安生正のレビュー一覧

  • ゼロの迎撃

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    怖かったです。怖かったけど先が気になって一気読みしました。読みごたえがあります。東京とその周辺で次々と起こるテロ、追い詰められる政府や自衛隊、そしてどのような結末を迎えるのか。一人ひとりが強くて、でも弱くて、格好良いです。インディペンデンス・デイを彷彿とさせる隊員達に向けた首相のスピーチ、そして384ページ1行目の真下三佐の言葉は強く印象に残っています。

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    2018年10月02日
  • ゼロの迎撃

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    東京を謎のテロ組織が襲います。
    自衛隊統合情報部所属の情報官真下は、テロ組織を突き止めるため奔走します。
    東京の弱点、日本の弱点を狙ったテロ行為に翻弄される日本首脳。
    他国の侵略と断定できなければ、自衛隊の治安出動はできません。
    日本の防衛の脆弱さ、意思決定の遅さが浮き彫りにないます。
    息もつかせぬサスペンスです。
    感動もあり、とにかく読み応えがあります。

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    2017年04月17日
  • ゼロの迎撃

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    もんのすごいハードなボイルド(^ ^;
    ありえへん数の人が死ぬし、その描写がまた
    リアルでぐろで、食事中には読まない方がいい(^ ^;

    ...が、小説としてはものすごいリーダビリティ。
    緻密な設定で「今そこにある危機」を浮き彫りにし、
    他人事では無いリアルな恐怖が襲いかかってくる(^ ^;

    いざこうなったら、日本は、東京はこんなに脆いのか、
    たったこれだけの人数で、こんなに短時間に
    「手も足も出ない」状況にされてしまうのか....と、
    かなり絶望的な気持ちにさせられる。

    闘う男達の活躍で、一応最悪の事態は免れるが、
    今回の騒ぎすら実はもっと「大きな悪意」の
    第一波に過ぎないのでは、という

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    2016年11月04日
  • ゼロの迎撃

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    日本を舞台にしたテロを題材とした小説の中でも群を抜いて面白い。こんなミステリー作家が日本にいることに読者として感謝したい。しかも、安生氏は本作品で二作目の新進気鋭の書き手ある。これからが実に楽しみである。さて、本作品の醍醐味は大胆なフレームに緻密なディテールを組み合わせ、緊迫する場面を繋ぎ合わせ物語を紡いだ点にある。さて、物語は東京に未曾有の台風が接近する中、複数のテロが同時発生することから始まる。錦糸町のマンションに立て籠もった正体不明のテロリストは、警察の特殊部隊であるSATを殲滅させる武器と練度をもっていた。召集された官邸危機管理センターには都内各所で爆発の報告も入っており、この事案が警

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    2016年09月03日
  • ゼロの迎撃

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    もう一度読み直しました。やはり、凄まじいです。平和呆けしている方々には、ぜひご一読して頂きたいものです。

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    2017年06月05日
  • ゼロの迎撃

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    少し前に鬼怒川が氾濫する災害があったが、丁度あのような天候時に重火器で装備した数百人のテロ組織が東京を襲うというお話。予告された東京殲滅のタイムリミットは翌早朝。

    自衛隊の活躍を描いたお話で、前作「生存者ゼロ」も面白かったが、こちらの方が更に進化した感。あっちはSFだったのが、こちらはいかにも起こりそうな危機管理のシミュレーション小説だったからね。

    ノンストップ小説と言っても良いのだろうが、それにしても前半の国防会議の、法律解釈がああだこうだという描写はまだるっこしい。ここは、さらっと流し読み出来たので、迫真感もあった。

    こういうのを読むと、安保法案の建付けに問題はあるかもしれんが、中身

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    2015年11月08日
  • ゼロの迎撃

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    次々に日本が、東京が追い詰められていく、怒濤の展開。感想はとにかく「悔しい」の連続。
    主人公をはじめ、関係者すべてがあまりにも格好良い。一人、また一人と、登場人物が覚悟を決める姿に、その度に圧倒される。果たして自分がこの場に置かれたらこんな決意はできるだろうかと思わされる。
    法律や自衛隊の知識から戦闘の描写、東京の災害対策まで、本当によく調べられていて、勉強にもなる。合理的で簡潔な説明を求める人や、法律関係に詳しい人にとっては長ったらしく感じられるかもしれないが、この長い説明がかえって読む側の焦りを煽る。とにかく素早く対処すべき事態に制度上の様々なハードルが立ちはだかりやきもきしている主人公た

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    2015年10月17日
  • 生存者ゼロ

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    ネタバレ

    おもしろかった!日本を襲う未知の感染症。パニックサスペンス的な位置付けなのかな。

    最初は本土から離れたプラットフォームでの大量死、そしてその死が北海道に上陸し、やがて本州へ…どういう細菌なの?なんで助けを呼ぶ間もなく人が死ぬの?文系には難しい単語が多いな…とおもしろいけど難しいなーとなりながら読んでたら後半まさかの!
    そっからはおもしろさが一段跳ね上がった。
    まさか最初の冨樫博士の奥さん由美子さんの死がミスリードになってるとは。

    そして最終的にシロアリから羽アリも誕生して彼らが相互干渉によって潰し合い、撃退方法が発見される。マッドサイエンティスト冨樫は亡き息子の代わりに新たな命を救う…。流

