【感想・ネタバレ】ゼロの迎撃のレビュー

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Posted by ブクログ

現代の日本の弱点を突いており、改めて日本政府のまどろっこしさを感じた。題名を含む総理の激励演説には思わずこちらまで武者震いしてしまう迫力を感じた。

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2020年07月27日

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生存者ゼロが面白かったので、こちらにも手を出してみました。
東京がテロリストに襲われる時、自衛隊がどのようにそれに立ち向かうかを描いた傑作でした。
特筆すべきは東京という都市を知り尽くした濃密な描写と、ミステリー的ともいえる無駄のないシナリオ。
これが2015年に発売されていたなんて信じられない……
文句なしの☆5でしたが、当分この次の作品には手を出せないかもと思うおもーい作品でした。

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2020年03月07日

Posted by ブクログ

やっぱり安生さん最高だ。
なんでこんなに知識があるのか。
生存者ゼロと違って、政府が普通で安心した。
個人的に最後のが要らなかった。

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2020年02月20日

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怖かったです。怖かったけど先が気になって一気読みしました。読みごたえがあります。東京とその周辺で次々と起こるテロ、追い詰められる政府や自衛隊、そしてどのような結末を迎えるのか。一人ひとりが強くて、でも弱くて、格好良いです。インディペンデンス・デイを彷彿とさせる隊員達に向けた首相のスピーチ、そして384ページ1行目の真下三佐の言葉は強く印象に残っています。

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2018年10月02日

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東京を謎のテロ組織が襲います。
自衛隊統合情報部所属の情報官真下は、テロ組織を突き止めるため奔走します。
東京の弱点、日本の弱点を狙ったテロ行為に翻弄される日本首脳。
他国の侵略と断定できなければ、自衛隊の治安出動はできません。
日本の防衛の脆弱さ、意思決定の遅さが浮き彫りにないます。
息もつかせぬサスペンスです。
感動もあり、とにかく読み応えがあります。

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2017年04月17日

Posted by ブクログ

もんのすごいハードなボイルド(^ ^;
ありえへん数の人が死ぬし、その描写がまた
リアルでぐろで、食事中には読まない方がいい(^ ^;

...が、小説としてはものすごいリーダビリティ。
緻密な設定で「今そこにある危機」を浮き彫りにし、
他人事では無いリアルな恐怖が襲いかかってくる(^ ^;

いざこうなったら、日本は、東京はこんなに脆いのか、
たったこれだけの人数で、こんなに短時間に
「手も足も出ない」状況にされてしまうのか....と、
かなり絶望的な気持ちにさせられる。

闘う男達の活躍で、一応最悪の事態は免れるが、
今回の騒ぎすら実はもっと「大きな悪意」の
第一波に過ぎないのでは、という余韻を残すラストは、
続編を期待して良いのだろうか(^ ^

主人公が敵の「元締め」と対峙するシーンのみ、
尻切れトンボ感を感じたが、全体的には
ぐいぐい引き込まれる、読みでのある作品でした。

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2016年11月04日

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日本を舞台にしたテロを題材とした小説の中でも群を抜いて面白い。こんなミステリー作家が日本にいることに読者として感謝したい。しかも、安生氏は本作品で二作目の新進気鋭の書き手ある。これからが実に楽しみである。さて、本作品の醍醐味は大胆なフレームに緻密なディテールを組み合わせ、緊迫する場面を繋ぎ合わせ物語を紡いだ点にある。さて、物語は東京に未曾有の台風が接近する中、複数のテロが同時発生することから始まる。錦糸町のマンションに立て籠もった正体不明のテロリストは、警察の特殊部隊であるSATを殲滅させる武器と練度をもっていた。召集された官邸危機管理センターには都内各所で爆発の報告も入っており、この事案が警察で対応出来るのか、自衛隊が対応するための法的要件が整っているのか、緊迫した危機管理センターでの議論の中自衛隊に治安出動待機命令が発令され、精鋭である習志野の特殊作戦群が近づく台風の中、チヌークで東京ヘリポートに向かうがその7機ともテロリストの地対空ミサイルにより撃ち落とされてしまう。ここに至り日本国として自衛隊に防衛出動を発令するか、否かの決断を迫られる。攻撃を仕掛けているのは、国家なのか、だとすればどの国なのか?現行法制の穴を狙って緻密に統制された作戦の前に損耗が重なっていく。一方、命令を受ける自衛隊にもレンジャー部隊など精鋭がテロリストに倒されていく現状を目の当たりにして命令拒否など瓦解の危機に陥る。

