸島や沖縄も危ない。もっとアンテナを高くして各国の思惑について理解しておく必要
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Posted by ブクログ
小中学生から大人まで、わかりやすく世界情勢を解説してくれる池上さんに脱帽。
1ヶ月で決着が着くと言われたロシアのウクライナ侵攻も、気がつくと1年以上経過してしまった。
当初は驚きと不安と怒りでドキドキしたものだけど、今や世界の紛争の一つになってしまったように感じる。
世界情勢を考える時、いつも学校のクラスみたいだと思う。
横暴な子、狡猾な子、気が強い子、ノーと言えない子、虐められる子、無関心な子、優等生タイプの子、目立たない子、などなど。
なんとかまとめる先生は世界で言うと国連か?
そんな国連が機能しない話も出てきて、読み終わると、今後平和的に解決する見込みがなさそうで、自分は結局何もでき -
Posted by ブクログ
恥ずかしながら現代史については知識が乏しく、現在の世界情勢がどうしてこうなっているのかは全く自信がないので手に取りました。
地政学についての入門書も少し前に読んだので、より理解が深まりました。
世界の様々な問題が、なぜ起こっているのかよくわかりました。
米露・米中関係(ロシアのウクライナ侵攻、米中新冷戦、東西冷戦)、イスラム情勢、世界経済(中国、日本のバブル、リーマンショック)、世界の軍事力について
など、重要な項目がおおかた網羅されている印象です。
それぞれの問題が日本にどのように関係してくるのかまで解説されており
日本人だから関係ない、とは言えないんだな、関心を持ち続けることが大切な