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    2024年08月16日
  • ゼロの迎撃

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    北朝鮮と中国による東京壊滅作戦のテロ。

    日本の安全保障の脆弱性を見事に書いている。

    今回の首相はしっかりしていたが、取り巻きは相変わらずトンチンカンでリアリティがあった。

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    2024年08月06日
  • ホワイトバグ 生存不能

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    装丁の意味を知った時さらに鳥肌、、

    ほんとに起こりそうで
    絶妙に未来設定なのもリアル、、

    私は寝る前には読めなかったです

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    2024年05月29日
  • ホワイトバグ 生存不能

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    ネタバレ

    面白かったです

    地球全滅の原因になりうるであろうきっかけが地球温暖化と古代生物とは...

    古代生物も自衛隊や軍隊では太刀打ちできない。できるのは知恵あるものだけ

    不器用な主人公たちの話でした。読み応えあり

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    2024年05月27日
  • 暗殺者

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    序章/前兆/潜伏/追跡/覚醒/終章

    難民集団によるテロ行為の頻発。首相は難民受け入れ政策を一転する。そして出てくる首相暗殺計画。

    出来事の先の先まで想定して国に利するために手を打っていく。ある意味悪賢いその脳みそで思い通りになっていく状況をどうぞ楽しんでいてください。
    あなたには心の底から明るく笑える日が来るとは思えません。

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    2024年05月22日
  • 生存者ゼロ

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    ネタバレ

    おもしろかった…どんどん読み進めたくなる。
    左腕しか動かない状態で乗り越えられる屋上のフェンスとか、昆虫学者が美人で強気、口が減らない設定なのにはちょっとおいおいと思った。富樫は前半はよかったのに後半神々うるさすぎてイライラした…。厨二感は否めない。廻田もまともに取り合って喧嘩してるからも〜ってなった。
    最後の終わり方はもやもや…。自分で考えてってされるの好きじゃないので4。

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    2024年05月19日
  • 生存者ゼロ

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    VS自然、VS権力。

    どんどん引き込まれて読み進めることができました。廻田さんの周りには、優秀な博士が集まるなー素敵な縁やなー本人は苦手みたいだけど…と思ってみたり。

    最後の最後の締めくくり方が、私の拙い脳みそでは理解できなかった…
    まだ脅威は続く、という意味でよかったんでしっけ?

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    2024年05月17日
  • 生存者ゼロ

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    凄かった‼︎ずっとハラハラしながら読んでた。ウィルス感染でないことにまずびっくり。。それ以上に原因が分かった後の戦いが凄かった。

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    2024年04月25日
  • 生存者ゼロ

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    ネタバレ

    あらすじ

    北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が謎の死をとげた。その死体は全身が壊死する異様な状態だった。テロか、感染症か。自衛官の廻田と感染症学者の冨樫がその謎を追う。

    感想

    パニック小説としてとても面白かったです。
    恐怖や緊迫感の演出が上手く、引き込まれました。
    先が気になり、一気に読み終えました。

    反面、冗長に感じる部分もありました。
    神だの何だの、スピリチュアルな描写が話の間に挟まってくるんですが、特にオチもなく意味がよく分からない。
    また民主党を揶揄する無能政権が、子供じみた分かりやすい悪役として描写されていて、その捻りのなさは風刺というより作者の個人的な嫌悪に感じられま

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    2024年04月16日
  • ホワイトバグ 生存不能

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    ネタバレ

    新生物の脅威に立ち向かう登山家達のSFパニック小説。
    このミスシリーズの作品ではある物のミステリーの要素は少なく、どうやって新生物に立ち向かっていくのかというパニック小説の部類と役人と民間人の攻防による人間ドラマ、そして今回の3人の調査人の家族との濃密なやりとりの家族ドラマの軸で描かれている。
    新生物の生態の生々しさやそれに襲われ人が亡くなっていく様子がとても怖かったです。その原因になったのも人間の開発というのも現代の問題に繋がってるように感じました。そんな殺伐とした中にも甲斐家の家族仲がゆっくりと修復されていくのはとても読んでいて面白かったです。母親の死をきっかけに気まずくなってしまった関係

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    2024年04月07日
  • 暗殺者

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    難民受け入れを巡る推進派と排斥派が暴動に近いデモを繰り返し、市民を無差別に狙うテロが繰り返される。そんな荒んだ状況の日本を舞台に、首相を暗殺しようとする者と、それを阻もうとする公安の闘いを描いています。
    かなり悲観的な未来ですが、ないとは言えない未来なのが怖いです。

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    2024年02月16日
  • ホワイトバグ 生存不能

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    安生正といえばパニックもの。ゴジラみたいなSF感ではなく、下手したらホントに起きるんじゃないかと思わせる自然の脅威。それぞれの信念を貫く登場人物たち。面白かった。

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    2023年12月31日
  • 不屈の達磨 社長の椅子は誰のもの

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    社長の椅子を争う人間ドラマといえば、しっくりくるかもしれない。サラリーマンの良さや辛さ、人間の醜悪をうまくストーリーに盛り込んでおり、とても面白かったです。
    安生さんの作品は、初めて読みましたが、他の本も読みたいと思いました!

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    2023年12月25日