あらすじ
これは「浪費」ではなく、「愛」です。
2016年末に発行された文芸同人誌『悪友』。
現代のオタク女性たちが、どのようにお金を使い、対象に愛を注いでいるのかを赤裸々に綴ったこの本は、Ｔｗｉｔｔｅｒを中心に話題になりました。
そんな話題の同人誌が、この度書籍化！
アイドル、俳優、声優、同人誌、舞台、コスメ、ホスト…などなど、何かに熱い「愛」を注ぐ女性たちの匿名エッセイはもちろん、「トクサツガガガ」の丹羽庭先生による描き下ろしコミックエッセイや、アイドル好きが高じてアイドルの振付師になったタレント／振付師の竹中夏海先生へのインタビューなど、新たに内容を増補し、更に深く、多角的な「愛」の形を表現しています。
また、2000人を対象に採ったアンケートでは、衝撃の真実が発覚！？貯金額や手取り、クレジットカードが止まった話…などなど、なかなか人におおっぴらには言いづらい、オタク女性たちの真実の姿が描かれています。
「あ～この気持ち、分かる分かる！」と頷きたいあなたも、「最近の若いもんはどんな風にお金を使ってるんだ…？」と興味本位なあなたも、是非、お手にとってみてください。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
若手俳優で浪費する女が面白すぎた。そりゃ推しが自分のプレゼント着てくれてたら贈りまくるよな。気持ちわかる。
地下声優で浪費する女も好き。いつもありがとうと言われてスイッチが入り、初めましてと言ったらウソウソと言われるまでになったのすごすぎる。でも推しが変わってたくさん積んでもその人はいつもありがとうと言ってくれなくて、推すのをやめた。「今は、星野源が私を幸せにする。無害そうなメガネがカップ麺をすするCMを観ているとこのために生きているなとすら思えてくる」
言い方ひどすぎて笑ってしまった。でも今も普通に声優さんの現場に通ってるし全然オタクやめられてなかった。
「好きなものって絶対にあった方が楽しいし、対象物に良いところを見いだせるのは才能だと思います。応援対象がいることで、今までと同じ景色も変わって見える。ひとつ軸になる対象がいると、好きなバンドにも、着ている服にも舞台で共演した俳優さんにも、いろんなものに枝分かれして興味を持てるじゃないですか。」
どうやってみんなお金を捻出しているんだろうと思っていたけど、食費、美容代、交際費を節約してるんだなあ。
かんさんのブランドが好きだから概念を買ってるんだけど、概念とモノが一致しないっていうのに共感した。
セブチ本国サイン会のボーダー20万で、ひらりささんにセブチ沼、ぜったいに近づかないようにしよっていわれてるかんさん面白い。
「国境を軽々越えていくオタクたち」パワーワードすぎる。
Posted by ブクログ
とにかくわかる！！！の一言
何のオタクの人にも刺さると思うからみんな一回は読んでほしい。
本好きじゃなくてもすらすら読めると思う。
寄稿した方のペンネーム？が推しに関連した動物の名前になっててかわいい
ディズニー好きの私としてはp.44のハツカネズミさんになんとなく親近感
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かったです。
様々な対象に愛を注ぎ、金を落とす女たちの物語です。アンケートとかもあって、下世話な話が好きな私はゲラゲラ笑いながら読ませていただきました。
あんスタ、同人誌、若手俳優、宝塚、ディズニーetcの沼に落ち金を使い愛をささげている彼女たちの姿はいっそすがすがしいです。そこまで好きになれる対象があるというのも本当に素晴らしい。文中にもありましたがある意味才能。
そして「○○は実質タダ。」と言ってしまうのすごいなぁ。とも思いました。どちらかというと現実的な私は「これ、XX円もしたんだよなぁ。」と思ってしまうタイプで「推しとの接触(に限りませんが)が得られるならCD自体は実質タダ。」という気持ちにはなりにくいです。でも、物より思い出派ではあります。記憶の中で幸せなら物はいらないという感じなので、物も大事に。思い出も大事にする彼女達とは微妙に違うのかもしれません。
祖母をなくして、家の整理をした経験から、「物は増やさない！」と決め、オタクはオタクですがグッズ等に金を使わないタイプのオタクとなり早数年。色々なものを断捨離しています。現在連載中の作品を除き、完結した作品を手元に置いているのは「これ、墓に入れてくれ！」と思えるもののみとしています。そう考えると相いれないのは物(同人誌や化粧品、衣服)に浪費する人なのかなぁ。と思います。舞台も見に行きますがパンフ、グッズ等は買わないタイプになりました。
身近に遠征するタイプのオタクがいて、遠征してきた際にはお茶したりすることもあってそんな時彼女から楽しいオーラが伝わってくるとこちらも幸せになります。遠征するタイプのオタクの幸せオーラ、半端ないです。
後悔しないなら浪費じゃない
単純に課金とかする人たちのやりくりというか、月収とかどうなってるのかという興味で手に取りました。結局そのあたりはアンケートなどでさらっと触れられただけだったので、エピソードを読むにつけこれ大丈夫？借金とか抱えてない？とハラハラしました。食費や美容費も、削るには限度があるし。
