白鷺あおいのレビュー一覧

  • 赤ずきんの森の少女たち

    Posted by ブクログ

    現在と過去、現実と非現実。
    そんな正反対の物が混ざり合い、溶け合う…
    本来なら、関わらない2つが混ざり、影響し合う。
    タイトルや、表紙の可愛らしい感じとは相反する、ドップリとはまり込むような不思議な物語。
    現実との境が曖昧に感じる、とても印象的な小説でした。

    0
    2025年10月28日
  • 赤ずきんの森の少女たち

    Posted by ブクログ

    今と昔
    過去と未来
    いくつもの時代をつなげる出来事。
    あとがきにもあったように、ワクワクするような少女ものから、
    ミステリーに、そしてファンタジーに!
    童話を読んでいるような、重厚な小説を読んでいるような。
    本当に面白かった。

    ロッテ含め、皆の未来が明るいものでありますように。

    0
    2025年07月16日
  • ぬばたまおろち、しらたまおろち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公綾乃は両親を失い伯父の家に引き取られて早数年。怪我の後遺症の足の引きずり以外は健康的な生活を送っていたそのおかげは恋人である蛇で大蛇のアロウ(雨太郎)かなりのページ数を使いアロウとの蜜月を描写する。そして祭りの日何故かこっちを知っているアナコンダに襲われた綾乃は家に民俗学で妖怪を調べているという雪女の魔女由希恵に助けられアロウの勧めもあり千葉にある妖怪入り乱れた魔法学校に行くことになる物語だが
    最初は民俗学系の伝奇物だと思わせる話がだいぶページ数をかけて進む。アロウとのやり取りで蛇との異種婚をメインとした嫁入りの話なのかと思いきや作中でも言われていた魔法学校への入学はまるでハリーポッター

    0
    2025年07月12日
  • 赤ずきんの森の少女たち

    Posted by ブクログ

    楽しかった。
    面白かった。
    でもそれだけじゃない。最後の章を読むときは、涙腺ゆるみっぱなしでした。
    何度も読み返して、一生付き合う本になりそうです。

    0
    2023年08月13日
  • 赤ずきんの森の少女たち

    Posted by ブクログ

    歴史ファンタジーにしてタイムファンタジーの傑作。ロッテの語るところ、本当にドイツ人が書いたと言われても信じちゃいそう。まさかまさかの展開と清々しいラスト。こういう一冊に出会えるからファンタジー読むのやめられない。

    0
    2023年07月20日
  • シトロン坂を登ったら

    Posted by ブクログ

    魔女学校ものは星の数あるけれど、舞台が大正時代
    袴姿で箒に乗る!もうこれだけで物語は進みます
    一時想像の世界へ行きましょう

    0
    2021年12月07日
  • セーラー衿に瑠璃紺の風

    Posted by ブクログ


    シリーズ完結巻
    1巻から続く絵画の謎、密林の謎
    謎の行方が分かる今巻
    舞台は時も、そして場所を越えて繰り広げられる
    飛躍しすぎの第2部も、大正とはまた違う世界観で楽しめる

    小春ちゃん、宮さん、透子さん、そして千秋くん
    彼らの何事にも諦めず立ち向かう姿がとても好ましい
    魔女の卵たちの冒険譚に惹かれてやまない

    いやー、なんか色々と驚きも多く、たくさんの登場人物に巡り会える今巻は楽しかった!!
    カタカナが多くて誰だっけと思うことはあったものの苦笑
    作者のあとがきに書かれてる『花物語』という作品も読んでみたいな

    難点としては350頁ぐらいの文庫本で1000円はちょっとお高めでしょうか?
    レジ

    0
    2021年08月01日
  • 月蝕の夜の子守歌

    Posted by ブクログ


    シリーズ第2弾
    魔女見習いたちの前に現れた迷子の幼女
    その子や千秋君は、今話題の誘拐事件に巻き込まれてしまう
    そしてそこに現れる別の影
    幼女は何者なのか
    誘拐犯の目的は?
    別の影の正体は?

    テンポよく進む物語に飽きることなく読み進めてしまう
    夜空を飛行する魔女見習い
    飛びゆく場所には騒動の兆しありし
    空を見上げたら、袴姿の少女の影が見えるかもしれない

    0
    2021年07月26日
  • シトロン坂を登ったら

    Posted by ブクログ


    シリーズ第1弾
    まず、私にどストライクな物語であった
    妖×魔女×冒険なんて…好きなものの詰め合わせ!
    ファンタジイ、良きかな良きかな!

    人間と妖魅の通う横濱女子仏語塾は、魔女学校
    普通の授業の他にも薬草学やら箒での飛行授業やらを学んでいる
    うん、私も通いたい
    そして面白いのが人間だけでなく人間ならざる者、ここでは妖怪ではなく妖魅と言うが、彼らも通ってる
    作者様、主人公の少女を飛頭蛮という妖を抜擢したの凄いと思うのだ苦笑
    2巻も楽しみ

    0
    2021年07月22日
  • シトロン坂を登ったら

    Posted by ブクログ

    前三作をとても楽しく読ませてもらったので、続きはどうだ……とちょっと構えて読んだものの、そんなのを吹っ飛ばすほどパワーと可愛さの詰まった内容だった。小春さんはじめ皆個性的。そして大正時代の女学生たちの袴や南京編みの髪が翻る絵がパッと頭に浮かぶ描写などなどすごく好きです。

    0
    2020年08月09日
  • ぬばたまおろち、しらたまおろち

    Posted by ブクログ

    Tさんのおすすめ。

    両親を失い、伯父の家に引き取られた中学2年生の少女。
    でも、思っていたよりお話は軽くて、明るかった。
    ハリー・ポッターのような、夏への扉のような、君の名は、のような。

