スージー鈴木のレビュー一覧

  • カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区

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    BS12で放映中の「ザ・カセットテープ・ミュージック」の書籍化。
    1980年代のいわゆるJ-POPの誰もが知る名曲から隠れた名曲を司会のマキタ・スポーツとスージー鈴木が自身の思い出、思いれだけでなく、テクニック的なところも交えしっかり紹介。
    番組は2018年10月現在放映中なので、そこら辺の音楽に興味のある人はぜひ観ていただきたい大推薦番組である。

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    2018年10月13日
  • カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区

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    今いちばん気に入っている音楽番組がBS12で放送中の『ザ・カセットテープ・ミュージック』です。周囲に観ている人は誰もいないし、存続していけるのだろうかと心配していたら、衛星放送協会オリジナル番組アワードでバラエティ番組部門の最優秀賞を受賞したのだそうで、なんと嬉しいこと。その番組を丸ごと書き起こしたのが本作です。

    マキタスポーツとスージー鈴木、ともにアラフィフのふたりが、カセットテープに入れるとしたらという前提で80年代の曲を中心に3曲ずつ選びます。ほとんど邦楽だけど、ごくたまに洋楽が入ってくるのも面白い。

    「肉じゃがに急にパクチー放り込んだみたいな感じ」とか「フレディ・マーキュリーがレオ

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    2018年09月22日
  • サザンオールスターズ 1978-1985(新潮新書)

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    サザンがデビューした1978年から「Melody」含むアルバム「KAMAKURA」が出た1985年までを初期サザンとして括り、一年ごとに動きを追ったドキュメントタッチの作品。
    私にとっても、小学校5年から高校3年生までの青春時代。本書で紹介されるサザンの曲は、いろんな思い出に結び付いています。こういうバンドが同時代にいてくれたことに本当に感謝です。

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    2018年07月03日
  • サザンオールスターズ 1978-1985(新潮新書)

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    サザンオールスターズはなぜ国民的バンドとなり得たのか。彼らの1978年デビューから初めての長期活動休止となる1985年までの初期サザンを分析する。

    まずはデビュー曲「勝手にシンドバッド」で世間に衝撃を与える。何を言っているのかわからない桑田節とホントに意味がわからない「胸さわぎの腰つき」。このツカミで世間の関心をガッチリつかんだサザンは、テレビから距離をおいていた当時のミュージシャンとは一線を画し、テレビ業界を中心に活躍する。まさに「Workin' for TV」バンド。

    紅白歌合戦や桑田・原の結婚式中継など、テレビで消費されるが、これぞというヒット曲は生まれず。しかし、桑田佳祐

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    2018年03月13日
  • サザンオールスターズ 1978-1985(新潮新書)

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    「ひよっこ」って初めて録画をしてまで見た朝ドラでしたが、テーマソングの桑田佳祐の声が高度経済成長期の多幸感を包み込んでいて、まさに「国民的歌手」という存在感を発揮してたと思います。だけど初めてサザンをテレビで見た時、彼はジムショーツで舞台を駆けまわっていて、そのインパクトは「勝手にシンドバット」という楽曲に負けず劣らず強大で「特異なもの」を見たということを覚えています。そんな「特異点」がなぜ「国民的」になったのかを、まるでビッグバンから宇宙の基本構造が出来るまでの「最初の1秒」を解説するかのように1985年までの初期のアルバムを詳細に論評し、しかも筆者のライフヒストリーと重ね合わせていく、とい

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    2017年11月10日
  • サザンオールスターズ 1978-1985(新潮新書)

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    デビュー曲「勝手にシンドバッド」から
    アルバム「KAMAKURA」までの"初期サザン"が、
    日本の音楽史に与えた影響と、
    サザンの軌跡を年代ごとに分析しまとめた本。

    私はサザンのデビューを見た世代ではないし、
    本書で挙げられているアルバムや名曲たちをリアルタイムで聴いてきたわけではないが、
    だからこそ、この本を読むことで当時の時代の波というか、熱を感じることができた。
    流行り廃りが目まぐるしいなかで、40年近く経った今も色褪せない「勝手にシンドバッド」は、本当に、すばらしいという言葉では足りない、言い尽くせないほどの名曲だなぁと。

    著者の評価には共感するところも、うーん

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    2017年09月03日
  • サザンオールスターズ 1978-1985(新潮新書)

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    初期のサザンは本当にいい。特に再結成するあたりまでのは特に。そんな初期のサザンを取り上げた本。KAMAKURAのMelodyが特にいいという点はとても共感する。結構覚めた目でも評価していて、かならずしも頷ける意見は半分ないとしても、好感が持てる。ギターコードはよくわからないが。

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    2017年08月03日
  • 桑田佳祐論(新潮新書)

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    各曲の歌詞を深掘りして解説していくが、考えようによってはかなり野暮とも思えてくる。とはいえ、この本で紹介された曲を改めて聴き直してみたくなるのも事実である。そしてそのほとんどがサブスクリプションサービスで即座に聴けるこの時代が有難い。

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    2025年03月11日
  • 恋するラジオ Turn on the radio

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    ラジオがテーマかと思っていたが、音楽にまつわるエッセイのようなものだった。懐かしさもあり、山下達郎、サザンオールスターズ、ビートルズをレコードで聴きたくなった。

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    2024年02月04日
  • 幸福な退職―「その日」に向けた気持ちいい仕事術―(新潮新書)

