白鷺あおいのレビュー一覧

  • イザベラ・バード、日出ずる国で妖怪に出会う

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    私があまり触れたことのないジャンルの本
    ファンタジーとはいえ鎖国開けの日本は英国人からしたら妖怪たちが沢山いる不思議なところに思えたかもしれない

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    2026年06月05日
  • イザベラ・バード、日出ずる国で妖怪に出会う

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    ネタバレ

    実在した女性旅行家イザベラ・バード。
    そして、同じく実在した彼女の通訳兼従者の伊藤鶴吉。
    彼女たちが北海道を目指す日本旅行中に遭遇した妖怪絡みの不思議な事件のお話。
    それをイザベラが頼まれていないけど暴いてしまうぞ。

    彼女にはイギリスから既にブラウニーとピクシー(らしき妖精)がついてきているので、今更妖怪がいるかいないかの議論の余地はない。
    鶴吉はなかなか信じはしなかったが。
    ただ人間側の思惑も絡んでくるので、特に最初の話は人間の話なのか妖怪の話なのか、随分悩むことになった。
    悩んだ分、最終的に大立ち回りが発生して、妖怪的な存在を信じざるを得なくなる訳だが。
    鶴吉はそれでも否定していたのがまた面白い。

    「そういう存在はいる」と分かってしまえば、今度は彼ら側にも様々な思惑がある訳で、最後の話は妖怪側の思惑の謎解きとなったように思う。

    謎解き、ミステリとして読む分には面白かった。
    彼らの思惑や企みなどが明らかになるのは、痛快でもある。
    中には二段構えになっているものもあったし。

    一方で、イザベラのキャラがどうにも好きになれず、最後までイライラはした。
    いい年齢の筈なのに落ち着きがなく、あちこち首を突っ込んでは危ない目に遭っているという。
    少しは落ち着いてくれと思った。
    史実の彼女はここまでではなかったように思うのだが……

    あと鶴吉が何かしらの末裔的に書かれているのはユニークだった。
    結局、彼の任務もイザベラの旅も途中。
    解説にもあったとおり、続きがあるのかもしれない。

    余談。
    この時のイザベラは独身だが、史実を調べると、この後に結婚した模様。
    そのお相手は……作中に何故わざわざあのシーンを埋め込んだ理由がこれではっきりした。
    史実を知っている人には嬉しいシーンだったのかもしれない。

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    2026年05月09日
  • イザベラ・バード、日出ずる国で妖怪に出会う

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    ネタバレ

    正直言うなら物足りなかった。
    イザベラとイトが最後までギクシャクしている感じや、イトの正体、アイヌコタンに辿り着いていない旅、続きがありそうな内容だったな。
    河童が新潟(下越)弁を喋ってたのは面白かった。

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    2026年05月05日
  • ぬばたまおろち、しらたまおろち

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    解説にあるとおり、最初、真ん中、最後と展開が変わるので飽きずに読める。
    主人公の綾乃が、特段優れていたり激しかったりするわけでもないのに、なぜか共感できる。
    同じファンタジー大賞の「宝石鳥」より、俄然読みやすく面白かった。

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    2025年12月08日
  • 赤ずきんの森の少女たち

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    学校 ★★☆  大人読書 ★☆☆

    ドイツ人だった祖母の十三回忌で、高校生のかりんと大学生の従兄の慧は伯父から遺品のドイツ語小説を渡される。
    祖母が大切にしていたという本をかりんは読んでみたいと思い、ドイツ語が読める慧に翻訳を頼む。慧はその代わり祖母の思い出のケーキが食べたいといい、お菓子つくりの上手なかりんにそのケーキの再現を頼んだ。

    ドイツ語小説の主人公はロッテ。
    ドレスデンの郊外キルシュバウムの女学校に転校してきたロッテは、この地に伝わる謎に大きく関わることになる。
    1つ目はキルシュバウムの森が赤ずきんの舞台であり、退治された狼の毛皮が月がきれいな夜に現れるという謎。
    2つ目は女学校の昔の城主の肖像画を描いた画家ルンペルシュティルツヒェンは未来を知っていて、その未来を書いた月光文書が城のどこかに隠されているというもの。

