陳浩基のレビュー一覧

  • ディオゲネス変奏曲

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    『見えないX』が面白かった。ジャイアンや毛利小五郎、倖田來未が出てきて、日本の作品や人物のオマージュになっていて、日本愛が節々に感じられる。

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    2020年08月31日
  • 世界を売った男

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    香港の作家なので、とっつきにくいところがあるかなと思いきや 全くそんなことないばかりか、好みのタイプの小説だった。香港の街の情景が目に浮かぶ。これ読んだ勢いで、即「13•67」を入手。
    初 陳浩基。 

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    2020年07月11日
  • 世界を売った男

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    「13・67」を書いた陳浩基のデビュー作。
    香港を舞台にした刑事物ミステリー。
    主人公が6年間の記憶をなくした状況で物語がスタートする。いきなり話に引き込まれる。

    いろんな伏線を回収すべく物語が展開していき、最後は無事にハッピーエンド?に落ち着く。
    主人公の記憶喪失、アイデンティティの喪失など今までにないミステリーの設定(少なくとも自分にとっては初めてだった)や心理学的なPTSDの科学的根拠を踏まえた行動理由など、いろいろ詰め込んであって面白かった。
    いろいろ無理筋な感じもあるけど、概ね納得できる内容で読後感も爽やか。
    ただ、ヒロインである女性雑誌記者の魅力がちょっと足りないかなと思った。

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    2019年06月30日
  • 世界を売った男

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    ネタバレ

    以前読んだ傑作ミステリー「13・67」を書いた陳浩基氏のデビュー作ということで読んでみた。

    この方の作品は香港を舞台にしたものが多いが、本作も例に違わず香港が舞台。

    朝車の中で頭痛と共に目覚めると6年間の記憶を失っていた警察官が主人公。
    先週に起きた殺人事件は解決済みだし、町並みは変わってしまっているしで混乱した状態から物語が始まる。
    6年前の殺人事件の取材をしたいという雑誌記者の女性と取材を共にしていくなかで、事件の真相に気づいていく
    というストーリー。

    主人公が6年間の記憶喪失という設定も珍しく、調査を続けていく中で、主人公自信のアイデンティティーが明らかになっていくくだりは読んでて

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    2019年06月30日
  • 世界を売った男

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    6年分の記憶を失った主人公の刑事が当時追っていた、現在ではすでに解決済みの事件の真相を再び追う。展開はわかりやすく、しかし山あり謎ありでグイグイと読み進めされられた。ラストはまんまとやられた。最初は主人公が真犯人の閻…と思っていたけど、読んでいくうちに閻は別にいるな…と騙され…、結局閻なんだけど、犯人ではなく、と。 まるで映画を見ているような展開でとても良かった。 最後の、映画の公開で「おつかれさま」という女性…そういうこと、と最初から繋がる最後、綺麗だった。 別の作品も読んでみたい。

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    2022年01月16日
  • 世界を売った男

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    五章あたりでなんとなくという予感があったもののその通りだった場合、ついついしたり顔をしてしまう。だがこの作品はその上に別の伏線が張ってあり騙された! と素直に感心してしまう。
    映像化でさらに化ける作品でしょうね。
    タイトルの謎も作中で解答はあるものの、作品の内容とあまり関係ないような、でも由来を読めばなるほどと思うがやっぱりサブタイトルでも良いんじゃないの? と首を傾げたことだけは伝えたい。

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    2019年02月28日
  • ディオゲネス変奏曲

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    なんで読もうと思ったか、きっかけは忘れてしまったけれどミステリーだったりサスペンスだったり多様なストーリーが楽しめた。中国版スティーブンキングみたい。個人的には見えないXがオチも含めて好き。

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    2025年09月07日
  • ディオゲネス変奏曲

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    短編集はあまり刺さることがないが、これは面白かった。
    「時は金なり」の時間については若さがあると売ることにも抵抗が少ないのかもしれないが、貴重だと気づくのは後半なのだろう。
    「悪魔団殺人事件」のジャガイモをマッシュポテトにするところは面白かった。こういうユーモアは好き。

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    2025年08月31日
  • 網内人

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    ネタバレ

    果たさなかった復讐の果て、死んだ妹の「本当の姿」に出会う姉の物語。ギリシャ神話の復讐神ネメシスの名を冠する、復讐代行ハッカー「アニエ」が、とにかくかっこよかった。

    現代の香港、広州から香港への移民三世にあたる「アイ」は、相次いで父と母を失い、妹の「シウマン」と二人、公営住宅で暮らしていた。しかし、妹のシウマンは、地下鉄での痴漢被害がきっかけとなったネット掲示板への書き込みにより、自殺してしまう。妹を死に追いやったネット虐めの犯人を見つけ出すため、「アイ」は、裏稼業の探偵ハッカー「アニエ」に、犯人の捜索を依頼する。