    でも、がまの油で有名な筑波山のふもとに、
    洋館の魔女学校はちょっと強引な気もする。
    イメージに合わないって言うか。
    確かに煉瓦風の建物はあるが。

    そいういえば西の出身の友達も、地震が多いと怖がっていた。
    懐かしい。

    0
    2020年07月21日
  • ぬばたまおろち、しらたまおろち

    Posted by ブクログ

    岡山の田舎の妖魅(ようみ)と主人公の女子中学生の交流かと思いきや、話は段々と広がってきて一大スペクタクルになっています。
    途中で書かれていた日本と西洋の変身についての考察なども興味深いものでした。
    ファンタジーやSFの作品を示しながら、それらを背景によりスケールの大きな話が展開されていく様はさすがです。
    岡山の田舎の風景を八墓村と表現できるのも作者ならなのでしょう。
    一冊の本にこれだけの要素が詰まっているのはお得感満載で楽しめます。お勧めの一冊です。
    続編もあるので、そちらも楽しみです。

    0
    2018年10月15日
  • ぬばたまおろち、しらたまおろち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    妖怪の棲む山里から魔女学園、そして大正時代へのタイムスリップと、鮮やかに変転する舞台が楽しい、和洋折衷なファンタジー小説。モチーフは過剰なほどだけれど、テンポが軽快でとても読みやすい。恋愛、青春ものであり、さらに最後はミステリ的などんでん返しまで用意されているから、読後には充実感がある。

    0
    2018年03月28日
  • ぬばたまおろち、しらたまおろち

    Posted by ブクログ

    岡山の田舎.主人公は中二の女の子.大きな近くの沼に住む白い大蛇が秘密の友達.日本の昔話のテイストかなと思ってたら,一転,筑波の魔女学園に転入しハリーポッターの世界に.学園の友達やら登場人物が多いがキャラクターがしっかりしてて好感が持てる.会話も軽妙でスピード感がある.中学生の淡い恋心もよく描かれている.大正時代にタイムスリップしたりちょっと無理はあるものの最後はめでたしめでたし.ラノベ的なところもあるけど割と感動できました.

    0
    2018年01月27日
  • ぬばたまおろち、しらたまおろち

    Posted by ブクログ

    面白かったー!!和洋折衷ごちゃ混ぜファンタジー!!主人公の綾乃は岡山の山奥に住んでいて、大蛇のアロウが婚約者。(最初は大蛇が気持ち悪かったけど、それも最初だけ。)村祭り当日にネッシーに襲われ、そこを氷女の魔女に助けられ、魔女の学校に入学する。ここまでで100ページくらい。ほんと詰め込まれてる!魔女の学校ではもちろん、寮生活!!ルームメイトはのっぺらぼうで、クラスメイトは小豆洗いや人狼。もちろんイケメンの男の子(氷女と大蛇のハーフ)も登場し、親しくなっていく。最後はタイムトラベルまで!ラストは大大大満足!!

    0
    2017年11月23日
  • ぬばたまおろち、しらたまおろち

    Posted by ブクログ

    大蛇神伝説,日本の妖怪(遠野物語)やネッシーもどきや首の無いライダーやら外国の妖怪プラス魔女,入り乱れての大混戦.どうなることかと思いきや途中から学園ものにシフトして,これまた恋愛がらみの学園生活が色々な行事もあって楽しい.そして終盤のタイムスリップ,「夏の扉」ふうの過去と現在の収まりの付け方でアロウの存在もきっちり?納得?できて,めでたしめでたし.

    0
    2017年11月07日
  • ぬばたまおろち、しらたまおろち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本の妖怪と西洋系の魔女が上手い具合に混ざった作品。
    登場人物もキャラがしっかりしてるし、脇キャラもいい感じだし。主人公が若干暗い過去を抱えつつも、ウジウジ系じゃないサラッとした性格な女の子(我慢強いし)事も読みやすい一因。(個人的には、RDGシリーズは主人公がウジウジ系だったのでイライラして読めなかったので…)
    勾玉シリーズ系作品の和風ファンタジー系統。それが好きな人は、好きだと思う。何しろヒーローが強すぎないけどいい感じに成長する系イケメン!(苦笑)

    和製ハリポタ…ていうのとはちょっと違うとは思うけれど、軸にはちゃんと恋愛があってハッピーエンドになってくれたから一安心!
    続きが出たら多分

    0
    2017年09月28日
  • シトロン坂を登ったら

    Posted by ブクログ

    大正時代魔女養成の女学校、しかも生徒たちは…という設定だけでも楽しい。
    そこに現れる化け豹の目撃談。あっという間に事件に巻き込まれての大展開。ああ面白いというところで以下次回へ続く。
    いやはや楽しい読書時間。

    0
    2023年08月22日
  • 赤ずきんの森の少女たち

    Posted by ブクログ

    プロローグ 三月
    丘の上の女学校/お昼寝熊さんとひらひら狼
    間奏 一 五月
    ドッペル……?/消えた肖像画/階段の罠
    間奏 二 六月
    木苺の契約/月光文書とマイセンと
    間奏 三 八月
    神戸から来た人形/ドレスデン滅亡/もう一つの暗号
    エピローグ 八月の終わり

    ファンタジーと思ったら結構リアル。不思議な出来事もあってなかなか良い世界でした。

    0
    2023年05月09日
  • ぬばたまおろち、しらたまおろち

    Posted by ブクログ

    王道和ファンタジー。昭和なセクハラ表現や際どい場面が学園モノ設定とはミスマッチだけど、まぁそれが些細な事と思えるくらいにストーリーが出来ていた。クィディッチやRDGの生徒会的要素も欲しかったかな。

    0
    2022年04月03日