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2016年09月03日

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もう一度読み直しました。やはり、凄まじいです。平和呆けしている方々には、ぜひご一読して頂きたいものです。

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2017年06月05日

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少し前に鬼怒川が氾濫する災害があったが、丁度あのような天候時に重火器で装備した数百人のテロ組織が東京を襲うというお話。予告された東京殲滅のタイムリミットは翌早朝。

自衛隊の活躍を描いたお話で、前作「生存者ゼロ」も面白かったが、こちらの方が更に進化した感。あっちはSFだったのが、こちらはいかにも起こりそうな危機管理のシミュレーション小説だったからね。

ノンストップ小説と言っても良いのだろうが、それにしても前半の国防会議の、法律解釈がああだこうだという描写はまだるっこしい。ここは、さらっと流し読み出来たので、迫真感もあった。

こういうのを読むと、安保法案の建付けに問題はあるかもしれんが、中身をしっかり議論せにゃならんと思わざるを得ない。

解説に、国土交通大臣のブログや自衛隊関連の専門誌で称賛の声を引用していたが、出版社は、安保法案とからめて宣伝すれば、もっと売れただろうに。もっとも右派がそれみた事かと喜びそうな内容。マスコミは法案反対が多いので、自重したんでしょうかね。

(2015/11/6)

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2015年11月08日

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次々に日本が、東京が追い詰められていく、怒濤の展開。感想はとにかく「悔しい」の連続。
主人公をはじめ、関係者すべてがあまりにも格好良い。一人、また一人と、登場人物が覚悟を決める姿に、その度に圧倒される。果たして自分がこの場に置かれたらこんな決意はできるだろうかと思わされる。
法律や自衛隊の知識から戦闘の描写、東京の災害対策まで、本当によく調べられていて、勉強にもなる。合理的で簡潔な説明を求める人や、法律関係に詳しい人にとっては長ったらしく感じられるかもしれないが、この長い説明がかえって読む側の焦りを煽る。とにかく素早く対処すべき事態に制度上の様々なハードルが立ちはだかりやきもきしている主人公たちの気持ちと、小難しい説明に足止めされる自分の気持ちとが重なる。終盤、ストーリーに飲み込まれてからはもはやそんな事は気にならなくなり、ただ早く解決してくれと祈るばかりになるのだが。

唯一気になったのは女性がほとんど登場しないことだが、男たちばかりだからこそ良かったような気もする。

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2015年10月17日

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安生作品初読み。半端ない迫真のディテールで一気読み。日本の脆弱性をついた一級のエンターテイメント。法律の解釈のやりとりが難しい。法律の難解性も浮き彫り。

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2020年05月16日

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0シリーズ二作目。テログループと日本国防の対決。法律という縛りの中でもどかしく戦う日本チーム。国を守る、大事な人を守る。当たり前の事が難しい。主人公の他、色々と記憶に残る人が出てきて、とても楽しく読めた。

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2019年02月12日

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北朝鮮軍の精鋭部隊が東京にテロを仕掛ける話。
攻撃を受けた初期に描かれている、前例のない事態に対応できない日本政府、権利ばかりを主張して世の中を混乱に陥れるだけの厚顔無恥なマスコミなど、実際にテロが発生したら起こりそうなリアルさが怖い。
おまけに自分が住んでいるエリアに近いだけに、状況が想像できるもの尚更怖かった。
緊迫感があって面白い作品だったけど、格好いい隊員か殉職しすぎだと思う。

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2018年08月26日

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ネタバレ

設定というか、展開がぶっ飛んでいたので、途中から少し白けた部分があるが、真下をはじめとする自衛隊の戦闘と首相の演説は熱かった。
しかし、有事の際でも、法律上自衛隊や警察の身動きのとれなさにはちょっとびっくり。実際にこんなことは起こってほしくないが、何あったときに動けないのでは困るのでは。違憲、合憲はさておき、持っていても使えないなら意味がないだろうに。

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2018年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

安生正の2冊目。

解説者が記した「圧倒的なリーダビリティ」の一言に、納得。
同様に、「カセ」の効き具合もばっちり。

そして、身に染み入り過ぎて痛いくらいのリアリティ。起きている事件はとうてい現実味など沸きようもない程のスケールで、まあ、フィクション中のフィクションである。
しかし、中国の陰謀であったり北の思惑であったり等は、あり得てもおかしくないと感じられる。

そして何より、有事の際の政府の動き・・・、法に縛られて即断で動けずに緊急時には後手に後手にと回らざるを得ない自衛隊。

法令遵守に拘って現場の足を引く審議官。
取材の自由と報道の自由をたてに動いて招いた結果を政府の怠慢だと罵る、マスコミの理不尽。

凄惨で目を背けたくなるのに目が離せなくなる戦闘描写。

★4つ、8ポイント半。
2017.03.17.古。

※首相の決断と演説、震えるほどに格好良い。漫画、映画、小説を通してこれ程までに首相の決断を逞しく描いた作品は、珍しいのでは?

