河合香織のレビュー一覧

  • セックスボランティア(新潮文庫)

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    障害者の性をテーマにしたノンフィクション。

    男女の障害者、性の介助の提供者、オランダの性事情、風俗など、関係のある人物をレポートしている。

    「性は生きる根本」
    「全ての人が自分の性について見つめ直すべき」

    などの言葉が響いた。

    性=生であり、性欲≠性交ではなく、精神的、肉体的コミュニケーションであると。

    また障害者だから性のことをタブー視するのではなく、全ての人間がもっと性について向き合うべきとしている。

    勉強になりました。

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    2018年11月12日
  • セックスボランティア(新潮文庫)

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    途中まで読みました(確か出張ホストの話まで)
    重度身体障害者の男性と、健常者の女性の夫婦の話には驚きました。
    女性に障害者の男性とお付き合いしたい、結婚したいと思わせたものは何なのだろう?
    身体こそ不自由だけれど、内面がとても魅力的で、奥様との相性も合うのだろうなと思いました。

    「自分は障害者だから恋愛や結婚は無理だろう」と諦めている方がもしいたら、↑の章だけでも読んでほしいです。

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    2020年05月06日
  • セックスボランティア(新潮文庫)

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    性への興味から。

    非常に読みやすかったです。

    障害をもっていても、そりゃ人間ですものね。障害者の性介護を有償でするにしろ無償でするにしろ賛否両論あるようですが、私は本文中にもあったように、そこにニーズがあるのであればあってしかるべきだと思った。

    ただし、サービスを提供する側にも生活や感情はあるので、そこが有償であるか無償であるべきかは、当事者が判断されるべきだと思う。少なくとも何の手出しもしない外野の者がとやかくいうべきではない、と思う。

    有償であるべき理由として、互いに「お金が絡んだサービスだから」ということで割り切って気軽に付き合えるといメリットには大変納得した思いがしました。

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    2018年08月27日
  • セックスボランティア(新潮文庫)

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    昔、セックスボランティアというものがあると聞いてからずっと興味は持っていた。
    技術や医療が進歩したり、バリアフリー法が多くの施設で義務付けられていたり等、昔よりも圧倒的に障がい者の人が生きやすい世の中になっているはず。
    しかし、障がい者の方の性の話になると途端にタブーな話のように感じてしまう。

    実際私も、読んでいく中で
    「障がいを持っていて、周りに助けられながら生きる事が出来ているのにそれでもなお、必要最低限以上の欲望を満たそうとするのか」と思ってしまい、我に返った。
    結局、自分も障がい者の差別を行ってしまっている。

    恐らく一般的にも「障がいへの理解があり、差別はしない」と思っている人が障

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    2017年12月24日
  • 絶望に効くブックカフェ

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    長期間にわたる連載書評をまとめた本。
    ジャンルも幅広く1回で2冊紹介される中で1冊は必ずしも新しい本ではなく、その2冊の関連性に着眼できるのは、著者の深く長い読書歴があってこそと思う。

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    2017年09月23日
  • セックスボランティア(新潮文庫)

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    今まで全く考えてこなかったコトであり、衝撃を受けつつも、なんでこんな当たり前であり、人間の基本の欲望に近い性という問題について知らなかった、教えてもらえなかったことが残念だったなーと感じた。大学時代には障碍者について学ぶことも多い分野だったにも関わらずだ。

    やはり性についての内容はタブー視されている今の世の中だから仕方のないことかもしれないし、じゃあこの問題について取り組めと言われても、拒否しそうな私もいて。

    本当に難しい問題だと思った。だからと言って、全く知らないふりをするということもいけないような気もする。この本を読んだからと言って答えがでるわけではないけれども、色んな人にこの内容を知

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    2017年09月16日
  • 帰りたくない―少女沖縄連れ去り事件―(新潮文庫)

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    事件に関わる人たちの正論は、再びこのような事を発生させない歯止めとなったのだろうか。読者は完全に否と答えるであろう。誰も悪くないなら、環境のせいか?運が悪かったからなのか。そう結論づけるのもますます解決には程遠い。他人への思いやり、その拡がり。なんとなくそれが第一歩のような。2017.7.1

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    2017年07月01日
  • 帰りたくない―少女沖縄連れ去り事件―(新潮文庫)

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    寂しい半生をすごしてきた男が、虐待を受けたのか家を離れがちな少女と偶然知り合い、一緒にすごすようになる。男が定期的に子どもに会えていれば、こうしたヘンな関係にならなかったのではないか。そう思えてならなかった。著者の粘り強い取材程度には頭が下がる。しかし少女性愛に対しての絶対的な嫌悪感というのは、生理的なものだから仕方がないのかも知れないが、なぜ男性がそう思うようになったのかについては嫌悪感ですませるのではなく突き詰めて欲しかった。よく書けてるしよく取材できてはいるが、その点が残念。

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    2017年04月09日
  • セックスボランティア(新潮文庫)

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    現在学生で介護を行った経験から読み始めた。
    性の介護について客観的に書かれている。
    知らない事が多く驚きの連続だった。最後のシーンは感動的だった。今後に生かしたい。

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    2015年03月30日
  • セックスボランティア(新潮文庫)

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    かなり良かった。これまでタブー視されてきた障害者の性に(まだやや浅いぐらいだけど)切り込んだ一冊。昔TVで見たNPO ホワイトハンズの特集でこうした人達がいるのは知ってたけど、改めて読むと性は生の根源なのだと深く考えさせられる。読んで損なし。