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    広告代理店に勤務しながら2足のわらじを履いていた筆者が、MMK(無駄なく、無理なく、機嫌よく)を実践し、満を持して新たなスタートを切るための心構え、ノウハウ、コツを伝授してくれる1冊。
    自分の軸をしっかり持ちながら助走する大切さを再認識させてくれる。

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    2023年09月03日
  • 桑田佳祐論(新潮新書)

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    天才桑田。ずっと前からそう思ってきた。メロディラインやアレンジはともかく、バラード以外は、歌詞は音に隠れて、あまり評価されてなかったような世論に、物申す?一冊。確かに!納得の内容だが。。。歌詞の分析って、本来恥ずかしい気持ちする。文字に起こすと、結構やばいもの多し。

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    2023年02月05日
  • 桑田佳祐論(新潮新書)

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    このタイトル見たら、サザンや桑田さんのファンとしては買わざるを得ない。

    以前同じ著者によるKAMAKURAまでのアルバムを紹介した本も見たが、今回はソロも含めてある程度最新のものまで網羅。 あらためて、桑田さんの取り上げるテーマの多彩さを確認することができたと思う。

    また311や病気後の作品に感じるものについての話題は、個人的に同じように感じる部分があり、納得感あった。

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    2022年07月25日
  • 桑田佳祐論(新潮新書)

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    ネタバレ

    <目次>
    はじめに~こんなもん、ただの歌詞じゃないよ
    第1章  胸騒ぎの腰つき(1978~1985)
    第2章  米国は僕のヒーロー(1986~2010)
    第3章  20世紀で懲りたはずでしょう?(2011~2022)
    終章   桑田佳祐と戦後民主主義(1945~2022)

    <内容>
    桑田佳祐の(サザンオールスターズ)の歌詞を元に、彼に生き様や時代背景などを(類推しながら)解いていった本。まあ、著者の言うとおり、当初は意味のなさげな(ありげな)和洋折衷の歌詞を曲につけて、やがて確信犯的に自分の気持ち(日本や世界の良くない政治の流れ)を歌詞にぶち込んでいるんだろう。そう思う。 

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    2022年06月24日
  • 平成Jポップと令和歌謡

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    一言コメント集なのでまあ。それにしてもスージー先生またたくうちに人気評論家になったよなあ。もちろん実力あってのこと。

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    2022年04月26日
  • EPICソニーとその時代

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    『アンジェリーナ』、『そして僕は途方に暮れる』、『My Revolution』、BARBEE BOYS、ドリームズ・カム・トルゥーなど、80年代のキラキッラな音楽を生み出してきたEPICソニー。
    名曲の分析、レーベルの歴史、プロデューサー小坂洋二、佐野元春インタビューを収録。

    冒頭でそれぞれの曲を最初に聴いたときの思い出が書かれているんですが、これよくわかる。最初に聴いたときを覚えているくらいEPICソニーの曲というのは新鮮で衝撃的でした。

    私の場合、『そして僕は途方に暮れる』は校内放送。クラスで一番かわいい女の子を捕まえて「これ誰の曲?」とたずねました。特別仲が良かったわけでもないのにな

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    2022年03月23日
  • EPICソニーとその時代

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    1978年にCBSソニー内に設立されたレコード会社、EPICソニーは佐野元春、大江千里、渡辺美里、大沢誉志幸、BARBEE BOYS、岡村靖幸、DREAMS COME TRUEなど、80年代~90年代序盤の日本の音楽シーンを彩る多数のアーティストを輩出した。まさに80年代という時代を代表するといってもよいEPICソニーというレコード会社が、ここまで目を見張るような成果を出せたのはなぜかを、個々のアーティスト・作品の分析と合わせて、関係者らのインタビューから解き明かした一冊。

    本書の半分くらいは、EPICソニーから生まれた数々のヒット曲の分析となっているが、こちらについてはさほどの面白みはない

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    2021年12月05日
  • EPICソニーとその時代

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    Spotifyにプレイリストがあり、実際に楽曲を聞きながら読めたのがいい。ただ、コード進行や譜割りなどを用いたアカデミックな解説は個人的にはいらないかなぁ。佐野さんのインタビューは良かった。

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    2021年11月20日
  • カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区

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    このところずっと日曜日の夜9時は、BS12と決まってました。マキタ・スポーツとスージー鈴木の日本ポップス(J-POP以前も含む)を巡る奔放でエッジが効いていて、しかもディープなおしゃべりが、さあ、明日から月曜日!という週末の最終コーナーのリラックスタイムでした。元アイドリングの女の子がおじさん二人のマニアックトークにチンプンカンプンな感じも、可愛いいのです。語る素材はまさに自分にとってもドはまりミュージックなのですが、ずっと聴いていなかった曲、すっかり忘れていた曲や、まったく知らない曲もあるので見た後はYouTube三昧のベッドタイムに突入でした。自分が視聴し始めたのは一昨年ぐらい。2017年

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    2021年09月11日
  • 恋するラジオ Turn on the radio

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    作者とタメだった。リンクするはずだ(サザン登場の衝撃とか、ブルーハーツとの距離感とか)。加藤和彦についての記述が切ない。

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    2021年09月02日
  • 恋するラジオ Turn on the radio

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    音楽評論家・スージー鈴木による自伝的小説。

    その時代に寄り添った音楽があったということがよくわかった。

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    2021年05月24日