安生正のレビュー一覧

  • ゼロの激震
    『生存者ゼロ』と同じゼロシリーズ。今回は東京が噴火するB級パニック小説。日本ならではの天災感を添えて。漂う『午後のロードショー』感。好き。是非、映像化して欲しい。
  • ゼロの迎撃
    北朝鮮軍の精鋭部隊が東京にテロを仕掛ける話。
    攻撃を受けた初期に描かれている、前例のない事態に対応できない日本政府、権利ばかりを主張して世の中を混乱に陥れるだけの厚顔無恥なマスコミなど、実際にテロが発生したら起こりそうなリアルさが怖い。
    おまけに自分が住んでいるエリアに近いだけに、状況が想像できるも...続きを読む
  • ゼロの激震
    パンデミック、テロときて自然災害。相変わらずの引き込まれる文章と迫力満天の展開に一気読みしてしまいます。
    この三作目で特に考えさせられたのは、「犠牲」です。自ら犠牲になる事、犠牲を払う事は両方とも計り知れない覚悟が必要であり、避けては通れない事もあります。様々な登場人物たちがその決断に迫られ、苦悩...続きを読む
  • ゼロの激震
    面白かった!
    パニックサスペンス、パニックエンターテイメントです。
    映像で見たい!

    ゼロシリーズ3作目。前作「ゼロの迎撃」の規模を大きく上回る関東壊滅、日本壊滅の危機です。それをどう乗り越えるかのストーリ展開です。

    今回は、関東平野で活性化した火山活動に政府、ゼネコン技術者がどう立ち向かうか、と...続きを読む
  • ゼロの迎撃
    設定というか、展開がぶっ飛んでいたので、途中から少し白けた部分があるが、真下をはじめとする自衛隊の戦闘と首相の演説は熱かった。
    しかし、有事の際でも、法律上自衛隊や警察の身動きのとれなさにはちょっとびっくり。実際にこんなことは起こってほしくないが、何あったときに動けないのでは困るのでは。違憲、合憲は...続きを読む
  • ゼロの激震
    三作目。今回は突然の地震から、関東一帯壊滅かという、将来起きたら本当に怖い話。
    常々、マントルって誰も見たことないし、地球の中心に向けて穴掘ったら人類のロマンが、、、なんて夢想してたけど、人間のエゴ以外何物でもないのかも。呆気なく飲み込まれる人々に日本どうなるの?と、映像化されたらかなり衝撃的な画に...続きを読む
  • ゼロの激震
    ゼロシリーズ三作目。相変わらず面白かった。
    関東平野の地下深くで活性化した火山活動にどう立ち向かうのか。分からない専門用語が多くても気にならないくらいその他の書き込みも多く、ほとんど休まずに読み切ってしまった。
    歴代だとやっぱり生存者ゼロが一番面白かった気はする。
    170828
  • ゼロの激震
    <ゼロ>シリーズの三弾目。
    今回は、地震により関東地方が絶滅の危機に瀕するかという現実感たっぷりのパニックサスペンス。
    北関東から始まった大規模災害が、やがて東京に押し寄せる。
    しかし、この事象は効率性ばかりを考え技術的検証をおろそかにした人類の都合で進められたプロジェクトがもたらしたもの?
    それを...続きを読む
  • ゼロの激震
    人が追い求める世界って何だろう。先を見通せない技術は何の為になるのだろう?関東がマグマに沈む!!

