新川権兵衛のレビュー一覧
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打ち切られたのが非常に残念
WEB版がきちんと完結して書籍版を購入しようと思ったのだが、打ち切りになっていた。
原作を全て読んだが魅力的な登場人物も多いし、主人公の戦う力と精神的な面のどちらの成長も上手く表現されていて傑作だった。
売り上げの面から打ち切りにしたのかもしれないが、既刊の評判を見てもわかる通りきっかけがあればヒットしてもおかしくない作品だと思う。
出版社の判断力を疑いたくなるし、出版してる作品の内容なんて気にしてないんだろうなと改めて思わされた。
書籍購入済みでWEB版を読んでない人はそちらにも目を通すことを激しく薦める。 -
Posted by ブクログ
あー、なるほど。この生活感、「生きる」ために助け合う感じ、凄く好きです。
生き残る事、生存を描いたファンタジー。
冒険や英雄譚ではないというのがポイントです。
…地味な印象はあるのですが、そのおかげで知恵を凝らして困難な状況を乗り越えていこうとする行動、登場人物たちの心境が丁寧に描かれています。
個人的にツボなポイントはファンタジー(中世ヨーロッパ)の生活が感じられる点。
食生活が目立って感じられますが、それ以外でも村の街並みや服装、武器や装備、それから夜の暗さの表現が何とも「それっぽい」。
「魔法についての説明がない」所も生活に根差してる感じがして好みです。
また、キャラクターも魅力 -
Posted by ブクログ
惜しくも完結巻となった三巻では、ゴルブル迷宮探索を中心に物語が描かれている。
レカンが大暴れする様を描きつつ、二巻で出会った恩師シーラとの関係も深く描かれ、彼女の有り様と、そんな彼女を受け入れるレカンの姿が描かれている。
途上での完結ながら、この巻の読み応えは素晴らしい。
書籍版4巻でもそうだが、レカンという孤独な狼が成長する様、その胸襟を開く様が見える完結は、この物語の大きなテーマを満たしているようにも見える。
書籍版も、コミカライズ版も、そうしたこの物語の物語性を貫いてくれた。
特に作者が異なるコミカライズ版では素晴らしい物語愛を感じるだけに、つくづく完結が惜しまれる。
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Posted by ブクログ
異世界→異世界の転移で描かれる、狼になぞらえられた強大な冒険者レカンの冒険物語開幕の巻である。
数多の迷宮のいずこかに、数十年に一度開くという異世界へと続く「黒穴」。
バグラド迷宮を制覇した<片目狼>のレカンはその黒穴を発見し、盟友<人喰い熊>のボウドと共に飛び込んで、そして……とそんな形で物語は始まる。
言語の通じない異世界に足を踏み入れ、彼が大きな世界へと旅立つ前日譚のような物語が展開されているのがこの一巻だ。
前日譚なれども、数多の敵を剣でねじ伏せるレカンの姿は鮮烈に描かれている。
特に後半、コミカライズでは名も明かされなかった難敵・地竜トロンとの死闘はまさに活写。
某 -
購入済み
重厚な本格バトルファンタジー
すごくおもしろい
こういうのが読みたかった
女の子とイチャイチャしたりしない硬派なやつです
絵が上手い、すごく上手い
主人公のレカンも西部劇とか時代劇のヒーローみたいでかっこいい
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購入済み
硬派なファンタジー
最近では珍しい硬派なファンタジー漫画です。ヒロインという程のヒロインは出ず、ストイックに強さを求める主人公の姿は今どき珍しくとてもかっこよく見えます。こういう作品を読みたかったので楽しく読めています。
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購入済み
それをすてるなんてとんでもない
日本有数の上質なファンタジー
漫画版と書籍版を同時に打ち切る出版社の正気を疑う。
漫画版についてもここ1-2年では上位といって過不足ない良作で本当に本当に本当に勿体ない。
これで映像化作品が不足しているなどと世間で言われているのは本当にわけがわからない
掲載誌と合わなかったのか?移籍は出来なかったのか?他社で継続は?
