禅之助のレビュー一覧

  • かがみの孤城 上

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    ネタバレ

    真田さんは学校では「いい子」「しっかり者」と見られていて、教師からの評価も高い。しかし、その裏で誰かを孤立させたり、見下したりする行動をとる。彼女たちの内面に何があるのだろうと考える。
    ​「いい子」の裏にある心理
    ​自分を守るための防衛反応:
    クラスの中で常に「いい子」として振る舞い、リーダーであり続けることは、大きなプレッシャーです。その地位を維持するために、他の誰かを標的にすることで、自分の価値を再確認したり、心の安定を保とうとする。
    ​無意識の優越感:
    周りからちやほやされるうちに、無意識のうちに「自分は特別だ」という優越感が芽生え、それが他者を見下す行動につながってしまう。
    ​幼さゆえ

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    2025年09月20日
  • かがみの孤城 上

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    大人になったら何てことないなと思うことも、子どもの時って小さな世界に閉じ込められてるって勝手に思い込んじゃうよな〜と。面白くてスルスル読めたから下巻にも期待。

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    2025年09月20日
  • かがみの孤城 下

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    ネタバレ

    上下巻あるので読むのに時間が掛かりそうだと思っていたけれど、字が大きくてすぐに読み終えてしまった。そういった点で、小学生や中学生でも読みやすくて、自分がその時に読んでいたらかなり影響されただろうなと思った。

    それぞれが違う年代を生きているという真相に関しては、フウカがクラス数を少なく間違えているシーンで勘づいた。三学期の最初の日、1月10日にみんなで会おうとしたとき、こころの母が、始業式は1月6日だったよ、と言った時点で確信に変わった。そこからマサムネがパラレルワールド説で、みんなで会えなくて悲しんでいる時も、多分それぞれが違う歳で会えるんだろうなと思いながら読んでいた。
    オオカミさまがリオ

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    2025年09月17日
  • 死人の口入れ屋

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    どんでん返しもあり、復讐話なのでスカッとするけど、自分的には最後に倫理観や常識について説教する宗子を好きになれなかった。

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    2024年09月05日
  • 死人の口入れ屋

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    いわく付きの品、幽霊を貸し出す。なるほどそういうどんでん返しかという話でなかなか面白かった。
    歪んだ人間の坩堝のような登場人物が多かったけど、阿弥陀堂のメンツは好き。


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    2024年08月26日
  • 死人の口入れ屋

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    ざまーみろ!と思うものもあれば、ちょっとほっこりするようなものもあり、四話とも飽きることなくあっという間に読み終えました。
    これは絶対にシリーズ化されるでしょうから、楽しみです。
    ホラー度は低く、あまり怖くないので誰でも読めると思います。

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    2024年06月19日
  • 死人の口入れ屋

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    面白かったです。
    忌物(霊が取り憑いている遺品)を貸し出すという、短編集。
    各短編ともにミスリードからの伏線回収➕どんでん返しは読んでいてとても楽しめました。

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    2024年05月12日
  • 死人の口入れ屋

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    忌物を貸し出す阿弥陀堂が織りなすホラーとミステリーが融合した短編集です。
    忌物とは、霊が取り憑いた曰くつきの物のこと。それを貸し出すのだから阿弥陀堂の倫理観は崩壊していますし、当然借りる方も(基本的には)まともではありません。果たして忌物を借りに来た客は、どのように忌物ーー霊を使うのか。復讐のため?邪魔者を排除するため?そんな忌物を取り巻く物語が、4話分楽しめます。
    どんでん返しに惹かれて購入したのですが、4話とも全て騙されました。

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    2024年04月16日
  • 死人の口入れ屋

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    とても面白かった。
    どの話も、え、こーなるの?という感じで楽しめた。怖いけど面白くて一気に読んでしまった!

