安生正のレビュー一覧

  • ゼロの迎撃

    Posted by ブクログ

    次々に日本が、東京が追い詰められていく、怒濤の展開。感想はとにかく「悔しい」の連続。
    主人公をはじめ、関係者すべてがあまりにも格好良い。一人、また一人と、登場人物が覚悟を決める姿に、その度に圧倒される。果たして自分がこの場に置かれたらこんな決意はできるだろうかと思わされる。
    法律や自衛隊の知識から戦闘の描写、東京の災害対策まで、本当によく調べられていて、勉強にもなる。合理的で簡潔な説明を求める人や、法律関係に詳しい人にとっては長ったらしく感じられるかもしれないが、この長い説明がかえって読む側の焦りを煽る。とにかく素早く対処すべき事態に制度上の様々なハードルが立ちはだかりやきもきしている主人公た

    0
    2015年10月17日
  • 生存者ゼロ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    パニックもの。自衛隊の隊員が主人公。派遣された先で劇症をみせながら人々が即死に至る現場を目撃するが、それがどんどんと広がり日本国家をも巻き込む大パニックに繋がる。展開も無駄がなく読み易くとても面白くて一気に読んでしまった。ただこの手のパニックモノは結構読んだことあるなぁという感じが拭えないのが少し残念。

    0
    2025年08月18日
  • 社長人事 不屈の達磨と社長の椅子

    Posted by ブクログ

    誰が敵で、誰が味方なのか
    最後まで結末の見えない戦いに、一気に読み進めた
    これで終わりなのは、もったいない

    0
    2025年04月15日
  • 襲撃犯

    Posted by ブクログ

    陰謀・軍事・自衛隊サスペンスもの!
    専門用語多くてちとつらい(笑)
    しかし、想定通りの鉄板ストーリは、胸が熱くなります。

    自衛隊の重装輪運搬車が襲撃されて、プルトニウムが強奪されます。
    自衛隊ってプルトニウム運ぶんですね..
    襲撃犯は北なのか?テロリストなのか?
    情報部の溝口は秘密裏にその真相を明らかにすべく、法律を超えて調査を行うことに..
    そうですね。自衛隊は捜査権は持たないですもんね。

    また、飛騨山中で地震観測所に向かう途中、土砂崩れに流された地震研究者の八神。
    この事件に巻き込まれていきます。

    この二人で物語が進んでいきます。
    当初、この八神の位置づけがよくわからなかった。
    容疑

    0
    2024年12月29日
  • ゼロの迎撃

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やっぱり読み出すと止まれない…!
    ハンが軍人らしい気概がめっちゃある一方で民間人の殺戮に何の抵抗もないところとか、最後は真下を殺せたのに殺さないで自殺するところとか、ちょっとご都合主義というかキャラぶれみたいなところはあるんだけど、それでもほんとにおもしろい…
    高城と寺沢、なんとなくフラグ立ってはいたけど死んでほしくなかったよ〜〜〜!
    影山、絵に描いたような嫌な奴でしっかり嫌いになった

    0
    2024年12月29日
  • 生存者ゼロ

    Posted by ブクログ

    コロナ禍前に出版されたのですね。
    感染者の死に至る描画が想像した事がない惨状で辛く、どんな絶望的な結末を迎えるのかと‥。
    一方で無能な政府や利権にぶら下がる政治家に対する後半のくだりは、今の政治に対する個人的なイライラを解消すべくバッサリと酷評する主人公達に爽快感も覚えた。

    0
    2024年12月08日
  • ホワイトバグ 生存不能

    Posted by ブクログ

    話がどこにいきつくのか分からないまま読み進めていったら、壮大な話になっていって一気に読み切ってしまった。

    0
    2024年11月23日
  • 生存者ゼロ

    Posted by ブクログ

    状況がリアルに想像できる筆致でグロテスクに感じる部分もあったけれど、続く展開が気になりページを捲る手が止まらなかった。

    段々と解明される人々を襲う恐怖の正体には驚かされた。

    0
    2024年11月16日
  • 生存者ゼロ

    Posted by ブクログ

    おもしろかった!
    少し怖いというかグロいシーンもあるけど、それが大丈夫な人にはぜひ読んでみてもらいたいです。

    0
    2024年09月27日
  • 生存者ゼロ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろかった!日本を襲う未知の感染症。パニックサスペンス的な位置付けなのかな。

    最初は本土から離れたプラットフォームでの大量死、そしてその死が北海道に上陸し、やがて本州へ…どういう細菌なの?なんで助けを呼ぶ間もなく人が死ぬの?文系には難しい単語が多いな…とおもしろいけど難しいなーとなりながら読んでたら後半まさかの!
    そっからはおもしろさが一段跳ね上がった。
    まさか最初の冨樫博士の奥さん由美子さんの死がミスリードになってるとは。

    そして最終的にシロアリから羽アリも誕生して彼らが相互干渉によって潰し合い、撃退方法が発見される。マッドサイエンティスト冨樫は亡き息子の代わりに新たな命を救う…。流

    0
    2024年08月16日
  • ゼロの迎撃

    Posted by ブクログ

    北朝鮮と中国による東京壊滅作戦のテロ。

    日本の安全保障の脆弱性を見事に書いている。

    今回の首相はしっかりしていたが、取り巻きは相変わらずトンチンカンでリアリティがあった。

    0
    2024年08月06日
  • ホワイトバグ 生存不能

    Posted by ブクログ

    装丁の意味を知った時さらに鳥肌、、

    ほんとに起こりそうで
    絶妙に未来設定なのもリアル、、

    私は寝る前には読めなかったです

    0
    2024年05月29日
  • ホワイトバグ 生存不能

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったです

    地球全滅の原因になりうるであろうきっかけが地球温暖化と古代生物とは...

