禅之助のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大人になって初めて読んだけど、子どもの時に出会いたかった作品。読む時期によって感想や見方が変わるんだろうなと思う。
あらすじ
不登校の主人公、こころは中学1年生。同級生からのいじめに遭い学校を1学期から行かなくなり、部屋から出ない生活を過ごしていた。
ある日、部屋の鏡から光が差し入り込むとそこは城がありオオカミ様と呼ばれる仮面をつけた少女と6人の男女がいた。この城で過ごす時間と同年代の彼、彼女らの人間関係を描くファンタジー物語。
感想
大人になったが中学時代を経験してきたり、親であり、仕事柄子どもと関わる自分にとってこの作品は多角的な面で考えられるなと思った。
こころはきっと、周りをとても -
Posted by ブクログ
人と人がつながる瞬間ってイイね。
設定も面白くて、心の動きが分かりやすく書かれているので入り込みやすい。
クラスで手を挙げるときの緊張を思い出した。
①分かってもらえること
②関係が切れる怖さ
③もう一度つながる勇気
④自分の居場所
「来なかったなんて、思ってない。お前たちが来ないわけ、ないから」
最高。
「学校に行くんじゃない。友達に会いに行くんだ。」
人と一緒なら。一緒なら何かできる。
「忘れてしまってもいい。私がその分、覚えている。」
この出逢いがあったから成長できた。
いっぱいもらってる。
「休みたい個人が2人いただけっていう個別の問題」
全体を見ることと、一人を見ること。両方大事。 -
Posted by ブクログ
お勧めされて読んだけど、良かった。
中学生という時期の葛藤とか想いとか居場所とか。
そういうのを思い出したり考えた。
こころの考えてることがすごく分かりやすくなめらかに入ってくる。
下巻めっちゃ楽しみ!
たとえば、夢見るときがある。
おなかがずんと痛くなる。
最初はそれで心地よかったものが、だんだんと、やっぱりいけないんだと思うように、なぜか、誰にも言われたわけでもないのに、なってくる。
心の教室。こころと同じ名前。
壁にもたれかかるように立った男の子がものすごく整った顔立ちをしていた。
俺、お前みたいなブス、大嫌いだから
→今のでいい?
明るさの失せた部屋の中で、床の冷たさが、まだ制服のま -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻を読んでいるときは「いじめの話」と思った。
読みきった後は、そんな簡単な一言では表せない。
ネタバレを読まず、先入観を持たず読んでほしい。
上巻最初の2ページのこころのかわいいかわいい小さな夢。
それがこんな壮大な物語を経て、陽があたるようなそんな本。
登場人物たちの時間がずれていて、もしかしたら年代が違うのかも
というのはなんとなく早い段階で気づくことができたけど
具体的な年齢差や喜多島先生とオオカミさまの正体や
鍵のありかやお話などなど最後まで気付けず
最後まで謎が解けていくようにハラハラ読むことができた。
こころの話かと思ったけれど、そうじゃない。
みんなの物語。主人公はここ -
Posted by ブクログ
「学校に馴染めなかった人に刺さる」と聞いて、気になったので手に取ってみた。
とても良かった。冷えた心を、静かに温めてくれるような物語だった。
お気に入りのキャラクターはアキ。
理由はネタバレになるので言えないが、個人的には、みんなにとっての“救済者”のような存在に思えた。
10代の頃の僕のところにも、鏡が光ってほしかった。
いや、実は自分も昔、あの孤城に行っていて、誰かが願いを叶え、記憶を失っただけなのかもしれない。
しかし、だとすれば、どうして30を超えた今になっても、それらしき仲間と出会えていないんだ。
……というような妄想をしてしまう。いや、これから会うのかもしれない。
本作は世