あらすじ
帝徳高校との激戦の中、陽ノ本の言葉に感化され要は忘れていた智将時代の記憶を取り戻す。しかし、思い出したのは必死の努力も報われず、清峰のバーターにしかなれなかった悲壮な過去だった。失意の最中、追い打ちをかけるように国都が放ったホームランで小手指は逆転を許してしまい――。
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取り戻せ、記憶と情熱! 圧倒的ハイスピード記憶喪失野球コメディ!
怒涛のギャグ爆笑の第一巻に油断した私、巻を追うごとに何度も熱いものがこみ上げるようになりました。
そんな本作の主人公は、天才バッテリーのキャッチャー「要 圭(かなめ けい)」。中学シニアで無双した有望選手でしたが、なんと記憶喪失に! 野球なんて知らん、と都立高校(※野球部なし)に進学します。そこには、「野球なんて二度としねえ」と覚悟した実力者がちらほらいて…。
誰にでも才能はある、そりゃそうだけど、それでも自分の上位互換はいくらでもいます。そんな残酷なスポーツの原則を突き付けながら、真の天才に打ちのめされた人間の再起が生々しく描かれます。運動部で常に弱かった私は、読みながら何度も目頭を押さえ、そして数ページ後には声をあげて笑ってしまいました。文字通り笑って泣けるマンガです。
天才がネットでいくらでも見つかる現代、今こそ読んでほしい才能と情熱の物語です。
感情タグBEST3
圧巻の一言
忘却バッテリーという作品は間違いなく野球マンガのステージを一段階押し上げた作品だ。
この10巻は正に圧巻。
野球の苦しみ、特に高校野球のそれを残酷なまでに描きながら、それでも野球は楽しいのだと、素晴らしいのだと言い切っている。
遂に明かされたタイトル「忘却バッテリー」の意味が、震える程の感動を持って読者に突き刺さる。
前巻でフェンスに激突した衝撃で過去を思い出す要。そして、記憶を失った理由も思い出す。
敗者側に行く事を恐れ、葉流火と出会わなければ良かったと思った事が原因とかキツい。
意識の中で少年期の自分、知将時代の自分が今の自分の背中を押すとか泣くやん。
感動やら苦しさやら面白さとか色んな感情がごちゃ混ぜになるけど、本当に面白い!初めはコメディ要素強かったけだ話が進むにつれてシリアスにもなってきてて最高にハマっています。
匿名
神回
記憶を取り戻してしまい、失意の要。
そんな中での藤堂のイップス克服に、二遊間の思い…
そして最後の過去は変えられないけど、それら全てが支え続ける…。
読んでいて涙が止まりませんでした…
エモすぎ
エモすぎてアドレナリン上がる展開。
全巻買ってるけど、今後も買い続けたい作品。
ギャグとシリアスの緩急で風邪ひく(褒めてる)
笑いアリ!熱さあり!切なさあり
はじめはギャグが面白くて、気軽に読んでいたんですけど、読んでいくうちにどんどん展開が熱く、そして明かされるそれぞれの過去が切なくて一気に読んでしまいました!!
一度野球から、そして圧倒的才能に挫折した高校生の再生の物語です!!
だけどギャグが多い!!
圭の克服
『忘却バッテリー』という題に秘められた謎に迫る圧巻の10巻。
なぜ、圭が記憶を無くしたのか。
野球嫌いにさせた真の理由は何なのか。
知将の記憶に触れた圭が、過去の自分とどう向き合うのか。
圭がそれらを克服する姿を、チームメイトの成長と高校野球ならではのルールを見事に織り交ぜながら描ききり、読み手の心を大きく揺さぶること間違いなし。