河合香織のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今まで全く考えてこなかったコトであり、衝撃を受けつつも、なんでこんな当たり前であり、人間の基本の欲望に近い性という問題について知らなかった、教えてもらえなかったことが残念だったなーと感じた。大学時代には障碍者について学ぶことも多い分野だったにも関わらずだ。
やはり性についての内容はタブー視されている今の世の中だから仕方のないことかもしれないし、じゃあこの問題について取り組めと言われても、拒否しそうな私もいて。
本当に難しい問題だと思った。だからと言って、全く知らないふりをするということもいけないような気もする。この本を読んだからと言って答えがでるわけではないけれども、色んな人にこの内容を知 -
Posted by ブクログ
ネタバレ興味本位で購入。障害者への性関連の現状に興味があったのもあるが、それ以上にそういうことが現実として行われているのかどうか、従事している人はどう考えているのか、その辺に興味があって。
読んでみて、そんな軽い気持ちで読めるようなもんじゃないな、と思った。テーマとして非常に重い。まあある程度は予想されていたんだが、この『セックスボランティア』という題名から受ける軽さに比べて、内容は遥かに重い。これ、題名を変えたほうがいいんじゃないか?
感じたのは、障害者への性的支援を行う人たちってのは、基本的にはすごく真面目なんだな、と。当たり前だよね、その人のために尽くそう、その人のために自分の時間や時には身 -
Posted by ブクログ
障害者の性の問題。
脳性麻痺ってやつなんかだと、手も痺れてて自分でできないんだそうだ。
介助者に手伝ってもらって自慰をするとか、
女性ではウォシュレットで自慰をするなどびっくりする内容がほとんど。
つか、
男性が男性介助者に手伝ってもらうのはありですが、女性介助者には遠慮するらしい。。。
おいらだったら、
やっぱりどうせなら女性にって思うのですが。。。
オランダでは、
売春が合法だとか、ちょっと反れるけど安楽死も認められてるとか。
そんな国でも、
公には市役所は障害者にSEX代金を払ってるとは公言してないんだとか。
日本では?
最初の話に出てきたおじいさん70歳。
年に1回お正月か誕生 -
Posted by ブクログ
人間は誰しもが三大欲求を少なからず持っていると思う。睡眠欲と食欲に比べて、性欲というものは敬遠されがちだったり、誰もが持っているということを否定されがちだったりする。
確かに大きさには違いがある。
この作品では、具体的に障害を持たれた方に対する性を満たすボランティア活動に関して目を向けている。この作品を見るまで障がい者が性欲をどのように満たすかや性欲を持っていることなんて考えたこともなかったが、この作品を通じて彼らの苦悩やボランティア活動の重要性を知った。
このボランティア活動には嫌悪感を抱く人も少なからずいると思う。
でも私はこの作品を通じて、ひとりひとり誰しもが自由に生きられる世界は美 -
Posted by ブクログ
ネタバレ統計データから人間の平均最大寿命は115歳と結論づけられている。125歳まで生きる確率は1万分の1未満。
人間の寿命は、生物学的年齢と回復力で説明できる。
55歳を過ぎるとがんの死亡率が上がる。チンパンジーやゴリラの寿命は60歳を超える。
ゾウは細胞数が多いのでがん化しやすいが、修復能力が高い。ヒトの細胞にゾウのDNAを移植すれば、最大寿命を延ばすことは可能かもしれない。
DNAの傷が蓄積されてしまうので、デロメアを伸ばせてもがんにはなる。
GLS1阻害による老化細胞を除去できる可能性がある。
老化はプログラムされているかも。
人間は240gのタンパク質を作り出している。それはなぜか。式年遷宮