松原タニシのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本屋ではホラーではなくサブカルコーナーに置いてあった。
芸人さんの松原タニシさんが書いた本なのだけど、人となりというか、あとがきに書いてあったけど、好奇心が旺盛で納得いかないと気が済まないというのはよくわかった。
実体験だけじゃなく、人から聞いた怖い話も載せているのだが、それで終わらず自分も実際に足をのばして探索にでたり、調べたりしていて、ひとつひとつの体験に向き合っているというか、興味を持つって自分のものにしているのが感じられた。注目浴びるためだけにやっているという感じじゃなく、死者への敬意みたいなのも感じられるし、落ち着いてものごとをみているところが好感。意外と本多数出版しているからまた買 -
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Posted by ブクログ
一昨年、購読しました。
もともと怖い話は好きだったのと、ディレクター時代の後輩ADくんが知らずに事故物件に住んでしまった事を思い出し、興味本位で覗いてみた。
ちなみに後輩ADくんの事故物件話は、都内の高級街に住み始めたとこから始まる。もともとご実家もお金もちだったので、住み始めたと聞いても「へー」くらいにしか思っていなかったのだが、よくよく話を聞いてもみると、自分で家賃を払っているという。え?いくら大卒とはいえ、2年目のADが月ウン10万もするマンションに住めるわけないだろうと、さらに話を聞き進めると家賃は10万以下だということが判明した。本人は格安なことを「ラッキー」だったと自慢していた -
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Posted by ブクログ
またも、読み応えがあった。構成としては著者が暮らした事故物件と過去の物件のその後を追った第1章、知人等から寄せられた物件および現地に宿泊した体験談の第2章、全国規模の物件(旅館や神社にも及ぶ)の第3章となっている。
前回も思ったけれど、起こる心霊現象はあまりない。ただ、因果なのか、祟りなのか関わった人が次々不幸になる、命の危機にまで及ぶ恐ろしい物件もあって、淡々と過程が書かれているのが逆に怖かった。
著者があとがきで書いているように、だいぶ事故物件との向き合い方がわかってきたということで、生きてる人も死んでる人も同様に向き合っているというのは伝わってくる。変に感情移入しないというか(非情とい