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    2024年04月15日
  • 死人の口入れ屋

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    ミステリーホラーをベースに、コメディ風味に主要人物のキャラを立たせてから一癖かます、この作風はもはや阿泉来堂節と言って良さそう。今回は短編4話で、ホラー初心者も読み易い。忌物を誰が借りたのか、誰が呪われたのかが終盤までわからない(思い込まされる)展開は、最後に一捻り入れた上での真相に驚きがあって楽しい。特に後に引っ張るものもないので読後感も良い。これもシリーズになりそうだし、コミカライズ、アニメ化、実写化しても面白そう。

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    2024年03月12日
  • 死人の口入れ屋

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    忌物に取り憑く幽霊を貸し出す阿弥陀堂の、決して善人ではないけど物事を俯瞰で見ている、というキャラが際立っていた。怪異の描写も怖かったが、「この作者は嫌な人間、もとい人間の醜悪な部分を書くのが上手いな。」と思った。今から続編が楽しみな作品。

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    2024年02月23日
  • 死人の口入れ屋

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    霊の取り憑いた品物、「忌物」を貸し出す古物商のお話。客は忌物を通じて霊を借り、その霊を自分の目的のために使う。
    アイデアは面白いし、キャラも立ってる。ただ1冊目ということもあってか、各お話は比較的オーソドックスな感じがする。霊を使って何かをなすというお話に、それほど多くのパターンは見出せないかもしれないですが、1冊で終わるにはもったい設定なので、シリーズ化を期待したい。

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    2024年02月12日
  • 死人の口入れ屋

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    もし、幽霊がとりついた曰く付きの品を借りられたとしたら…

    やましい気持ちがあると、幽霊を見るとより怖さを増すんだろうなと思いました。

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    2024年02月12日
  • 死人の口入れ屋

    匿名

    人を呪わば穴二つじゃ済まない?

    阿泉先生のファンなので購入。連作短編集ということでなかなかのボリュームだったが、話のテンポ感が良くスラスラ読み進められた。
    ホラーに全振りしつつも、しっかりとミステリーの要素が詰まっていた大満足。

    #怖い

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    2024年02月07日
  • かがみの孤城 上

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    不登校というリアルなテーマに鏡の中に吸い込まれるというファンタジーな組み合わせがどうなのかな?と思ったけれど、不思議にこの世界観に引き込まれて、軽いわけではないのに一気読み。

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    2025年10月10日
  • 雛翔記 天上の花、雲下の鳥

    購入済み

    古代の日本をイメージさせる世界観。日奈の体験を通して中央集権国家を目標にしている勢力とそれに排除される勢力との主張の隔たりを知り、こちらも日奈と一緒に悩むことになりました。難点は、異花王の過酷な生い立ちと清廉な人柄に対してヒーロー朱鷺王の殿様気質と自分の主張だけを通して歩み寄らない傲慢さが最後まで変わらないところかな。ヒーローの味方になりたい気持ちがわきづらかったので。

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    2020年01月03日
  • 死人の口入れ屋

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    忌物を貸出す古物商
    怪異を起こす忌物をどのように使うのか、またその時、その後の対応も常識外れなのが楽しい作品。
    ミスリードが多くて翻弄させられたのも面白かったです。

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    2025年11月18日
  • かがみの孤城 上

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    R7.11.9

    400ページあったけど一瞬で読み終わるくらい読みやすかった。

    学校に通えない子たちが少しずつ心を開いて、自分たちの居場所を見つけていく過程が描かれていた。がんばれと応援したくなる。はやく下巻も読みたい

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    2025年11月09日
  • かがみの孤城 下

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    ちゃんとみんな、同じ世界で生きてた...!
    アキが生きててくれてよかった。おばあちゃんの友達の強引さ、大人が引っ張ってってくれる大切さ、今は親ガチャとか言葉があるけど、やっぱり1番近くにいる大人って子供にとってすごく大事だと思った。たとえ親子ではなくても。
    でも生きられたのはこころのおかげで、本当に最後、勇気を振り絞って目の前にあることをせいっぱい頑張ってよかった。城のみんなのおかげで、友達もできて、こころ個人が成長できてた。大人になると1年ってあっという間だけど、子供の1年ってすごく長いから、本当に辛かっただろうな。でも、ちゃんと自分の気持ちを話せるようになって偉かった。
    東條さんは引っ越し

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    2025年09月24日
  • かがみの孤城 上

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    ずっとこころの心の中の声が聞こえるのに現実で言えたらいいのにどうして言えないんだろう、この先、この子はどうやって成長していくんだろう。他の子はすこしこころの前にいるような、でもそんなこともないような...
    お母さんの気持ちは分かる。学校に行くのが普通って、世の中は決めつけてるから。受け止めるのに時間もかかるし、誰よりも子供の味方であるはずの親も、子供が本当のことを言ってくれなかったらわからないことばかりだと思った。どうしたらこころは本当のことを事件が起こった時に話してくれるのだろう。どうやって接していたら、話せたかな。自分には子供はいないけど、子供との向き合い方も考えさせられた。続きを読む。

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    2025年09月24日