松原タニシのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
事故物件住みます芸人、松原タニシさんの事故物件本の3冊目。
冒頭に驚く。勇気ある構成だ。
自分が住むことになった事故物件に関しては、感情の揺れはあるものの、聞いた事故物件の話に関してはものすごく淡々としてる。怖がらせるような要素を廃した書き方。なのに怖い。少ない情報から「あれ?」と前のページに戻るような。新耳袋を読んだときに近い気もする。
いつか自分も死ぬ。そうすると高い確率で事故物件になる。事故物件だから怖い、ではなくて、ただそこで人が死んだことがはっきりしてるだけの物件なのかも。(地球創世記から考えれば、生き物が何一つ死んだことの無い場所はない気がする) -
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Posted by ブクログ
2022年読み始め。去年は少し読書量が減ってしまったけど、今年も好きな時に好きなものを読んでいこうと思います。
事故物件住みます芸人(改めて思うけどすごい芸人だ)の松原タニシ氏の「恐い間取り」第二段。前作も面白く読んだけど、今作も面白かった。
霊感もないし、今まで心霊現象に出会ったことはないけど、松原氏が結構怖い目とか不思議な目にあってるのを読んでると、幽霊ってほんとにいるのかなぁと思えて来る。最初に住んだ事故物件で女の霊?に好かれてしまった話は端から聞くだけならとても微笑ましい(怖いけど)
松原氏が全てを失くすと言われた2021年が終わりましたが、どうだったんだろうか。第3弾が出るの期待。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ前巻より面白いし怖い。前巻の部屋のその後や他の人の体験談も怖い。
怪異があるのに長く住んでいたり、引っ越しても別の事象が出るが迷惑がっても怖がらない人がいる。霊感が強いのに鈍感なのだろうか、たくましい。
沖縄の御嶽をつぶした家は何かあるに決まっているだろうと思ってしまう。なぜそこにアパートを建てようと思ったのか。
ドラマーは幽霊を見ないというジンクスがバンド界隈にはあるらしい。この人の家は本人に何も起こらなくても周りの人に不幸がある。それを承知で友人に貸して大丈夫なんだろうか。
全滅旅館の話が壮絶。本人は健やかに過ごしてほしいと思う。
孤独死した父の部屋に泊めてもらった話。残ったものは全て捨て -
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Posted by ブクログ
2021.1.25
2冊目が出版されていたとは知らなかった。早く読みたかった。
リアルな話だからオチがなくよくわからないまま終わるのもまた良し。不可解な現象について大袈裟に煽るでもなく淡々と語るタニシさんの文章がさらに恐さを倍増。
一軒目に住んでた事故物件の駐輪場の裏の部分のところ不可思議すぎてやばい。1作目も読み返そうかな。
タニシさんの同居人の人形の写真もいきなり現れたのでドキッとした。夜中にいわくつきの人形の写真は心臓に悪い。
ただ、立て続けに出版して事故物件に住みかえができないのかネタ切れなのか「この話は間取りとは関係なくない?」という無理やり感がある話もチラホラ。(神社とか…)恐 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作に引き続き、短編で読みやすい。
そして一気にゾクっとさせるオチ。
自分が体験したことや聞いた話をそのまま書いているわけだから、いくら脚色さへていたとしても怖いものは残る。
前作で触れていた事故物件のその後が書かれていて、思わず前作と今作、行ったきり来たりしながら読んでいた。
中でも二軒目の事故物件の話と松原タニシによる後書きの言葉が良い。
前者では犯罪を起こした人が社会でどうあるべきなのか、国家は何もしてくれない現状と法律の穴を見事に指摘しており、こういうことを本にできるのは松原タニシのありのままを書くスタンスが結んだ結果だと思う。
ホラー小説を読んでいると思ったら社会の問題にも触れてい -
Posted by ブクログ
心霊スポット巡り記なんだけど、まず驚いたのがタニシめちゃめちゃ文章うまいな〜ってこと 何も起こらなかった時は何も起こらなかったで終わるのも良い。逆にとんでもない事が起きててもさらっと書いてるので信じざるを得ないっつーか
タニシは恐怖という感情を追求したいがために心霊スポット行ってんだなって分かってもっと好きになった これ突き詰めると死と生の境目を確かめにいってるって事になるのかな…私も葬儀関係の仕事はそのためにやってた感じあるから分かる
笑っちゃったのがバンアパの原さん(友達な事にまず笑ったけど)がヤバいスポットを結構知ってること 元宗教施設とかねー…残留思念ヤバそうだよね -
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購入済み
不思議な事だらけ
芸人仲間の実話やイベント会場に纏わる怪談など、タニシさんならではの怖い話が満載。
事故物件のその後のエピソードなど続き物の要素が強いので1を読んでから2を読まれるのをおすすめします。
iPadのブラウザで読んでいましたが、途中何度も表示エラーが出たり、流していた音楽が途切れたりといった霊障っぽい事が起こったのが一番怖かった。
内容とは直接関係ありませんが、この情報もこの本には必要な気がするので書かせていただきます。