禅之助のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終えてまず思ったのが、この物語が本当に必要なひとに届きますように——きっとたくさんのひとの命を救えるはずだから。本当に本当に、素晴らしい作品でした。涙が溢れて止まらなかった……。
今まで読んだ辻村作品でナンバーワンだ!!
やっぱ辻村さんは凄いなぁ…。学生時代のこう、言葉にならない微妙な気持ちとかをこんなにも巧く表すことができて——。大人も勿論面白く読めるが、なによりこころたちと同年代の子らにはきっとそれ以上に大切な作品になるんじゃないかな。
……(辻村作品ってほぼ)必ずハッピーエンドになるんだけど、道中が結構キツイかもしれない…当事者とかにしたら。でもこれって逆に、辻村さん的には「どんな嫌なことだっていつかは必ず終わりが来るんだよ」というメッセージなのかな。
中高生とかまだ若い子たちの自サツのニュースなどを聞くと、本当にやるせなくなる。死ぬ前に一度「本」を読んでほしい。きっとこころの支えになる作品がいっぱいあると思うから…。ひとりの命を救うくらい大きな力を「本」は持ってるとわたしは思うから——。
日々新しい作品が生まれてくるのは、それを必要としている人がいるからなんだと強く思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ中学生の頃に一度触れて内容を覚えていたからこそ、再読でさらに際立つ「完璧な伏線回収」の美しさに、ただただ鳥肌が立つような感動を覚えます。
下巻に入り、一人ひとりが抱えていた背景や痛みが丁寧に紐解かれていく中で、登場人物たちへの愛着はよりいっそう深いものになります。不登校に至るまでの繊細でリアルな心象風景の描写はもちろんのこと、特に印象に残るのはマサムネとスバルの間に生まれた友情の物語です。自尊心を守るための虚勢がきっかけで追い詰められてしまったマサムネに対し、「だったら俺が本当にゲームを作る。そうすれば嘘じゃなくなる」と過去の世界から手を差し伸べるスバルの優しさは、孤独の底に差し込む一筋の光のようで、胸が熱くなるほどの強さとぬくもりを感じさせます。
無駄な描写が一切存在せず、すべてのカケラが奇跡のように繋がっていく物語の仕掛けには、息をのむような驚きがあります。
明確な訓戒や説教くささではなく、「とにかく今を生き抜いていれば、いつか世界のどこかで繋がれるかもしれない」という静かで力強い熱量だけが、読後に心地よい余韻として残ります。一度読んだ記憶すらも鮮やかに塗り替え、再び新しい感動を刻んでくれる、まさに生涯心に寄り添い続ける至高の一冊です。
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わったあと、鳥肌が立った。
上巻のこころの願いが、こんな風に出てくるなんて…と、嬉しかった。
正直時間軸のことは下巻の初めにみんなが会えなかった日の曜日で何となく察する部分はあって、でもその中でもどの世代にも一定多数「中学校」という枠組みに合わない子というのはいるし、色んな理由で学校に行かないと選択する子もいるから、余計分からなかったんだなと思った。
7人が全然学校に行かないこと(リオン除く)に対して後ろめたい気持ちがあるから、全部が全部を打ち明けるのにも時間がかかり、最後の最後にならないと分からなかったんだなと思う。
また、個人的にはリオンが学校に行っているというのに孤城に呼ばれた理由というのがイマイチわからず、リオン黒幕説もあったが、オオカミさまとのことで全て納得できた。
最後は「アキ~!」と涙が出た。
やはりふとしたタイミングで人間いつだって新しい1歩が踏み出せる希望にもなった。
もっと早く読みたい本だった。 -
Posted by ブクログ
今となってはたかが仲間はずれにされたくらいで、なんて考えてしまうかもしれないが、自分も中学生の時に仲間はずれなんてされていたら、世界の終わりだと思っていたと思う。
