片岡人生のレビュー一覧
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魂の痕跡=魂石が不幸にして砕け散った場所から魂を回収するお仕事、もしくは今死のうとしている人間の魂を無事に死なせて魂石の砕け散るのを防ぎ、来世へ移送するお仕事、でも言うべきテーマで描かれる本作。「魂鎮め」とは一味違うが、砕け散った魂を清掃し、魂石にする役目の天野くん(見た目少年・中身に何が入っているか分からない為感情・痛覚その他が無に近い)と、魂石の査定をするとでも言うのか、魂石から持ち主の人生の最期を確認する役目を担う黒髪メガネの櫻井(こちらは生真面目から来る人生経験の少ない青年と言う感じ)、この二人のコンビにコンビ愛が生まれるのか、と言う楽しみもある作品。
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Posted by ブクログ
死にぞこない共の宴の終焉。
丸太とシロ。表と裏のように常に離れない関係であった二人。この作品のすべてのキャラは苦しみを背負い、死んでもいいと半ば死人のように振舞っていました。だからこその死にぞこない。主人公の二人とも死にぞこないに相応しい未来に向かう答えを最終的に出していました。苦しんだ自分の罪を理由にすんなり死を受け入れればそりゃ楽でしょうが、それでもまだ生きたいと思うからこそ不条理な世の中は生まれるんじゃないでしょうか。世の中は自分ですら思いのままにいかない不条理なもの、それをうまく体現している二人だったんじゃないかなーと思います。
正直言えばこの作品に対しては少し不満が残ります -
Posted by ブクログ
なんのために戦い生きるか、不条理に立ち向かう12巻。
不条理に立ち向かうこと。本来のトトではなく偽者とわかっていても守り続けるヨスガ。ただ生き続けなければいけないという不条理に、死という救いをくれる存在を守る。彼女の戦いは歪んでいるようで大切な存在が死んだとしても続いているのがなんともデッドマンらしかった。そして、死からの脱却と混沌を求める剥切燐一郎もまた自分が見つけた愛のためにもがき続けるデッドマンになっているのが皮肉めいていてよかった。
表題ともなっているデッドマン・ワンダーランドという言葉らしく死にぞこない共の宴もクライマックスに近づいて来ましたが、ここからどう決着をつけるのか