本当に悔しいし勿体ない
どんな手を使ってでも復活して欲しい
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購入済み
静かめ
あー良くいるよねえこんなヤツ的良家の息子がユルく悪役でいたり、
大袈裟な吟遊詩人の歌詞とか、
バックグラウンドの描き込まれた元魔女とか、キャラが厚い。
それでいてしつこくない戦闘シーン。
良質大人ファンタジー。 -
Posted by ブクログ
『辺境の老騎士』から、支援BISさんのファンです。
Webで原作は追いかけていますが(そしてそれは、当然のごとく大変面白く容易にのめりこめてしまいます。小説もそのうち買います。)
エダがレカンを追いかけ見送ったシーンが、まざまざと脳内で画として浮かび上がった瞬間、こちらのコミックを注文していました。
さて一巻は、主人公レカンが異世界に降り立ち、冒険者として歩き出すまでが描かれています。
重厚な世界が広がるハイファンタジー。
世に氾濫する転生ものは、生まれたときからとにかくハイスペックで無敵で女の子にもモテモテ(モテる理由はわからない)で……と、すべてとは言いませんが、そんな印象です。
翻っ -
購入済み
おもしろい
これが面白かったので次が読みたく、
でも2巻がまだ出ていない。
小説で続きを読みました。こういうお話しがもっと読みたい。でもこれ以降他のおすすめ高評価の小説を読んでも不発ばかりです。同じ作家さんの小説を読んでみようか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったのにこの巻で打ち切りのようです。
なんとヤングエースUPで待ち時間ゼロで、全巻無料で読めます。
原作が小説家になろうのウェブ小説ですが、そちらは180万文字ぐらいの大ボリュームで、思った以上に長編で驚いた。
漫画の最後のコマでコミック版完となってて、続きは小説でってあるので、漫画が3巻しか続かなかったので、世界観を気に入った人への小説版の販促ツールとして割り切って無料公開って感じでしょうか。まぁまんまとその作戦でウェブ版だけど小説読んでるので、いい作戦なのかもしれない。
この人の作品は読んだことがあまりなかったけど、なかなか世界観とか人間社会とかが常識的でいいですね。よくあるなろう系 -
購入済み
等身大の中世(地方)。
絵も内容も非常に丁寧。
ストーリーもほぼタイトル通りですが御都合主義がなく
むしろ困難から始まった地方領主と僅かな領民の生き残りの物語で、先行きは今の処悲壮でしかない(3巻まで)のですが、不思議と悲惨とかグロテスクだけと感じないのは出る人間が「魔女」を含め「領民」であり、幼い子も「こうなるしかない」でも「どうにかして生き伸びたい」という全員地に足の着いた強い願いを持つ逞しい人々であるからであり、それゆえに読み手は彼らの日常と刹那の喜びと未来の希望を持つゆえの明るさも共感できるのではないかと思います。 -
購入済み
ずっと気になってた
以前立ち読みで、出だしだけ読んで、面白そうだな?っと思ったけど、当時は購入しなかった。
それから、2年ぐらい忘れてて……。
ある時ふと突然思い出した。
廃墟のような崩壊した東京と、巨大な駅の中を歩き回る主人公。駅の中には簡単に入れなくて……海で老人と話してて「もう、行くよ」と別れを告げるシーン。バック1つだけ持って旅にでる主人公。
そんな出だしで始まる作品なんだっけ?と悶々としてしまった。
うろ覚えの本でもみつかる。約2万冊の書籍検索「Webcat Plus」
というサイトで、うろ覚えの部分だけを文章入力して検索したら「横浜駅SF」が一覧の中にあった❗
これだっ❗
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Posted by ブクログ
冒険者レカンの異世界→異世界型転移物語の二巻は、近隣の大きな街ヴォーカを目指して護衛依頼を受ける前半と、レカンですら怯むほどの魔力を持った魔女シーラに(薬師として)弟子入りを目指す後半が収録されている。
元の小説にある内容を巧みに省略し、一部コミカライズ用に話をアレンジしながらテンポよく描かれている印象の二巻だった。
各々の内容を見ると味わい深いストーリーなのだが、テンポよく進んだことでサクサク進み過ぎている印象も少しあった二巻だった。
前半の護衛依頼でアクセントになる女冒険者エダの存在は、露出の多さと比べて流れ過ぎてしまった感はあったし、後半の奉仕依頼もまたややイージーに進んだ印象 -
ネタバレ 購入済み
素晴らしいコミカライズ
丁寧に丁寧に物語が進んでいくのが読んでいて何とも心地いいです
表紙の女の子に今後見せ場は来るのか、別れたルビー姫は今後登場するのか
主人公がとてもクールなので続きが気になります