    古代生物も自衛隊や軍隊では太刀打ちできない。できるのは知恵あるものだけ

    不器用な主人公たちの話でした。読み応えあり

    0
    2024年05月27日
  • 暗殺者

    Posted by ブクログ

    序章/前兆/潜伏/追跡/覚醒/終章

    難民集団によるテロ行為の頻発。首相は難民受け入れ政策を一転する。そして出てくる首相暗殺計画。

    出来事の先の先まで想定して国に利するために手を打っていく。ある意味悪賢いその脳みそで思い通りになっていく状況をどうぞ楽しんでいてください。
    あなたには心の底から明るく笑える日が来るとは思えません。

    0
    2024年05月22日
  • 生存者ゼロ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろかった…どんどん読み進めたくなる。
    左腕しか動かない状態で乗り越えられる屋上のフェンスとか、昆虫学者が美人で強気、口が減らない設定なのにはちょっとおいおいと思った。富樫は前半はよかったのに後半神々うるさすぎてイライラした…。厨二感は否めない。廻田もまともに取り合って喧嘩してるからも〜ってなった。
    最後の終わり方はもやもや…。自分で考えてってされるの好きじゃないので4。

    0
    2024年05月19日
  • 生存者ゼロ

    Posted by ブクログ

    VS自然、VS権力。

    どんどん引き込まれて読み進めることができました。廻田さんの周りには、優秀な博士が集まるなー素敵な縁やなー本人は苦手みたいだけど…と思ってみたり。

    最後の最後の締めくくり方が、私の拙い脳みそでは理解できなかった…
    まだ脅威は続く、という意味でよかったんでしっけ?

    0
    2024年05月17日
  • 生存者ゼロ

    Posted by ブクログ

    凄かった‼︎ずっとハラハラしながら読んでた。ウィルス感染でないことにまずびっくり。。それ以上に原因が分かった後の戦いが凄かった。

    0
    2024年04月25日
  • 生存者ゼロ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あらすじ

    北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が謎の死をとげた。その死体は全身が壊死する異様な状態だった。テロか、感染症か。自衛官の廻田と感染症学者の冨樫がその謎を追う。

    感想

    パニック小説としてとても面白かったです。
    恐怖や緊迫感の演出が上手く、引き込まれました。
    先が気になり、一気に読み終えました。

    反面、冗長に感じる部分もありました。
    神だの何だの、スピリチュアルな描写が話の間に挟まってくるんですが、特にオチもなく意味がよく分からない。
    また民主党を揶揄する無能政権が、子供じみた分かりやすい悪役として描写されていて、その捻りのなさは風刺というより作者の個人的な嫌悪に感じられま

    0
    2024年04月16日
  • ホワイトバグ 生存不能

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新生物の脅威に立ち向かう登山家達のSFパニック小説。
    このミスシリーズの作品ではある物のミステリーの要素は少なく、どうやって新生物に立ち向かっていくのかというパニック小説の部類と役人と民間人の攻防による人間ドラマ、そして今回の3人の調査人の家族との濃密なやりとりの家族ドラマの軸で描かれている。
    新生物の生態の生々しさやそれに襲われ人が亡くなっていく様子がとても怖かったです。その原因になったのも人間の開発というのも現代の問題に繋がってるように感じました。そんな殺伐とした中にも甲斐家の家族仲がゆっくりと修復されていくのはとても読んでいて面白かったです。母親の死をきっかけに気まずくなってしまった関係

    0
    2024年04月07日
  • 暗殺者

    Posted by ブクログ

    安生正『暗殺者』徳間文庫。

    近未来の日本を舞台にした首相暗殺犯対公安の闘いを描いたサスペンス小説。

    設定やストーリーは面白い。特に首相暗殺の首謀者が妻子の仇を暗殺者として殺人マシンに仕立て上げる過程は迫力に満ちている。しかし、公安メンバーに裏切り者が居たり、その裏切り者の正体が意外にあっさり判明する辺りは、相変わらず粗さが目立つ。取って付けたような救いの無いラストも不要ではないかと思った。


    難民支援組織であるNPO法人『全国難民支援連絡会』の活動拠点のビルがテロにより放火・爆破される。NPO法人の代表の村瀬幸三はこの事件で妻子を失う。それでも難民支援を継続する村瀬だったが、難民受け入れ

    0
    2024年02月21日