    なぜ?? どうしたら良いのか?? 対応するのは人しかない。人を救うために取る行動に心を奪われる。この先も続く世界のために行動するそのことが美しい。
  • ゼロの激震
    よくもこんなシチュエーションを思いつく。自然が相手の話だから、どんなことでも起こりえるんだろうけど、首都圏を舞台にここまで苛烈なシチュエーションを描いている作品はあまりないんじゃないだろうか。
    あと解説にも書かれてるけど極端に女性の登場がない。ガテン系でもないけど、非常に男臭い作品です。
  • ゼロの激震
    ゼロシリーズの第三段。日本をパニックに陥れるこの手のシリーズですけど、今回は凄いことになっていました。1作目の生存者ゼロは病原菌や細菌を題材に、2作目のゼロの迎撃はテロを題材にしていますが、3作目は地震を題材にしています。

    アルマゲドンや日本沈没などカタストロフィ的な流れで話が進みます。日本を救お...続きを読む
  • ゼロの迎撃
    安生正の2冊目。

    解説者が記した「圧倒的なリーダビリティ」の一言に、納得。
    同様に、「カセ」の効き具合もばっちり。

    そして、身に染み入り過ぎて痛いくらいのリアリティ。起きている事件はとうてい現実味など沸きようもない程のスケールで、まあ、フィクション中のフィクションである。
    しかし、中国の陰謀であ...続きを読む
  • ゼロの迎撃
    面白かった!
    前作の「生存者ゼロ」を大きく上回る作品だと思います。

    前作は、後半SFっぽくなってしまい、後半は若干興ざめでしたが、本作はリアリティを感じられる作品となっています。日本における有事の際の問題点を浮き彫りにしている作品です。

    ストーリとしては、大型台風の中、東京をテロ組織が襲ったとき...続きを読む
  • ゼロの迎撃
    北朝鮮の特殊部隊が日本に侵入。
    テロを行っていくがそれを追いかける自衛隊幹部。
    エンタメとしては、そこそこ楽しめます。
  • ゼロの迎撃
    前作『生存者ゼロ』のインパクトが凄かったので、本作も即購入。
    ただ内容が重そうだな、と塩漬け状態に。ようやく気分が乗ったので手にとって見れば、あまりののめり込みように塩漬けを激しく後悔。。

    東京が正体不明のテロに襲われた一夜。
    この短さが緊迫感と緊張を生み、どうテロに立ち向かうのか目が離せない。
    ...続きを読む
  • ゼロの迎撃
    「生存者ゼロ」に続いて、同著者のサスペンス小説を楽しませていただきました。
    有事法制の欠陥や運用の難しさをテーマとした小説は多々ありますが、本書は日本政府が想定していないとする「市街戦」ての各ステークホルダーの課題を浮き彫りちしています。

    中国で訓練を受けた北朝鮮の精鋭部隊を、国際的にも評価された...続きを読む
  • ゼロの迎撃
    なかなか面白い展開だったと思います。
    軍事的な面に重きを置きたくなるのですが、
    こうした政治的な面も絡めて
    展開するのは、個人的には新鮮でしたね。
    現実にこのような事が起きたら
    今の政権はどう対応するのだろう
    と考えさせられた作品でした。
  • ゼロの迎撃
    情報調査官の謀略物。話もしっかりしているし、どんでん返しも上手い。キャラクター一人ひとりにしっかりと焦点を当て、格好いいシーンも作って引き立てる。少し突飛気味な発想だが、行き過ぎずにスピード感を出しているので満足。最前線を走る人たちの話を見てみたい気もするが、「最前線を走る人たちを見守り援護する」が...続きを読む
  • ゼロの迎撃
    有事の際、議論の応酬で時間だけが過ぎ去る。
    双方の正義がぶつかるのはよくあることだと思うが、多くの人民の生命守らなければならないという軸をぶらしてはいけない。

    リアリティー溢れる展開に、一気に入り込みました。

    我が国の防衛システムや情報戦はほんとに機能するのか、不安になります。
  • ゼロの迎撃
    定番の北が攻めてきた話。村上龍の名著『半島を出よ』よりもよりディテールやキャラが現実的。組織内での主人公の葛藤も少し描かれていてその辺り掘り下げると自衛隊版横山秀夫になるかもとか、なかなかレベルの高い小説だった。

    しかしまあ仕事しながらこれがデビュー2作目とか、筆者超人じゃね?