母は死ねない

母は死ねない

1,540円 (税込)

7pt

「育てたい」「愛したい」それだけの願いを叶えることが、こんなにも難しい。注目連載待望の書籍化! 一人として同じではない女性たちと、己自身の切なる声――自らも母としてあがくノンフィクション作家が聴き取り、綴る。

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母は死ねない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    再読。以前読んでから忘れてしまった話もあり読み返してみました。
    まずは、帯に書かれている言葉がとても重い。
    「ほんとうのさいわい」とは何か。
    娘であって、母親であり、妻でもあり、どうするのが正解で答えなんて見つからない。
    家族の絶対の正解な形なんてない。
    ただ一緒にいるだけで良い、分かり合えなくても

    0
    2025年02月20日

    Posted by ブクログ

    なかなかに衝撃的な本だった。
    赤ちゃんの子育てって、本当に自分がこの子が生きるか死ぬかを預かっているという恐怖との戦いだと思う。自分の色々なやりたいことをすべて後回しにして、子どもに合わせてひたすら毎日を重ねていく。母になるということは自分の一部を子どもに捧げることなのではないかと思うくらい。でもそ

    0
    2025年01月14日

    Posted by ブクログ

    ちくまに連載された、さまざまな母が登場する17の短篇ノンフィクション。アベレージはもちろん高く、著者自身の話を含めてどれを読んでも静かに面白い。「母は死ねない」はこの作品のテーマや結論というよりは、ある話では著者の確信になったり、疑いの対象になったりしながら全編を漂っている。

    0
    2023年10月13日

    Posted by ブクログ

    何人もの人生を垣間見た感じがしました。読後感は、重苦しく感じてどっと疲れましたが、知ることをできて良かったです。自身の人生の在り方を問われた気がしました。

    0
    2023年08月04日

    Posted by ブクログ

    "私自身は、きっとこれからも間違い続け、不完全な母であり続けるだろう。また知らず知らずに、子どもを傷つけてしまうに違いない。それでも「あなたのために」という言葉だけは言わないようにしたいと誓った。"(p.146)


    "それぞれが抱える絶望を、家族だからといって聞かなく

    0
    2023年03月27日

    Posted by ブクログ

    著者が様々な母親と出会って、自分をある程度さらけ出すことでその母親の本音を引き出す形でそれぞれのストーリーが展開しており、何度も読み返すことが多かった.男の立場からみると、母親の女としての強さばかりが目立つ話がほとんどで、男としての不甲斐なさを度々感じた.やはり母は強いのだと思うが、これからの時代

    0
    2025年05月02日

    Posted by ブクログ

    母と娘であることが、ただ家族であることが
    どうしてこんなにも難しいのだろう。
    他人であれば当然の、価値観や生き方の違いを、親子だというだけでなぜ自分と同じでなくてはいけないと決めつけるのか。
    母親はこうあるべき、家族だからこうでなくてはいけないという幻想から、
    そろそろ放たれてもいいんじゃないか?

    0
    2024年10月07日

    Posted by ブクログ

    「出産も、子育ても、
    自分の思い通りにいかない日々を積み重ねていく。
    その時間から、人生も人も思い通りにはできない
    というのを学んだ」

    この言葉は、最愛のわが子が失踪し、
    すべての力をかけて子を探した母が、
    子の死を受け入れた時に語られた言葉。

    圧倒されるというか、刺さるとい

    0
    2024年01月19日

    Posted by ブクログ

    母親としての著者自身のことも折々に交えながら、DVを受けている母親、AID(非配偶者間人工授精)(+α)で子どもを授かった母親、突然失踪してしまった子どもの母親、難病の子どもを持った母親、児童殺傷事件の被害者の母親、中絶を経験した母親、レズビアンの母親、特別養子縁組で子どもを育てる母親、自死を選んだ

    0
    2023年08月25日

    Posted by ブクログ

    「朝の希望」、「生まれるかなしみ」、「花を踏みにじらないために」

    他者の花畑を踏みにじらないように、自分の花畑を荒らされないように、荒らされたとしてもまだ花は咲いている。
    決して忘れてはいけない。

    0
    2023年06月01日

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