安生正のレビュー一覧
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少し前に鬼怒川が氾濫する災害があったが、丁度あのような天候時に重火器で装備した数百人のテロ組織が東京を襲うというお話。予告された東京殲滅のタイムリミットは翌早朝。
自衛隊の活躍を描いたお話で、前作「生存者ゼロ」も面白かったが、こちらの方が更に進化した感。あっちはSFだったのが、こちらはいかにも起こりそうな危機管理のシミュレーション小説だったからね。
ノンストップ小説と言っても良いのだろうが、それにしても前半の国防会議の、法律解釈がああだこうだという描写はまだるっこしい。ここは、さらっと流し読み出来たので、迫真感もあった。
こういうのを読むと、安保法案の建付けに問題はあるかもしれんが、中身をしっかり議論せにゃならんと思わざるを得ない。
解説に、国土交通大臣のブログや自衛隊関連の専門誌で称賛の声を引用していたが、出版社は、安保法案とからめて宣伝すれば、もっと売れただろうに。もっとも右派がそれみた事かと喜びそうな内容。マスコミは法案反対が多いので、自重したんでしょうかね。
(2015/11/6) -
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『生存者ゼロ』が第11回『このミス』大賞を受賞し、続編ではないもののゼロシリーズと呼ばれることになった2作目『ゼロの迎撃』
生存者ゼロでは、未知なる生物に対する恐怖と戦う自衛隊を描いていましたが、どことなく映画を観ているようなフィクションさを感じ、エンタメとして楽しめる作品という印象でした。
一方の本作は、エンタメというよりノンフィクションと錯覚するようなリアルさが特徴的で、未来の日本に起こり得るのではないかと、学ぶことが多いサスペンスでした。
基本は、自衛隊の情報分析を得意とする真下三佐と、敵対するハン大佐が軸となる展開ですが、彼らと共に戦場へ向かう者たちも丁寧に描かれており、場面ごとに真下の怒りや焦りが読者にも伝わってきます。
また第三章で描かれる、首相が自衛隊員を鼓舞する演説シーンにはウルッときました。
日本を支える者の重圧。様々な立場の人がいて、それぞれの思いが交錯する中、何を優先して決断するのか、その難しさが伝わってくる良いエピソードです。
前作のレビューでは、高野和明さんの『ジェノサイド』に似ていると述べましたが、本作は太田愛さんの『犯罪者』や、知念実希人さんの『屋上のテロリスト』に近いかも知れません。
ゼロシリーズはどれも長編なので、サクッと読みたい人には不向きかもしれませんが、飽きさせない魅力がある作品だと思うので、長いお休みのお供にオススメしてみます♪ -
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累計137万部突破、〈ゼロ〉シリーズの著者が放つ近未来サスペンス!
首相暗殺計画を阻止せよ!
最凶の殺人マシンを追う公安刑事・東郷の闘い
捜査の中で浮き彫りになったのは、村瀬は関係者の一人にすぎないこと。陰の黒幕が村瀬を引き込んだのは、いかにも村瀬による復讐が暗殺計画の実態であるかのごとく人々に思わせるため。
近未来の日本。難民集団によるテロ行為が頻発、受け入れ派と排斥派が対立するなか、難民教育施設から脱走した難民集団『モグラ』によるテロ行為が頻発していた。首相は積極的だった難民受け入れ政策を一転。そんな中、警視庁公安部第五課の東郷は首相暗殺計画の情報をつかむ。首謀者と目される村瀬は、政策転換により危険組織に指定された難民支援のNPO法人代表。暗殺者を雇ったというが、その年齢、国籍、性別、すべてが謎に包まれていた。決行日は八月に控えたG20の可能性が高い。村瀬の命令で動き出す暗殺者。東郷は暗殺計画を阻止できるのか!? -
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このミス大賞受賞作ということで読んでみました。面白かった。こういうパニックサスペンス大好きです(笑)
映画化されてもいいレベルだと思いましたが、映画化はされていないのかな。
解決策をきっとこの主人公グループで発見するんだろうな、と思っていたら全くそのとおりだった。
そして最後の下弦の刻印。これの意味がよく分からなかかったんだけど。下弦の月というと半月?でも月がなかったということは新月?このあと主人公は襲われてしまうのかな?そういやガボンと北海道も関係あるのかとおもっていたけど、別にガボンで見つかった新種が北海道に現れたということでもなさそう。よくわからん。 -
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陰謀・軍事・自衛隊サスペンスもの!
専門用語多くてちとつらい(笑)
しかし、想定通りの鉄板ストーリは、胸が熱くなります。
自衛隊の重装輪運搬車が襲撃されて、プルトニウムが強奪されます。
自衛隊ってプルトニウム運ぶんですね..
襲撃犯は北なのか?テロリストなのか?
情報部の溝口は秘密裏にその真相を明らかにすべく、法律を超えて調査を行うことに..
そうですね。自衛隊は捜査権は持たないですもんね。
また、飛騨山中で地震観測所に向かう途中、土砂崩れに流された地震研究者の八神。
この事件に巻き込まれていきます。
この二人で物語が進んでいきます。
当初、この八神の位置づけがよくわからなかった。
容疑者になったり、いろんな人から襲われたり..
後半になってようやくわかるんですけど、なんともひっぱる。
また、溝口も辛い立場。誰が味方で誰が敵なのかもわからず、法を犯しながら捜査を進めることに。一人孤立していくパターン。
事件の真相、犯人は?
こいつが裏切者?
って思いながら読み進めていきますが、どんどん事件が起きて、収拾つかない(笑)
後半、いよいよ、真相が明らかになります。
そして最後の戦闘へ...
鉄板な展開でした。
こういうの分かっているけど弱いのよね(笑)
これ、映像で見てみたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレおもしろかった!日本を襲う未知の感染症。パニックサスペンス的な位置付けなのかな。
最初は本土から離れたプラットフォームでの大量死、そしてその死が北海道に上陸し、やがて本州へ…どういう細菌なの?なんで助けを呼ぶ間もなく人が死ぬの?文系には難しい単語が多いな…とおもしろいけど難しいなーとなりながら読んでたら後半まさかの!
そっからはおもしろさが一段跳ね上がった。
まさか最初の冨樫博士の奥さん由美子さんの死がミスリードになってるとは。
そして最終的にシロアリから羽アリも誕生して彼らが相互干渉によって潰し合い、撃退方法が発見される。マッドサイエンティスト冨樫は亡き息子の代わりに新たな命を救う…。流れ完璧だな…
このミスは個人的に当たりが少ない印象だけど400ページの大作なのに読みやすくてとても楽しめた一作だった。