みかわ絵子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ星明学園戦にピリオドを打ち、その後日譚と次戦に向けた前日譚が描かれた8巻である。
敵味方の試合前の日常が普通に描かれているだけなのに、お互い死亡フラグを積み重ねているように見えるのはなんとも凄い。
次巻くらいで誰か死ぬんじゃないか、くらい不穏な平和である。
後半で描かれた「名門校に挑む無名校」=「絶対正義の前のヒール役」といった描写は、個人的にはスラムダンクの山王戦を彷彿としてしまう。
まさに王道の描写だろう。
ただ、王道であればこそ、普通なら「無名校の頑張り」が描かれるはずだが、みかわさんの作風を思うとそこには疑義が挟まるだろう。
どうなっていくのか次巻が楽しみな、実に楽し -
購入済み
次が気になる
少女マンガばかり読んでたけど、この作品は面白い!
ラブラブ&キュンキュン♡っていうのは0だけど、何だか笑えて泣けて、深〜くクルものがある。
少年マンガも面白いかも。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ氷川高校との練習試合にピリオドが打たれた5巻である。この巻ではさらに氷川と帝徳の練習試合が簡素に描かれていて、次なる物語への導入となっている。
千早にスポットを当てた流れをそのまま繋ぐ氷川高校との練習試合の結末などは大変優れた展開である。
また、合間に置かれたユニフォームの発注のエピソードなども、主人公のコンバートに対する思いを垣間見せる良質なエピソードである。
何より、野球の楽しさを知ってしまった千早の思いと、かつての智将の苦悩を描いた29話は、ホラーといってさえ言いくらいにエモーショナルである。
というわけで、基本的には今回も大変楽しく読ませていただいた巻なのだが、おそらくは -
Posted by ブクログ
ネタバレ一風変わった切り口で描かれる野球漫画シリーズの一巻目である。
シニア時代に一世を風靡したバッテリーのキャッチャー・要圭が記憶喪失となり、バカになっちゃって、そんな彼の都立高校進学に相方の投手・清峰葉流火が付き合い、そんな彼らとの出会いに主人公・山田太郎が腰を抜かすところから物語は始まっている。
この一巻での内容は出会いを描いたものであり、コミカルさを重視した内容が展開されている。
随所でこの作品らしいエモーショナルさが描かれてはいる。特に山田太郎視点でのモノローグで、観察眼鋭く高校球児たちの特徴を捉える様などは、これからの物語における本格さを暗示しているだろう。
とはいえ、基本は「