安生正のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
安生正『暗殺者』徳間文庫。
近未来の日本を舞台にした首相暗殺犯対公安の闘いを描いたサスペンス小説。
設定やストーリーは面白い。特に首相暗殺の首謀者が妻子の仇を暗殺者として殺人マシンに仕立て上げる過程は迫力に満ちている。しかし、公安メンバーに裏切り者が居たり、その裏切り者の正体が意外にあっさり判明する辺りは、相変わらず粗さが目立つ。取って付けたような救いの無いラストも不要ではないかと思った。
難民支援組織であるNPO法人『全国難民支援連絡会』の活動拠点のビルがテロにより放火・爆破される。NPO法人の代表の村瀬幸三はこの事件で妻子を失う。それでも難民支援を継続する村瀬だったが、難民受け入れ -
Posted by ブクログ
北海道の石油掘削基地で職員全員が無惨な死体で発見され、新たな感染症によるものと思われる事態に、政府は自衛隊員と感染症学者へ被害拡大阻止を命じる。
流石このミス大賞作品、感染症の謎を追うミステリーから冒険小説要素もあって、最後まで惹き込まれる。
コロナ禍前のパンデミックものということで、現実の政府の対応と比べたりしても面白い。小説は2014年なので東日本大震災あたりの対応を参考にしてるだろうけど。国家の危機に対して専門家が呼ばれて対策を任される展開、『シン・ゴジラ』っぽくて好き。
自衛隊員ばかり活躍してて、感染症学者がもうちょい活躍しても良かったかなー。 -
Posted by ブクログ
初めましての作者さん
このミス大賞ってことなので無意識に期待が膨らむ
いやぁ、たまりませんなぁ…
こういうの好きだわ
先が気になりすぎて、久々に夜更かし読書してしまった
パンデミック系といえばそうだし
パニック系といえばそうだし
それらとも違うといえば違う
感覚的には「らせん」を読んだときの印象に近いかな?
ちょっと唐突感があったり、読んで思い描いた描写と次のシーンの描写の乖離があったり、ちょっと読みづらさがあったのが少し残念
まぁ相性のレベルよね
全体的に伏線ぽいのをいっぱい感じたんだけど、読者にお任せなのか、あえて明記しないことで…のパターンなのか、忘れて回収しきれなかったのか、そ -
Posted by ブクログ
北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油採掘基地TR102で、職員全員が無惨な死体となって発見された。
原因はバイオテロなのか、
謎の感染症なのか_。
未知の恐怖が日本に襲いかかる!
TR102で発生した感染症の原因がわからないまま、
9ヶ月後 北海道の道東 標津町でTR102の状況と酷似したパンデミックが起きる。
一晩で町を壊滅させる感染力。
感染源はどうやって海を渡り北海道に上陸したのか?
無能すぎる総理と、責任逃ればかりを考える官僚たち。翻弄される自治体、自衛隊、警察。混乱を避ける為 何も知らされない国民。 北海道は…日本はどうなるの!?
後手後手に回る感染症対策はまるでコロナ禍 -
購入済み
新旧色々と
パンデミックものとかは如何にも時流に合った作品ですね。時雨氏の作品とかも、割と分かりやすかったです。まぁジャンプ+の見本市みたいになっている無償提供版ですね。
-
ネタバレ 購入済み
レッドリスト
まだ終わってない。そんな終わりであった。しかし、5巻でこのボリュームはとても良い。
少しシン•ゴジラを彷彿とさせるような感じや、国対敵のやり取りで最後までとても面白い作品だと感じた。