中学生の時はあまりにも世界が狭くて、中学校の中でのことが全てに感じてしまうが、こころが受けた理不尽なことは、大人になった今でも胸がドキドキしてしまった。
「不登校」なんて言葉で全てをカテゴライズするのも違う話だなと思った。
特に伊田先生のトンチンカン具合には腹が立った。
大人になったとしても、人の心が分からない人は一定多数いるなと思うし、人の心が分からない方が普通に生きていけたりもすると思う。
母親に理解があるのは救いだった。
すごい気になるところで終わったのでこのまま下巻も読み進める。 -
Posted by ブクログ
大人になって初めて読んだけど、子どもの時に出会いたかった作品。読む時期によって感想や見方が変わるんだろうなと思う。
あらすじ
不登校の主人公、こころは中学1年生。同級生からのいじめに遭い学校を1学期から行かなくなり、部屋から出ない生活を過ごしていた。
ある日、部屋の鏡から光が差し入り込むとそこは城がありオオカミ様と呼ばれる仮面をつけた少女と6人の男女がいた。この城で過ごす時間と同年代の彼、彼女らの人間関係を描くファンタジー物語。
感想
大人になったが中学時代を経験してきたり、親であり、仕事柄子どもと関わる自分にとってこの作品は多角的な面で考えられるなと思った。
こころはきっと、周りをとても見れる人間でありつつも、多感な時期の葛藤と周りからの目を気にしてる節が読んでいて感じた。
この多感な時期に一歩大人な目線を持つこころを羨ましく思う。自分は当時何も考えてなかった、ただ日々を一生懸命過ごしていたと思う。
親としても母親の言葉掛けというものは決して間違いではないが、娘の感情としては違った答えを求めている視点が反比例していてよかった。後半の教師への対応はややスッキリした部分もある。
教師としてはもう少しできる部分もあるのでは?と感じた。下巻のさらに楽しみになった。
7人の物語はとても面白いし人間味溢れる個性的なメンバーで内容もよく、スラスラ読めた。
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Posted by ブクログ
相変わらず、めぐの彼氏繋がりの作家さん。
面白い!!!
これは面白い!!!
ついついホラー系見たくなってしまって、映画もついでに見ちゃうくらいに、ハマった!
これ、つづくだろうなぁ。続いてほしいなぁ。
オバケが取り憑いたものを貸し出して、問題解決する。
なんて、すごい発想よね。
取り憑いたオバケに問題を解決させるなんてさ!
ラストのオチもなんかほっこりだったー!!!
これはもう超お勧めなので、
ホラーが好きな姪っ子ちゃんにあげよう。
この著者。
正直、知り合いだから。と思って仕方なく読みはじめたのも最初はあったけど、
どれもめっちゃ面白くて、最初のときより断然読みやすくて引き込まれるようになって来た!!!!
ふと、置いていかれる感覚。
あれ?私、なんか勘違いしてない?
あれ?これって、
え?なんか違う?
って読みながら取り残される感じ。
この感じたまらん!!!
一瞬浮くの。
読みながら、ふと、あれ?って思う瞬間がある!
これ!!!
この作家さん!これうまい!!!!
どれもシリーズ化してほしい本ばかりで、今後もどんどんよろしくお願いします!!!!!
#ホラー少し
#怖くはない
#面白い
#取り憑いてるオバケがまたいい!
#味がある
#一瞬置いていかれる
#その浮遊感たまらん!
#え?何の話?
#あの感じすごい!
#すごいうまいのよ!
#あれ?わたし、なんか勘違いしてる?
#そう思わせる技術!
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匿名
購入済みよかった
映画化をキッカケに本作に興味を持ち読みましたが、
個人的には期待以上におもしろく、感動しました。
機械があれば、ぜひ劇場にも足を運んでみようかと思いました。 -
匿名
購入済み感動しました。
今月に映画化されるということもあり、視聴前に興味本位で読んでみたのですが、個人的に非常によかったです。
映画がどのような作品になっているか気になるので、みてみようかと思います。