松原タニシのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
食べる者と食べられる物。
生き物は食べる事で命を永らえている。誰かが誰かを食べ、何かは何かを食べている。
人が食べられるということは、現代において少ないけれど、孤独死の現場において、人間は虫や微生物の食べ物になる。
孤独死をして、虫に食べられ糞になり、微生物に分解されて土になった男がいた。その土で野菜を育てて、それを松原タニシさんが食べる。
嫌悪感を感じてしまったけれど、でも不思議と、彼の行動を受け入れてしまう気持ちもある。
巡るとは、輪廻とは、食べられ排泄されまた食べられてと、何かの一部になり続けることなのかな?
孤独死をした彼は、今は松原タニシさんの一部に転生している。そんなふうに -
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松原タニシさん、私もこの漫画で知ったんですが、色々調べてたら漫画の通りウケよりも、真摯に亡くなった人たちに向き合っている姿勢がかっこよくて、気になる芸人さんになってしまいました。シャンプー…と書いたおばけの記事も見つけましたが、あれ、ほっこりエピソード的なものになってて、本当にそんな気持ちであれを経験したのか⁉︎と気になってますw
タニシさんが実際に体験した話なのでしっかり怖いですが、ちゃんとエピソードごとに本人も読者も納得するところまで住んでいるので、読んでいてとても面白いです。 -
Posted by ブクログ
前作からの勢いで読み始めた二作目だけど、思いの外深い一冊だった事に驚き。
相変わらずタニシさんの周りでは、大きな心霊現象は起きないけれど笑、前作から(きっと)さらに大きく広がったタニシさんの人脈。
関わり合う人が増えるほど、思考も出来ることも深く多くなっていくんだなとしみじみ思った。成功する人のたどる道だと思う。
この成功っていうのは金銭的なものばかりではなくて、心の深さや見識の広さだって含む。
あとがきにあるように、タニシさんの活動は「福祉」であり、地獄も極楽もあるひとの人生に寄り添うものだと納得した。
「家ついて行ってイイですか?」のホラー版だと思って読んでみて!笑 -
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Posted by ブクログ
良い意味で、3巻目なりの味わい深さが出ている。単なる怪談、ヒトコワというような恐さだけではなくて、淡々とした悲惨さの裏に潜む様々な人生みたいなものが切り取られていて興味深い。
私はどちらかと言うと、怪談に人間味とか悲哀とか情緒とか、とかく恐怖以外の要素を持ち込まれるのを嫌う方なのだが、今回の場合はただの恐い話ではなくなるのが全く嫌ではなかった。おそらくそれは、感動ポルノみたいな流れにならないよう著者が意図的に内容を客観視して冷静に綴っていったからだと思う。あと、私が嫌いなパターンの一つに「結局人間が一番恐い」みたいな落ちがあるのだが、そういう流れに持って行く気配もなくて小気味良かった。
読 -
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不思議な感覚
怖いよりも悲しくなる感じでした。意味不明な話もありましたが、タニシさんの淡々とした対応が、リアルに伝わりゾッとしたり、悲しくなったり。不思議な感覚を味わう本でした。
早く次が読みたいです。 -
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ピッコマより安い
ピッコマでずっと買って読んでいました。リアルで怖いくていいです。が、クーポンを考えるとこちらの方がお得でした。悔しい…ペイペイも貯まるし早く気がついていれば
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