    女学校の大部屋で同室の少女たちを巻き込み、二つの謎は大きな事件へとつながっていく。

    舞台の中心はドイツ語小説の世界だけれど、ドイツ人の祖母が切っ掛けとなっているので現代の話が途中で差し込まれる。世界観が違う二つの物語だ同時進行するので読みにくさを感じるかもしれないけれど、最後まで読むと納得できる。
    青春・推理・ファンタジー・恋愛をちょっとずつブレンドしたようなお話で、縦横の物語の糸がからまっているので、じっくり読みたい派の人にはお勧め。

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    2024年10月26日
  • シトロン坂を登ったら

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    大正ロマンx魔法使いx妖怪 という贅沢な設定で軽快にストーリーが展開していき、終始楽しく読めました。

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    2023年11月19日
  • 赤ずきんの森の少女たち

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    ところどころ面白くはあったのだけれど、色んな要素を詰め込み過ぎた感は否めないし、伏線は回収されたのにモヤモヤが残る。ラストは結構強引に展開した気もするし…

    登場人物が多いから仕方がない面もあるのだろうが、もう少し主人公たちが魅力的であって欲しかった。全体的に薄っぺらい印象。

    厚めのファンタジーだけれど、ラノベに近いのだろうか?期待し過ぎてしまったかな。

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    2023年06月26日
  • 人魚と十六夜の魔法

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    1巻と比べると、日常の部分が長くて、途中ちょっと読み飽きてしまいました。視点がすごくかわるので、そこについて行けなかったのかもしれないです。色々な妖怪の話が出てくるのは、とても楽しいです。

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    2023年06月12日
  • セーラー衿に瑠璃紺の風

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    正直いうと、半分くらいでやめてしまった。小説『緑の館』へのオマージュみたいな作品。もともと大正ロマンと魔法の取り合わせ、女学校物というところに惹かれたのだけれど、南米が舞台の伝奇ふう少女小説って感じになってしまって飽きてしまったのだ。私にしては珍しい投げ方で、ちょっと残念だった。

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    2022年06月24日
  • 蛇苺の魔女がやってきた

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    最後の最後は落ち着くところに落ち着いてくれた感があったので、それはよかった。でも長い。長さを感じさせない、みたいな内容でもないので、長い。ページそんなに無いのに。1冊目だけでもよかったかな。

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    2022年04月15日
  • 人魚と十六夜の魔法

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    前作のようなドキドキ感は少ないけれど、学園での日常を描いていてこれはこれで面白かった。ただ、新しい登場人物の視点が増えたぶん、少し綾乃や雪之丞についてのお話が薄くなっているのが少し寂しい。

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    2022年04月13日
  • セーラー衿に瑠璃紺の風

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    1からの伏線もしっかり回収。一応面白くはあった。
    全体を通して、魔女学校の話というよりも、実はエル・ドラドオ、ひいてはグリーンマンションのお話。
    大正横濱女学校にする意味、ある?
    グリーンマンションネタが、ちとしつこい。
    なので、エステバンの話がぼやけ、アベルの話も中途半端。
    女学校は申し訳程度。メインじゃないのか?
    あと、時空もいじっちゃているが、コレやっちゃうと、よほどうまくやらないと、強烈なモヤモヤ感、ご都合主義感が残る。

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    2022年02月04日
  • 月蝕の夜の子守歌

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    ハリポタ大正女学校版。
    もうちょっと授業の様子が見たかった。
    一応事件は起こるけれど、前ほどの冒険もなく、ふわっとさらっと。

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    2022年02月03日
  • シトロン坂を登ったら

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    大正時代の魔女学校のお話。
    後半大冒険があるのだが、全体的にふわふわと、可もなく不可もなく。
    もうちょっと、女学校ならでは×魔女ならではのお話が見たかった。

