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・「デジタル通貨」「仮想通貨」「電子マネー」の違いは?
・アメリカの銀行が次々破綻している理由は?
・中国は社会主義なのか? 資本主義なのか?
・1980年代と2020年代の「1ドル=150円」は同じなのか? 違うのか?……など、経済のいまのニュースを起点に、社会人としてこれだけは知っておきたい「お金と世の中のしくみ」をわかりやすく解説する本。
「そもそもお金って?」「銀行の役割は?」「株って?」「資本主義と社会主義の違いは?」など、大人になったら今さら恥ずかしくて聞けない経済のきほん中のきほんについて、池上さんがとことん答えます。
素朴な質問から、経済のしくみが見えてくる!
仮想通貨やデジタル通貨などお金移り変わりや、日本の新しい経済の形についても、池上さんと一緒に考える1冊。
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Posted by ブクログ
「失われた30年」の中をずっと生きてきた世代なので、バブルとはどういう感じかも知らず、「景気が悪い、悪いって言うけど、私からすればずっと「こう」だから個人的にはそう悪いって感じもしてないんだよなー……」と何となく心の中で思いながら生きてきた。かーらーの、現在の物価高。私は何に翻弄されているのかなぁと10年働いてもちっとも上がらないお給料と向き合う日々。そこでゴールデンウィークはNISAの超入門の雑誌みたいなハウツー本と、この本、池上彰著「20歳の自分に教えたい経済のきほん」を読んだ。とりあえずの最初のとっかかりにいつも池上彰を選びがち。お世話になっております──
バブルの頃をバリバリ知っている家族がよく「景気って社会の気分だから」と口にするのを「ふーん」と聞いていたのだけれど、池上彰もこの本でそんな風に言っていた。
まず第一章で「お金」とは「誰もが貴重だと思う」/「便利である」とみんなが信じてないといけない、という「お金」そのものの説明がなされる。「お金って信心だったの……?」という気持ちになった。そこから、銀行に預けているお金が危ないかもという噂が流布するとみんながこぞってお金を引き出すことによって銀行の倒産へとつながる、という解説を読んで「ほな、信心かー……」という気持ちに。2023年の金融緩和で日銀の植田総裁が「チャレンジングになる」と発言したことによって経済の流れに大きく関与したという話も、それが社会の気持ちに影響する一言であったからだったのか……と驚いた。
おそらく、日々のニュースをずっと追っていて勉強を続けている人からすればこの本は常識の話で終始しているものなのかもしれない。しかし、語句一つ一つに、文章内でごく軽い説明をしつつ、経済の流れについて解説してるこの本は、初心者にとってありがたい一冊だった。読んでいる途中でつまづくことが無い。辞書やネット検索を挟まずに読み進めることができてとても読みやすかった。ただ、池上先生はしょっちゅう「これは学校で習いましたよね」と釘をさしてくるので、ところどころ「そうでしたかねー……」と冷や汗をかきながら読まなくてはいけなかったけれど。
2024年出版の本なので、今読むと最新のことが書かれているわけではない。しかし「お金」にまつわる歴史から始まって、2013年に始まった日本の大規模な金融緩和、同じく2013年に国家主席に就任した習近平の「一帯一路」構想、2015年に採択されたSDGsの取り組み、2019年に世界を襲ったコロナ禍、2022年のロシアによるウクライナ進行、といった今につながる時代の結び目を振り返ることができる。この本を読む前よりもかなり、経済や世界のニュースが分かりやすくなった。読んで良かった。
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