    いわゆる義賊モノで、「アニエ」が、その犯罪を暴き、復讐という私刑の形で罰を与

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    2024年09月24日
  • ディオゲネス変奏曲

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    これは楽しい短編集。ミステリー、SF、ホラー、ドタバタ、何でもあり。
    一話一話が短いけど切れ味鋭くて秀逸。
    独立したお話たちなので、スキマ時間にちょっとずつ読み進めるのも良さそう。

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    2024年04月07日
  • 13・67 下

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    上巻からどんどん時代を遡っていく。それによって香港を取り巻く環境がどれだけ複雑なのか、警察官の立ち位置がどう変化していったのか、わかってきたところで、最後の章。いやーまいったこれまた上巻から読み返さないとならない。めちゃくちゃ面白かった!

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    2023年08月06日
  • 世界を売った男

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    恩田陸さんのエッセイ集で知り読んでみた。
    舞台が台湾なので地名や街の構造がわからないのだけど、Googleマップで調べながら読み進めたりしてたのしい。
    すべてがわかったときに脳みその情報が上書きされて認識していたなにもかもが一瞬で変わるのがいい。

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    2023年03月20日
  • 世界を売った男

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     最後の最後で駆け上がり急展開を迎え、誰が誰だか嘘をついているのか本当なのか混乱しながら読み終えました。最後の1行がわからず終えてしまったので他の方のレビューをみながら再読しようと思います。
     個人的には13・67より断然面白かったです。

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    2023年02月02日
  • おはしさま 連鎖する怪談

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    ネタバレ

    三津田さんの新作と聞いてみたら、まさかの海外の作家とのリレー小説。
    翻訳本が苦手だったのでかなり読むのに苦労しましたが、第四章で話の構造が分かり始めてからはスラスラ読めるようになりました。読んでいるときは第五章の展開が好きになれませんでしたが、あとがきを読んでリレー小説で苦労したことが分かると好きになれました。

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    2022年08月07日
  • おはしさま 連鎖する怪談

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    三津田信三先生のTwitterで知る。
    サイン本は買えなかった!

    これがきっかけで台湾、香港の翻訳小説を初めて読んだ。宗教や土俗的なところは似ているところが多く、想像しやすい。歴史や名前が出てくるところは新鮮だけど。

    和製のじっとり忍び寄る怖い話、人の感情を繊細に描写して人間ドラマも楽しめる話、サスペンス、ミステリーの要素があって誰が黒幕かとハラハラする話、神様がしっかり登場する冒険劇のような話と、色んな要素を楽しめる。箸をキーワードにしたリレー小説で、前の小説を読んで次の作者が書くので少しずつつなぎ合わさっていくワクワクもある。

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    2022年01月16日
  • 世界を売った男

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    こういう構造のミステリーと文章の相性がとても良くて引き込まれているうちになんとなくの結末まで予想しはじめるがそれ以上のところに決着がついて大満足。

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    2021年11月28日
  • 網内人

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    最初は設定を頭に入れるのが大変でしたが割り切って速読鬼となり、そこからはドライブ感含めて楽しめました。終盤でここに決着するだろうと予測していたところから大きく伸びて、そう来るか。と思いました。シウマンの自撮り写真のシーンで涙。

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    2021年09月29日
  • 13・67 下

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    2013年は、雨傘運動の前年
    2003年は、国家安全条例反対デモ
    1997年は、香港返還
    1989年は、天安門事件
    1977年は、文化大革命終結
    1967年は、文化大革命

    香港にとって大きな事件があり、香港警察も変わらざるを得なかったであろう状況ので中で、市民を守るため、体制に背いてでも、犯罪者を追い詰めるため知恵を絞る。名探偵クワンの警察人生と香港の反政府運動の歴史が重ねられる。

    最後に明かされたことは、安易な予想を裏切り、それぞれが激動の香港を知恵と努力で生きたのだと知らされる。

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    2021年08月29日
  • 13・67 上

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    第1章から非常にトリッキーで、反道徳的な展開。犯人を捕らえるためなら、違法ぎりぎりの捜査も厭わない。犯人を追い詰める心理戦に罠とトリック。
    名探偵と呼ばれた伝説の刑事の人生を遡る。

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    2021年08月29日
  • ディオゲネス変奏曲

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    小気味良さが心地良い……。

    どの物語も読み始めると止まらなくなり、最後で必ず「エッ!」となる。
    そのたびに自分の脳が活性化される。

    しかも、ミステリーのみならず、SF風だったりホラーだったり…
    この人の引き出しの多さは、半端ではない。

    さすがですね。

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    2021年07月28日