少なくとも同著者による「生存者ゼロ」で描かれた政府であったなら、この危機は乗り越えられなかっただろう。

…………と…………3・11の事態を思い返せば、現実の日本政府、現実の首相だったなら・・と考えさせられてしまう。

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2017年03月21日

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面白かった!
前作の「生存者ゼロ」を大きく上回る作品だと思います。

前作は、後半SFっぽくなってしまい、後半は若干興ざめでしたが、本作はリアリティを感じられる作品となっています。日本における有事の際の問題点を浮き彫りにしている作品です。

ストーリとしては、大型台風の中、東京をテロ組織が襲ったときの日本の対応ということになります。有事の際に本当に自衛隊が活動できるのか?日米安保が機能するのか?とりわけ、東京という市街地での事案に対応できるのか?いろいろ勉強になりました。

作品のプロットは以前に読んだ麻生幾さんの「宣戦布告」を思い出します。あれも、有事の際の自衛隊の課題、日本政府の課題を浮き彫りにした物語でした。
同じようなテーマではありますが、本作は、どちらかというとエンターテイメント側かなと思います。
とりわけ、本作の首相が格好いい!!
自衛隊防衛出動を命じるメッセージには熱くなりました。
ただ、その後、ちょっと尻つぼみ感が否めません。
前半、あれだけ盛り上げていたのに、最後の戦いあたりには逆にリアリティがなくなってしまいました。(ご都合主義的な感じ...)
その辺がエンターテイメント重視といったところになるのかなっと(笑)

とはいえ、日本の国防を考えさせられる一級のエンターテイメント小説と思います。
「今そこにある危機」を十分に警告している物語です。
とても楽しめました。
映画になったら面白そう!!

お勧めです

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2016年05月22日

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北朝鮮の特殊部隊が日本に侵入。
テロを行っていくがそれを追いかける自衛隊幹部。
エンタメとしては、そこそこ楽しめます。

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2016年04月17日

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前作『生存者ゼロ』のインパクトが凄かったので、本作も即購入。
ただ内容が重そうだな、と塩漬け状態に。ようやく気分が乗ったので手にとって見れば、あまりののめり込みように塩漬けを激しく後悔。。

東京が正体不明のテロに襲われた一夜。
この短さが緊迫感と緊張を生み、どうテロに立ち向かうのか目が離せない。
残虐すぎる描写と政府の机上すぎる議論に、昨今のテロ活動が日本へやって来たときの不安を掻き立てられる。

映画化されたら面白そうなんだけどな。

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2016年03月13日

Posted by ブクログ

「生存者ゼロ」に続いて、同著者のサスペンス小説を楽しませていただきました。
有事法制の欠陥や運用の難しさをテーマとした小説は多々ありますが、本書は日本政府が想定していないとする「市街戦」ての各ステークホルダーの課題を浮き彫りちしています。

中国で訓練を受けた北朝鮮の精鋭部隊を、国際的にも評価された司令官が指揮したとき、警察や自衛隊をどう動かすかという難しいイシューを、法律解釈やマスコミ対策、外交、権力闘争を交えて、複合的にストーリーが展開させる傑作です。
やはり、事前の(平時の)インテリジェンス、情報収集が大切であると実感させられました。
強いて言えば、一連の戦闘の最後が少し尻つぼみのように思えたのは、私だけでしょうか。
著者の次回作も期待できると思わせるミリタリーサスペンスです。

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2015年12月30日

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なかなか面白い展開だったと思います。
軍事的な面に重きを置きたくなるのですが、
こうした政治的な面も絡めて
展開するのは、個人的には新鮮でしたね。
現実にこのような事が起きたら
今の政権はどう対応するのだろう
と考えさせられた作品でした。

