安生正のレビュー一覧

  • ゼロの迎撃
    有事の際、議論の応酬で時間だけが過ぎ去る。
    双方の正義がぶつかるのはよくあることだと思うが、多くの人民の生命守らなければならないという軸をぶらしてはいけない。

    リアリティー溢れる展開に、一気に入り込みました。

    我が国の防衛システムや情報戦はほんとに機能するのか、不安になります。
  • ゼロの迎撃
    定番の北が攻めてきた話。村上龍の名著『半島を出よ』よりもよりディテールやキャラが現実的。組織内での主人公の葛藤も少し描かれていてその辺り掘り下げると自衛隊版横山秀夫になるかもとか、なかなかレベルの高い小説だった。

    しかしまあ仕事しながらこれがデビュー2作目とか、筆者超人じゃね?
  • 生存者ゼロ
    廻田(かいだ)陸佐が向かった北海道根室沖の石油発掘基地で 生存者ゼロ・・・
    現場の有り様が 凄まじくて
    潜伏期とか病状経過とか無かったようで 全員がいっぺんに、劇症型で無惨に亡くなっているの なにこれ? どうしてそうなる? と ぐいぐい
    引き込まれて イッキ読みですね。

    国立感染症研究所 の
    富樫...続きを読む
  • 生存者ゼロ
    登場人物に無能が多いこと、言い回しがやたらとややこしいことで読んでてイライラしました。設定自体は面白かったですが、風呂敷を広げるだけ広げて終わってしまった印象。
  • 暗殺者
    暗殺者を追うストーリー

    村瀬に雑賀を教育する知識や技術があったのはどうしてだろう
    その知識はどこからか得たのか、どこに書かれていたかわからなかった
    見過ごしたか、忘れたのかな
    雑賀が追い込まれていくのは怖かった

    妻の発言が夫に対して敬語なのが気になる
    2020年代の設定でなんだか違和感
    高齢者な...続きを読む
  • ホワイトバグ 生存不能
    表紙の絵。
    なんで手前は雪が積もっているのに、遠くの山々は積もっていないのか?

    と思ったら…。

    地球環境の変化は、もしかしたら本当にこの小説のような事態をまねくのかも!?しれません…。
  • ホワイトバグ 生存不能
    地球規模の壮大なスケールのミステリー。中東とかグリーンランドだったりの秘境が舞台だったので新鮮で、話に入り込みました。地球温暖化、SDGS の先に待ち受けているものとは、、、。
  • ホワイトバグ 生存不能
    パニックものとして、未曾有の事態に主人公達がどう立ち向かうか読む手が止まらなかった。
    人間ドラマのほうは登場人物達のやり取りが少し淡々としていたためか、あっさり過ぎていたかもしれない……。
    ひとりひとりの想いはとても尊いのだけど、そこは少し風呂敷を広げ過ぎた感はあるかも。
    ラストは……!
  • ホワイトバグ 生存不能
    久しぶりに予備知識無しでタイトル買いしてみました。買った後で気づいたんですが、昔読んだ「生存者ゼロ」の作者さんでしたわ。

    てことで嫌な予感しましたが、やはり…。「バグ」ってそっちのバグかい!しかも今回キモさマシマシ。虫嫌いな人はやめた方がいいです。

    セカオワ系は好きなので、その点では楽しめました...続きを読む
  • レッドリスト 絶滅進化論
    すべては、ヒルによる感染症と芝浦水再生センターの死体遺棄から始まった。
    複数の事件が同時進行する中、今度は狂犬病が発生し、ついには人類の敵として新種のコウモリが現れた。
    コウモリか人類か、生き残りをかけた戦いの幕が開く。

    この手の作品は嫌いではない。
    しかし、初めのうちは説明が分かりにくく長い。
    ...続きを読む
  • ゼロの迎撃
    生存者ゼロが良かったのでこちらも。生存者〜と比べると硬派な印象の今作。映像化されたらシン・ゴジラみたいになりそう。国名出まくってるから無理か。前作の方が個人的にはぶっ飛んだオチで好みだった。
  • ホワイトバグ 生存不能
    筆者はゼロ三部作の安生正氏。タイトルにゼロはついていないが、本作も同じようなパニックミステリー。世界のあちこちで惨殺される人達。犯人は?人間や獣ではなく、地球温暖化のために目覚めた古生物であった。それは小さなクマムシのような生物で、人の体内に侵入し、内臓を食い破ってしまう。これに対抗するのが、たった...続きを読む
  • 生存者ゼロ
    地球滅びる系が好きでSF漁ってたときに見つけた本。バイオテロかと思いきやまさかのシロアリ。単語は難しいけど、文脈でなんとなくわかるしわからんくてもある程度大丈夫やった。結末がわかってる今もう一回読もうとはならんけど、結構終盤まで何が原因で街が壊滅していってるんかわからんから続きが気になって読み進めら...続きを読む
  • ホワイトバグ 生存不能
    温暖化によって、古代の生物が生き返った。
    奴らは、人の体に侵入し、食い殺す。
    奴らに対抗する手段は⁈
    パニックサスペンス。ドキドキと、人類を救おうとする人々の人生の向き合い方に感動。
  • 生存者ゼロ
    このミス大賞受賞作ということで手に取った。他の方のレビューにもある通り専門用語が多く難解だが、読みにくい部分をある程度飛ばして読んでも支障はなかった。不可解な点の原因がシロアリだと分かる部分が臨場感があってよかった。
    ラストは正直理解できなかったが、ネットで調べて解説を読むと納得できた。
  • 生存者ゼロ
    軍事の影響もあり大国が競争している宇宙についての研究は随分活発だけど、地底や海底のこととなると研究の情報が伝わってこない。そんな未知の場所には何があるか計り知れず、パンデミックを引き起こすウィルスが存在しても何ら不思議はない。そう思いながら読んでいると、この話がとても現実味を帯びていて薄ら寒さを感じ...続きを読む
  • 生存者ゼロ
    ちょっと無理のある真相。 SF小説だと思えばありかもしれないけど。 映画にしたらそれなりに面白そうだ。
  • 不屈の達磨 社長の椅子は誰のもの
    2023-6まあこんなわかりやすいトラブルは普通起きないけど、近いものはどこにでもあります。しかし意見を通して左遷できるような会社ってもう生き残れないよね。主人公がヒーローすぎるかな。パニックものから変わった筆致でした。
  • レッドリスト 絶滅進化論
    コロナ禍の時代に、この本の人類の滅亡というテーマが面白かったです。展開も早く読みやすかったです。
    1人の不器用な人間が一生懸命に色々なものに抗う姿が印象的でした。
  • 生存者ゼロ
    非常に読み応えのある作品だった。
    種明かし自体はそこまで衝撃的なものではない(意外ではあったが)ものの、そこに至るまでの経緯、またそれを解決していくストーリーは重厚でとても満足だった。

    特に後半、無能な政治家をボロクソに言い負かす場面はスカッとジャパンレベルの爽快感があった。