池上彰+「池上彰のニュースそうだったのか!!」スタッフのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレお金について改めて学びたいと思い購入しました。経済や投資、税金等について書かれています。また、普段生活する中でのお金の疑問についても書かれているため、豆知識の要領で学ぶこともできます。また、ページ数もそれほど多くなく、非常に読みやすいなと感じました。自分はビールが好きなのでよく買うのですが、購入額の約40%が税金というのは驚きました。
細かい不満として、本書の締めが原発・核で終わるところです。内容としては電気代のくだりから原発の話になり、核燃料の廃棄場について続いて締めになります。いや、これはこれで勉強になったのですが、お金について学びたいと本書を購入をしたので、最後までお金について書いて欲しかったなと少しモヤッとしながら読み終えました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本では2022年春以降、物価高に直面している。原因はロシアのウクライナ侵攻(2022年2月)と急激な円安(2022年3月)。原材料費や輸送費が高くなると、人件費を削減せざるを得ない。これだけでなく、以下の背景もある。
・日本の平均年収が424万円と低く(韓国よりも低い)、給与がアップしていない。
・日本にはGAFAが生まれなかった
・世界で勝負して勝つという意識が弱かった(過剰品質に向かう)
日本はGDP世界3位の経済大国というが、ひとりあたりで見ると28位。平均給与が低いからIT技術者やアニメーターは他国に逃げる。日本はアジアの下請けになりつつある。
景気が良くならない3大要因は、①少子高齢化②お金を使わない(内部留保。アメリカでは内部留保に課税するので株主に還元)③企業が稼げない(日本人が意地悪=他人の足を引っ張る=新しいことをするとバッシング)(pp.108-120)
当面、我々庶民にできることは、内部留保(預金)を減らして消費に回し、円安メリットを活用することだろうか。 -
Posted by ブクログ
本のタイトルから、池上さんの考えを聞けると期待したのだが、「日本がどうなるか」を自分で考えるための知識を身につける本だった。
世界情勢は混沌としているし、日本の政治も中長期の将来に向けたビジョンがない。
産業界を見ても世界を引っ張る技術や製品が生まれてこないどころか、世界の進歩に追いつけない状況が増えてきた。
将来の希望が見えないから、池上さんも今後の展望を何も書けなかったのだろうと勘ぐってしまった。
私も、今の日本に明るい未来像が描けない。
急激な悪化に陥らないようにと願うばかりだ。
日本はここ30年は物価も年収も横ばいだったが、世界の多くの国では物価が上昇し賃金も増えていた。
その結果、日本は物価が高い国から物価が安い国へと変貌した。
とはいえ、日本のGDPは世界3位だ。
だから今でも日本は物価が高い国だというイメージを払拭できない年配者は多い。
年配者の多くが日本は今だに技術力でも世界の中で超一流で、中国などは二流で粗悪品しか作れないと思い込んでいる。
GDPはドイツに抜かれて4位になったという報道がある。
だがこれは、ドルベースで算出するからこのような数値になっただけだ。
ドイツの経済状況は昨年よりも悪化しているのに対して、日本はわずかであるが好転している。
日本は115円から150円と急激に円安が進んだので、ドル立てのGDPではドイツに抜かれたというわけだ。
対ユーロでもこの1年で140円から160円と円安になっており、対ドルだけでなく世界的に円安になっている。
海外からの旅行者が増えて日本の製品を爆買いするのは、日本の物価が安い上に円安が進んでいるからだ。
日本人より沢山お金を使える外国人が激増している。
現在のアメリカは平均年収が760万円、対して日本は420万円とアメリカの60%程度しかない。
年収は30年前に日本の半分だったお隣の韓国にも10年程前に抜かれている。
今の日本は原油や食料品の値上げで実感しているとおり、長年のデフレからインフレ傾向に変化した。
ウクライナ戦争による海外の物価高騰も1つの要因だが、日本特有の要因として円安が輸入品の価格をさらに上げている。
モノの値段が上がっても、所得が同じように上がれば購買意欲は落ちないので物価高は問題にならない。
高度成長時代が、まさにそうだった。
今のインフレは日本だけでなく世界各国の傾向だ。
値上げされた製品を購入できるだけの賃上げが、インフレ時代を生き残るカギとなる。
日本は低賃金すぎるので、早急に現在の5割増しくらいにしないと世界との差がどんどん広がる。(だが活発な賃上げは不可能だと思う)
円安は日本経済にプラスとの考えで政策を進めてきたアベノミクスだが、
MMT(現代貨幣理論)を拠り所に実施し続けた赤字国債の発行がインフレ・円安への道を作った。
問題は2年で成果を出して終わらせる目論見がはずれ、政策を10年も続けてしまったことだ。
過度の金融緩和や大量の国債発行の弊害が今まさに出始めているように感じている。
最初にも書いたが、日本経済が急激な悪化に陥らないようにと願うばかりだ。 -
Posted by ブクログ
駅の本屋さんで見つけて購入しました。
池上さんはわかりやすくて好きです。
読後は少し理解した気もする。(気のせいかもですが。苦笑)
なんとなく知っていたことの復習と、
日本が攻撃を受けた場合のことと。
私の知識不足ですが、様々な国が連携(経済や軍事)を取っていて、連合、連盟が複数あるんだな、と。
ロシアが侵攻しているのはウクライナの海に面している部分というのは、なるほど、と。
流通や貿易、軍事面でも欠かすことができない海。
北朝鮮もミサイルや衛星を撃ち続けてますが、
海に大量のゴミ(残骸)が落ちていると思うと、
環境問題として複雑な気持ちになります。
そして本書を読んで、
大量のお金を軍事費に費やすなら、
別なことに使う世界になってほしい、と思いました。