ただ読んでるうちに何となく、「趣味に浪費しちゃう人はどこかブレーキの吹っ飛んだ危ない人」という認識が変わってきました。彼女たちも決して未来のことを考えない訳でもブレーキが存在しない訳でもないのだなと分かった気がします。ちゃんと抑えるところは抑えている。人によっては自分の浪費を依存と言い切ってしまう人もいますが、この人たちはこの趣味にはまって最高に楽しいし、人生楽しんでいるのだなという気がします。
翻って自分を考えて見ると、趣味はいつも暇潰しでしかなかった。ゲームに費やす時間がもったいない、イライラしながら日付けが変わるのを待つなんて不健全、そういう理由ですぐ冷めてしまったのはそういうことなのでしょう。
この本を読んで、私も貯金を溶かすほどの情熱をもちたいと思いました。浪費女たちがうらやましい。ただ、溶かすのは貯金までにしたいものです。自分の身までは削らないで！
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて読んでみました。
同人誌が元だとは知りませんでした…冬コミ夏コミの面白いところはこういう面白いテーマの考察本があるところ。
いつか行ってみたいなぁ。
私もヲタク女子なので浪費女子と言えると思うのだけれどこの本に出てくる人に比べたら浪費なんてしてません汗
一応自分で決めた限度額の範囲内で収まってる場合が多いし。
ソシャゲで何十万も溶かすなんて…。私も一応やってるけれど…。
この本を読んでたらマジで金銭感覚がおかしくなりそうです笑
ツイッター見ていても思うけれどお金をどうやって工面してるんでしょう？
Posted by ブクログ
見返りがないから
浪費と言われるけど この本読んで
あんまり 今まで共感できなかった
俳優や 芸能人への追っかけも
むしろ 安いな と思えてしまった
すごく楽しそう 全然後悔してないのが
男前ですよ
Posted by ブクログ
なかなか、なかなか。これは人ごとではない。ロザンの方の文章は以前も読んだことあったけど心に沁みたなあ。ロザンがこの世にいてくれて良かったなあ。
Posted by ブクログ
浪費は愛！
浪費は愛だし、私は浪費によって日本経済バリバリ回してるぜと思ってる私にはぴったりな本。
浪費の形、愛の形は人それぞれ。同人誌版も面白い！
Posted by ブクログ
趣味に関する浪費について、免疫があると思っていたけど・・・・！思った以上でした！課金マウンティングなんて初めて知りました。
浪費する動機や理由、浪費して得られるものはそれぞれ違うけれど、その内容のインパクトはどれも秀逸にエグいです！
ヲタが経済を回しているのかも、と思える一冊。
Posted by ブクログ
うわーわかるわーめっちゃわかるわー。ってなる。これは浪費じゃなくて自己投資なんだって言い聞かせるけど、心のどこかで浪費だなあって気づいてはいる。
Posted by ブクログ
すきなものにお金をつかうことが最高にハッピーだと肯定してくれる本。愛の形はたくさんあって、浪費もそのひとつだって文章のひとつひとつから伝わってくる。この本を読めて良かった。熱いレポやイラストや本人宛のポエムが書けなくたって、物販で親しげに話しができなくたって、お金を払うことで表せる愛もある。ありがとう愛してる。
Posted by ブクログ
端から見たら何でそんな事にお金突っ込んでるんだっていう疑問の理由が浪費当事者によって書かれているから、その心理状況ってこうなのか～ってのが分かってすごい面白かった。後半のアンケート結果もリアル。そして自分だけじゃないんだって勇気出たw
Posted by ブクログ
数年前に一回読んだけど、自戒のために再読。
やっぱ浪費ってよくないよ…とオタクをやめた今思う。
アイドルを応援するには肯定とスタバカード！オタクだった時に知りたかった！
楽しくオタ活できてたあの頃に戻りたくなってくる！
他人のお財布事情はわりと気になる方は多いのでは？
本書は浪費を赤裸々に語る人たちの話を多数聞けちゃいます。
財布がさみしくなっても、趣味が充実して楽しく浪費している人の話を聞くとそんな生活もアリかなって思ってしまいます。
今を全身全霊をかけて楽しむ人たちのお話です。
Posted by ブクログ
人は、自分の趣味にどれだけ金をかけるのか。
給料からボーナスまで注ぎ込む、のは知っていましたが
突如はまると金の溶け具合が半端ないな、と。
こう具体的に本人達の声を聞いてしまうと
想像以上のカオスがそこに存在します。
とりあえず、凄い…の感嘆しかありません。
Posted by ブクログ
★オタク女子の金遣い★男のオタクというと一昔前の秋葉原に集うアイドルオタクの印象が強く、ＡＫＢ総選挙の投票券のためにＣＤを爆買いするような印象が強い。女子にも当然オタクはいるが、キモさで悪目立ちすることが少ないためかどれだけの熱量と消費があるのかはなかなか分からない。
