リー・チャイルドのレビュー一覧

  • 宿敵(下)
    完璧なカナヅチの私には荒れた海の中なんて考えるだけで恐ろしくて、さすがのリーチャーも死んでしまうのかと思った。結局は正義は勝つ!なので安心だけど。
    ところで、この感想はVIVANTの一挙放送を観た後に書いるのだけど、VIVANTの作中に今作の冒頭と同じプロットがあってワクワクした。
  • 消えた戦友(下)
    安定の面白さ。リーチャーなら必ずやり遂げてくれると分かっていても、読むのをやめられない。それは結末の爽快感を味わいたいがためだ。徹底的に叩きのめす、それが快感なのである。
  • 葬られた勲章(下)
    テロとの戦いに突入しているアメリカの姿を描いています。

    テロとの戦いって、対テロリストというだけではなくて、対自国民という事にもなるんですね。それが故に、リーチャーは、警察や連邦機関から追われながら、テロリストに孤独な戦いを挑む羽目になります。一体、何から何を守っているのか?もっとも、リーチャーの...続きを読む
  • 宿敵(下)
    事件の解決に向かっている途中、リーチャーがMP時代に取り逃した犯人の姿が見え始めます。今回リーチャーが潜入した事件の背景、事の黒幕は、その嘗ての犯人につながっていたんですね。

    最後、リーチャーがピンチに陥るのですが、その後、意外に最後までは短かったのは、仕方ないのか。まぁ、あそこから更に長く話が続...続きを読む
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語
    恥ずかしながら私自身は本書を読むまで作品と名前が一致していなかったのだけれど、米国では誰もが知る巨匠エドワード・ホッパー。
    様々な作家の作品からなる『短編回廊』とは違って、一冊丸ごとエドワード・ホッパーの絵画から紡がれた物語はどこか懐かしく、登場人物とはこれまでもドラマや映画、小説などで出会っていた...続きを読む
  • 奪還(下)
    アクションはほぼないが、頭脳戦が読ませます。しかし、ラスト近く、リーチャーが悄然と農場を後にしようとする所だが、何故5人もの人間を連れて出ていけたのか、と考えなかったのだろうか? タイヤの跡からわかるのだが、リーチャーならその前に気づくのでは? と思った。読み落としか読み違いしてるのかな?
  • 奪還(上)
    非常に謎解きの要素が強い一冊。これまでのリーチャーシリーズを読んでいなくても楽しめる作品です。作中で述べられている米国人、英国人の気質の違い、軍の部隊ごとの違いなども興味深い。リーチャーは人を殺すことにちゅうちょしない。こういう考え方は私には理解が及ばない。銃や人を殺すことが身近にあることとそうでな...続きを読む
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語
    1882年に生まれ、1967年に亡くなった、エドワード・ホッパーというアメリカの画家の17の作品を題材にして、17人の作家が、それぞれの絵に対しての短編物語をつくるというコンセプトの本。要するに、エドワード・ホッパーの17の作品に対して、17編の短編が書かれ、本書はそれを収めた短編集だ。
    アイデアを...続きを読む
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語
    20世紀を代表するアメリカ人画家の一人であるエドワード・ホッパーの作品は、写実的だが郷愁を感じさせるタッチ。現代的な孤独感。描かれる人物の物憂げな表情。ありふれた構図なのだが何故か惹かれるものがある。
    そんな魅力に惹かれる作家も多く、この本の編者であり著者の一人が、これまたアメリカ探偵小説の雄ローレ...続きを読む
  • 反撃(上)

    リーチャーは余裕ありすぎ

    ジャック・リーチャーシリーズ第2弾。第1弾の『キリング・フロアー』だけがなぜか電子書籍化されていないため、飛ばして2作目からのスタートです。主人公のジャック・リーチャーはもはや顔も声もトム・クルーズのまま再生されてしまいますね。原作ではかなりの大男という設定だから、そこだけはちょっと違うけど。もう少...続きを読む
  • 警鐘(下)

    なぜジャックと呼ばれないのか?

    ジャック・リーチャーがなぜファーストネームで呼ばれないのかずっと不思議だったのだが、その理由がこの巻で判明する。この呼び方が思わぬところで鍵を握ることになる。今回は元憲兵隊としての捜査能力に力が発揮され、アクションは少なめ。前作は無敵なイメージが強かったのに、今回はそうでもない。むしろ美人弁護士にメ...続きを読む
  • 反撃(下)

    リーチャーはデカかった

    ジャック・リーチャーの身長195cm、体重95kgと判明。デカっ!トム・クルーズと全然違うじゃん!また、彼はスナイパーとしてもかなりの凄腕であることがわかる。本作でもその尋常でないテクニックが惜しみなく披露される。少し違和感を感じるのは、誰も彼をジャックと呼ばずに、リーチャーと呼ぶ所。アメリカ人って...続きを読む
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語
    楽しめた!
    知ってる作家も知らない作家も、1枚の絵から広げる想像力の半端なさをまざまざと見せつけられた思い。キング御大、ジョイス・キャロル・オーツ、ローレンス・ブロックなどはさすがの出来で、中でもジョー・R・ランズデールがダントツ。ウォーレン・ムーア、クリス・ネルスコットが発見だった。

    しかしそれ...続きを読む
  • 奪還(上)
    二転三転しておもしろかった。妻子誘拐の謎解きとアクション。アメリカ人とイギリス人の違いよ描写もなるほどと思いました?あっという間に読み終わります。
  • 消えた戦友(上)
    (上下巻併せた感想)

    ▼何作目かの、ジャック・リーチャー・シリーズ。アメリカ退役軍人のジャック・リーチャー。軍人としてのキャリアをずっと憲兵隊として過ごした、つまり軍隊内の警察であり、捜査官だった。叩き上げのエリート(矛盾?)だったが若くして少佐で思うところあって退官、その後は年金暮らしだが、なん...続きを読む
  • ミッドナイト・ライン(下)
    うーーん。アメリカ軍は、いろんなところに派遣されているし、しかも、戦闘に巻き込まれるのが多いので、こういう事になるのか・・・。そりゃ、退役軍人省とか、退役軍人病院とかも必要になるよな。

    っていうか、物理的な身体の怪我のみならず、感染症も治らないという事もあるのか。厳しいな。

    それはそれとして、日...続きを読む
  • ミッドナイト・ライン(上)
    リーチャーは、事件に巻き込まれることが多いですが、この作品は自ら事件に入り込んでいくタイプ。

    アメリカの士官学校の絆って強いんですね。卒業リングを見ただけで、見ず知らずの、しかも、後輩を探そうとするなんてね。そして、士官学校側も、なんやかんやで協力するんだな。
  • 消えた戦友(下)
    やつらは特別捜査官に喧嘩を売ったのに、われわれは手出しできず友人の仇をとれない。墜落死の事件と、戦友らと連絡がとれないことは関係があるのか。やがてリーチャーの記憶の糸がつながる。

    安定の面白さ。リーチャーはやはり我が道を行くのであった。
  • 消えた戦友(上)
    放浪中、かつての仲間から連絡を受けたリーチャー。
    助けを請われて向かうと、憲兵隊時代の戦友が無惨な殺され方をされており、ほかにも行方不明者がいるという。
    真相の究明に乗り出すリーチャーらの背後には、常に不穏な尾行者が……。

    8月のお楽しみ。今回はチームで事件の謎に挑みます。冴え渡るリーチャーの推理...続きを読む
  • 宿敵(上)
    リーチャーが人助けするんですが、同時にトラブルにも巻き込まれるような冒頭。ちょっと驚いたんですが、それは、仕組んだことだったんですねぇ。