これを原作としてコミカライズされた漫画『だから私はメイクする』がとても好きで、原作を読みたいと思っていた。
原作も思った通り素晴らしかった。同人誌の方も読みたくなった(どんどん原形に近づいていく笑)
はじめに、に書かれている、
『自分のためにするおしゃれも、他人のためにするおしゃれも、まだスタンスが定まらずに模索するおしゃれも、すべてはその人が「どうありたいか」と結びついた、その人ひとりだけのためのものに他なりません。そして、誰かがおしゃれをしたい理由、したくない理由を掘り下げることは、その誰かが「どうありたいか」を知っていく過程でもあると思います。自分の「好き」をつらぬいた格好も、世間の「ウケ」を狙った格好も、その人の生き方の表明である限り、ひとしく美しく、そしてめちゃくちゃかっこいいものなのです。』という部分が好きだった。
とはいえ私は上記に大層頷くものの、果たして私が普段している格好や化粧が、私の「生き方の表明」になっているのか、私自身が「どうありたいか」を知ってもらえるものなのか、と問われると自信をなくして首を振るしかないのが残念に思えた。
『会社では擬態する女』ほど割り切れず、毎日自分が1番好きな格好で職場に行く準備をするわけでもなく、推しに使うお金と最低限の貯金を抜いた少ない給料の中から、自分はどこまでやるのかと、まずは向き合わないといけないんだな、と思った。
デパコスなんか片手で足りる機会しか買ったことのない私でも、作中に圧巻で並ぶブランド名やアイテム名にはワクワクしたし、「なんか今日はいい感じになったな」とテンションが上がる日もあったりする。
毎日120%で頑張っても、ほんの一握りの人生のハレの日だけ頑張っても、どんな日だって頑張らなくてもいい。それを自分で決めていい、変えてもいい、というがたくさんの人の美意識を垣間見て思えてよかった。
宇垣さんがインタビュー内で語られていた、
『好き勝手に品評される屈辱も、「らしさ」を押し付けられる息苦しさも、人格を無視される絶望も、全部私が持っているもの』という宣言が素敵だった。みんながみんな好きな格好をして、その好きな格好をそのまま「あなたはそれが好きなんだね」と受け止められる日本に、世界に、早くなればいいのに、と強く思う。
でも、パーソナルカラーは気になるなぁ
骨格診断も
手帳のウィッシュリストに2年続けて書いたこれらを、5年寝かせないうちに実行したいと強く思った。