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2015年10月17日

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情報調査官の謀略物。話もしっかりしているし、どんでん返しも上手い。キャラクター一人ひとりにしっかりと焦点を当て、格好いいシーンも作って引き立てる。少し突飛気味な発想だが、行き過ぎずにスピード感を出しているので満足。最前線を走る人たちの話を見てみたい気もするが、「最前線を走る人たちを見守り援護する」がテーマなので、このスタンスで◎。謀略物・軍事物の知識と描き方が上手いのは前作通り

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2015年07月09日

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有事の際、議論の応酬で時間だけが過ぎ去る。
双方の正義がぶつかるのはよくあることだと思うが、多くの人民の生命守らなければならないという軸をぶらしてはいけない。

リアリティー溢れる展開に、一気に入り込みました。

我が国の防衛システムや情報戦はほんとに機能するのか、不安になります。

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2015年05月27日

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定番の北が攻めてきた話。村上龍の名著『半島を出よ』よりもよりディテールやキャラが現実的。組織内での主人公の葛藤も少し描かれていてその辺り掘り下げると自衛隊版横山秀夫になるかもとか、なかなかレベルの高い小説だった。

しかしまあ仕事しながらこれがデビュー2作目とか、筆者超人じゃね?

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2015年05月17日

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生存者ゼロが良かったのでこちらも。生存者〜と比べると硬派な印象の今作。映像化されたらシン・ゴジラみたいになりそう。国名出まくってるから無理か。前作の方が個人的にはぶっ飛んだオチで好みだった。

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2023年09月24日

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梅雨末期の集中豪雨の東京を謎のテロ組織が攻撃。警察に多数の死傷者、首相が自衛隊出勤を決断。内政問題か。安保条約による協力対象に該当するのか。

日本・東京の国防・安全保障シミュレーションとしても興味深く読めました。お話的ハッピーエンドにひとまず安心でした。

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2017年11月25日

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自衛隊統合情報部所属の情報官,真下VS東京壊滅をねらう訓練された某国のテロ組織の隊長ハン。猛烈な台風が吹き荒れる夜,東京を舞台に二人が激突する。緊迫のクライシスストーリーと人間ドラマは流石だが3作の「激震」を読んでからのシリーズ2作なのでやや完成度が劣る感あり,若干のほころびも感じる。それにしても人が死ぬシリーズだなあ。

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2016年09月29日

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設定やストーリーはかなり面白い。
ただ描写が細かく書かれているのがかえって読みづらいかも。
最後もちょっと呆気なかった。
前作同様映画にしたらかなり面白いと思う。

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2016年02月13日

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この手の作品に出てくる某国の軍人は、何で大体の場合家族が人質に取られているんですかね?違う設定はないのでしょうか?物語の広がりを感じません。

それ以外にも結構突っ込みどころがあります。昨今の世界情勢を鑑みて、殺戮のシーンが色々とあるんですが、その後の収まり方が無いんですよねぇ。殺すだけ殺して、騒ぐだけ騒いで、どうやってその現地を収めたのか?

実際の軍事体験の無い日本人には、戦闘モノは書けないんですかね?

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2015年07月25日

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ネタバレ

それなりには盛り上がるが、ここまでする気があるであれば、自然任せの方法論ではなく、もっと力技で押してきただろうというところと、最後の結末、また、日本の政治家に少しはまだ期待しているという作者の憐憫が未練であり。フィクションとしてはよくできているが、リアリティを持たせたという評判ほどではなく、エンターテイメントとして楽しんだほうがよい。某大臣が絶賛したというのは正直、宣伝としては言いたいのはやまやまではあるが、作品を正当に評価するという意味では正直、余計であろう。

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2015年07月05日

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台風が直撃した夜、東京が攻撃された。
正体不明の敵は明朝までに東京を壊滅させると言う。
主人公は自衛隊情報分析官の真下。
敵の正体を突き止め東京を守ることは出来るのか。


帯にエンターテイメントとあったので知略を巡らせた頭脳戦やアクションを期待したら肩透かしだった。
一言で言えば、リアル。
突然の攻撃に一般市民は巻き込まれるし主人公は無力だし仲間は死ぬし。
自衛隊を出動させるにも法解釈云々があって閣僚会議を通さないと動けない。
市街地戦になると民間の建物に勝手に入れないとか「じゃあ、どうするんだ!」っていう問題が山積み。

一騎当千のスーパーマンなんていないし、市民が全員避難できるようなシェルターもない。
フィクションではあるけれど、もし本当に起こったら…と考えてしまう小説だった。

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2015年06月15日

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