愛を注ぐ対象は幅広く、どんな内容にどれだけのお金をかけているかを多方面から集めてまとめた。共通するのは「いま買わないと二度と手に入らない」「お金を積めばきちんと得られるものがある」。アニメや宝塚、アイドル、バンド、地下声優などいろいろな「浪費」と喜びの形があることを教えてくれる。何であれ熱中できるものがあるのはうらやましい。本書でも触れながらあまりカバーできていなかったが、どうやってお金をやりくりしているのかを知りたい。
Posted by ブクログ
「人のお財布事情が知りたい。」
からはじまったこの企画
たしかに人の趣味は多種多様で
どうやってそのお金捻出しているんだろう？と
思うこともしばしば。
なるほどみんなやりくりしているのね。
いちばん本質的でおもしろかったのは、
アイドルの振付師をしている先生への
「アイドルにとってされて嬉しい応援はなにか」
との問いに
「どういあ内容だとしても、一番嬉しい応援は、
たぶん『肯定』じゃないですかね。」という回答。
なるほどなあ。
しかしみな後悔している感じがないのが
潔くて清々しい。
Posted by ブクログ
あらゆる浪費をする女性たちのノンフィクション。
借金をせず、きちんとやりくりしている人が多いようで、そのことに一番驚いた。
私は自分がハマりやすい性格だと自覚しているので、ハマりそうなことは避けて通っているが、なのに出費が多い。
何かに愛を持っていると、仕事をするモチベーションにもなる、ということを実感。自分の周りにいる、自分にはよさが理解できないものに浪費している人たちを少し理解できた。
Posted by ブクログ
主題からずれますが
>後から追いかけたって、渦中にいた喜びは絶対買えない
ちょうど今、しみじみと体感していた
これから肝に銘じて行きていこうと思う
Posted by ブクログ
気持ちわかる！
狂ってる感は否めないけど。
もっと突っ込んだところが見たい！
月収、年収、職業に、拘束時間に、部屋の間取りに、使う金額、内容とかとか。
行きたい気持ちがあって、金銭的に叶えられるなら、道なきところに道をつくり、素早く飛ぶ。ほら幸せ。
三次元の恐ろしいところは押しが引退するまでコンプリートが来ない。
お金が減ることよりも贔屓に関わる何かで自分の手に入らないもの、目に入らないものがあることが怖かった。だから惜しげもなく使ったし、そのことは今でも後悔はしていない。
公式に推しキャラが自分の人生の節目をお祝いしてくれるなんて、やりたくてもなかなか出来ることじゃない、でもディズニーならお金次第でそれが実現可能になる。お金が世の中の全てでは無いけど、お金で叶えられる幸せの数が多いに越したことはない。
そのブランドが好きだから応援するために「概念」を買う。
お金を払って後悔するようになったらそのコンテンツは辞めどき。
浪費はお客様の財布を害する可能性がございます。
遠征で全通する人は仕事、学校はどうなっているのか？
明日の海外イベント、行きたくなったから行ってくる！と10時にLINEが来て、16時にはフライトしていた友達。
好きなものがはっきりしてるって幸せなこと。
Posted by ブクログ
同人誌よりも内容がバージョンアップしているので、同人誌を持っているけど未購入だという人にも買ってほしいなと思いました。
どの話も面白かったのですが、ロザンに浪費する方の話が特に好きです。自分の好きなものに癒され自分自身が救われるのは意識してなくてもある事だと思ったのと、自分の好きなものがもっと愛しくなりました。続編も出てほしいという気持ちを込めて星四つです！
Posted by ブクログ
確かにそれは「浪費」ではなく「愛」。
皆ジャンルは違えど、捧げる情熱は一直線。
こういう情熱は、ないよりもあったほうが人生は潤うし、楽しいよね。
でもお金の使い方は計画的に・・・。
Posted by ブクログ
私もこの浪費図鑑の中の一人に該当してた時もあってか、分かるわーこの気持ち！と同感しながら、面白く読みました。どちらかといえば、私は王道？のアイドルミーハーだったんだけど、この浪費図鑑の中には色んな世界の沼というものにハマる人がいて、新しい世界を見たという感じでした。一見、周りは普通に見える女子たちがいるのかもしれないけれども、ハマり度合いは様々であっても、多かれ少なかれ、この浪費図鑑に該当する女子たちはたくさんいるだろうなと思った。ぜひ続きがあれば読みたいし、これに未記載分も読んでみたい！！
Posted by ブクログ
Twitterで時々目にして気になっていて購入。回りからは浪費とみられる行動をする女性がどうしてそこにお金を費やすのか語っている短編集。
個人的にツボだったのは、ロザンとTDRと触ってほしくての3つ。その他からもパワーワードがたくさん。
Posted by ブクログ
すごい金額を使っているオタクばかりで読んでいて唖然とした。
私はこうならないようにしないとという学びの本でもあり、オタ活楽しいよねと共感の嵐が詰まった本だった。
Posted by ブクログ
ツイッターで見てて読みたかったのが一般書化されていたので読む。が、なんか一つ一つのページが少なく掘り下げが物足りないのと、強い動機に基づくものではない浪費がちらほらあるのが残念だった。強い好きな気持ちを読みたいものなのだけども…
シリーズ作品レビュー