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    2013年07月07日
  • セックスボランティア(新潮文庫)

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    長い間タブーとされていて、ほとんど実態が分からない障害者の性について書かれていて興味深く読ませてもらった。男性だけじゃなく女性の障害者の性欲についても書かれていたのも良かった。

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    2013年06月05日
  • セックスボランティア(新潮文庫)

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    ネタバレ

    美談に持っていかれがちな障害者の問題を、美醜も善悪もない、必要不可欠な人間の営みとして捉え、淡々とルポしていく・・・
    と思いきや、時に著者が登場人物となり、迷い、成長し、読者に語りかける。
    単純に物語としても面白く読ませて頂きました。
    無論、内容も興味深いものです。
    自らの「出来る範囲」を見つめ直す良い機会になります。

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    2014年03月23日
  • 帰りたくない―少女沖縄連れ去り事件―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    二人の間にピュアな愛情があって欲しい
    どんな形であれ愛があって欲しい
    愛がなくてもこれからの二人が幸せになって欲しい
    せめて、誰か一人でも救われれば……
    と思い読み続けていました
    取材中の河合さんもそのような気持ちだったのでしょう
    これがノンフィクションの醍醐味と言ってしまうと不謹慎ですか
    事実というものは残酷です

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    2014年03月23日
  • セックスボランティア(新潮文庫)

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    ネタバレ

    興味本位で購入。障害者への性関連の現状に興味があったのもあるが、それ以上にそういうことが現実として行われているのかどうか、従事している人はどう考えているのか、その辺に興味があって。

    読んでみて、そんな軽い気持ちで読めるようなもんじゃないな、と思った。テーマとして非常に重い。まあある程度は予想されていたんだが、この『セックスボランティア』という題名から受ける軽さに比べて、内容は遥かに重い。これ、題名を変えたほうがいいんじゃないか?

    感じたのは、障害者への性的支援を行う人たちってのは、基本的にはすごく真面目なんだな、と。当たり前だよね、その人のために尽くそう、その人のために自分の時間や時には身

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    2013年04月22日
  • セックスボランティア(新潮文庫)

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    ネタバレ

    すごいタイトルですけどね。米原万里さんお薦めでなければ敬遠するところですが、内容は至って真面目な身体障害者の性に関するルポルタージュ。
    しかし著者自身があまり釈然としないまま書いているのだと思いますね。それが読み手にも伝わってくるというか、後味の悪い読後感。誤解を恐れずに言えば、人間平等といったところで、平等なのは性を与えらたという所まで。そこから先は平等ではないという事。

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    2013年02月03日
  • セックスボランティア(新潮文庫)

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    障害者の性の問題。

    脳性麻痺ってやつなんかだと、手も痺れてて自分でできないんだそうだ。
    介助者に手伝ってもらって自慰をするとか、
    女性ではウォシュレットで自慰をするなどびっくりする内容がほとんど。
    つか、
    男性が男性介助者に手伝ってもらうのはありですが、女性介助者には遠慮するらしい。。。
    おいらだったら、
    やっぱりどうせなら女性にって思うのですが。。。

    オランダでは、
    売春が合法だとか、ちょっと反れるけど安楽死も認められてるとか。
    そんな国でも、
    公には市役所は障害者にSEX代金を払ってるとは公言してないんだとか。

    日本では?

    最初の話に出てきたおじいさん70歳。
    年に1回お正月か誕生

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    2012年12月24日
  • 帰りたくない―少女沖縄連れ去り事件―(新潮文庫)

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    6/7 ドキュメントとしては本人の手紙から→取材を進めて→裁判→その後という流れで印象が変わって行くのがおもしろかった。もうちょっと中に入ってもいいような気も。こういうのが俯瞰過ぎると印象が薄くなるので。

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    2010年06月08日
  • 母は死ねない

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    登場してくる母たちには、共感できる母もいれば、共感できない母もいた。でもどんな母もそれぞれの立場があってみんな必死に子供と向き合っているのだよなと感じた。

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    2025年12月09日
  • 老化は治療できるか

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    各分野の研究者に取材して最新知見をまとめた一冊。
    老化細胞、エピジェネティック時計、細胞リプログラミング、といったワードを説明しつつ「そもそも老化とは何か?」 という問いが出てくるのが面白い。

    健康寿命を延ばすための「ミラクルな答えはない」。
    「結局は昔から言われている養生訓のような内容になります。しかし、実際に自分を含めて人々の生活について考えると、いったいどれだけの人がその『基本』を守れているでしょうか」
    ということで劇的なノウハウ・技術が提示されるわけではないのだが、まあ仕方ないのだろう(特に日本人は睡眠がひどいので)。

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    2025年11月26日
  • セックスボランティア(新潮文庫)

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    人間は誰しもが三大欲求を少なからず持っていると思う。
    そんな中でも睡眠欲と食欲に比べて、性欲というものは敬遠されがちだったり、誰もが持っているということを否定されがちだったりする。
    確かにそれの大きさには違いがあったりもするだろうけど、

    この作品では、具体的に障害を持たれた方に対する性を満たすボランティア活動に関して目を向けている。この作品を見るまで障がい者が性欲をどのように満たすかや性欲を持っていることなんて考えたこともなかったが、この作品を通じて彼らの苦悩やボランティア活動の重要性を知った。

    このボランティア活動には嫌悪感を抱く人も少なからずいると思う。
    でも僕はこの作品を通じて、ひと

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    2025年06月01日