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    2022年02月03日
  • シトロン坂を登ったら

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    ネタバレ

    前作を読んでいないので、設定が大正、女学生、人外、魔女、冒険もしちゃう、とてんこもりだと思いながら読みました。
    あの絵の謎は次も続く流れでしょうか。次回はどういう風に話が広がるのか気になります。しかし透子さんはもちろん千秋くんも16歳には見えない。。

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    2021年03月16日
  • 月蝕の夜の子守歌

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    横濱魔女学校シリーズの2。どうやら3冊完結の中巻に当たるらしい。

    前のお話で、魔女学校の生徒達に助けられた千秋くんは、どうやら聴講生として女学校に通うことになった。無論男の子は彼だけ。けれど小春・宮さん・透子の三人娘とは気が合うようで、楽しい学校生活のよう。そんな折、横濱天狗団なる、人攫いの噂が喧しくなり、資産家の子である千秋も被害を受けてしまう……。といった導入。折しも異人さんの迷子を助けた小春達。天狗団を警戒しているところへ、南米から千秋の叔父さんが訪ねてきて…というふうに展開していく。

    私、一巻目の『シトロン坂』の感想の時、吉屋信子さんとかお好きな作者では?と書いたのだけれど、それだけではないらしい。ご自分の読まれたものが,素直に作品の血肉になる方のようだ。この感じだと、乱歩とか、あとがきにもあったけど香山滋とか。世界少年少女文学全集だと、『ジャングル・ブック』とか…男の子たちの胸を熱くして来たものも、お好きではなかろうか。

    一貫して『緑の館』がモチーフに使われているが、私はオードリー・ヘプバーン主演の映画の方でイメージがある。白い表紙の文庫が、家にあった気がするけど、惜しいことに処分してしまった。それも読まないで。こんなことなら見ておけば。後の祭りである。

    今回も、不思議な異国情緒と、日本の古来の妖怪譚が不思議に混ざり合う。原色の絵のイメージが、ぐっと強さを増すのは、独特の面白さ。そう、まるで当時の紙芝居の描く秘境の匂いがするのだ。いい男だけれどややこしい、千秋の叔父さん、最後の謎がとける場面で、ぐっと来る。このひとと、全体のトーンが南米っぽい。

    少年の大冒険ものを思い出させるのだ。小春達の言葉遣いが、目下の男の子やアナにも端正なのは、このあたりの影響なのか。作品の格を上げている。

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    2020年12月16日
  • 人魚と十六夜の魔法

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    ネタバレ

    んー。
    複数三人称と一人称が混ざるのは大変読みにくい。

    あくまで一人称が主人公というノリで読んでしまうので、三人称キャラに感情移入しにくくなってしまう。

    しかも視点人物が数行読まないとわからない。
    三人称だけだったとしても、誰だか混乱する。

    それから気になるのはキムチネタ。
    これエスニックジョークになるのでは?
    そう考えると、混血は能力が下がるという設定も、ミックスへの偏見とも取られかねない…が。

    深読みしすぎかな。

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    2020年10月18日
  • 蛇苺の魔女がやってきた

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    綾乃がやっぱりかわいい。1巻で「うん?」って引っかかってたとこがそういう理由だったのか~と分かった。なるほど。

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    2020年09月17日
  • シトロン坂を登ったら

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    東京創元社さんのプレゼント企画でいただきました。
    なんだかかわいいお話。
    大正時代、妖魅、魔女みならい
    なんだかパワーワードがもりだくさん。

    シリーズとのことなので本作は導入部分なのかな。
    真相は続刊でというかんじ。

    小春、宮子、透子の三人組がかわいい。

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    2020年07月17日
  • シトロン坂を登ったら

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    普通の女学生と思いきや実は魔女(見習い?)しかもその本性は!!??
    私も昔は空を飛びたかったんだよ。幼稚園の園庭を空から見下ろす夢も見た。
    若い君たちは思う存分飛び回れるのかな

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    2020年03月25日