【感想・ネタバレ】ゼロの迎撃のレビュー

あらすじ

59万部突破『生存者ゼロ』の著者が放つ最新作!
東京に謎の武装集団が極秘裏に上陸し、都内各地でテロ行為が発生。
明確な他国からの侵略と断言できないなか、政府は警察権で制圧を図るが、大規模な戦闘行為を招き多数の死傷者を出してしまう。
首相はついに、自衛隊の出動を決断。が、精鋭部隊の第1空挺団が敵の策謀に嵌り、壊滅。中央即応集団を投入し、決死の攻防戦に出る。
自衛隊総合情報部所属の情報官・真下は、テロ組織を率いている人物の居場所を突き止めるべく奔走するが……。
敵の正体は? 真の狙いは? 首都機能に大打撃を与える盲点とは――

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり読み出すと止まれない…!
ハンが軍人らしい気概がめっちゃある一方で民間人の殺戮に何の抵抗もないところとか、最後は真下を殺せたのに殺さないで自殺するところとか、ちょっとご都合主義というかキャラぶれみたいなところはあるんだけど、それでもほんとにおもしろい…
高城と寺沢、なんとなくフラグ立ってはいたけど死んでほしくなかったよ〜〜〜!
影山、絵に描いたような嫌な奴でしっかり嫌いになった

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2024年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

設定というか、展開がぶっ飛んでいたので、途中から少し白けた部分があるが、真下をはじめとする自衛隊の戦闘と首相の演説は熱かった。
しかし、有事の際でも、法律上自衛隊や警察の身動きのとれなさにはちょっとびっくり。実際にこんなことは起こってほしくないが、何あったときに動けないのでは困るのでは。違憲、合憲はさておき、持っていても使えないなら意味がないだろうに。

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2018年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

安生正の2冊目。

解説者が記した「圧倒的なリーダビリティ」の一言に、納得。
同様に、「カセ」の効き具合もばっちり。

そして、身に染み入り過ぎて痛いくらいのリアリティ。起きている事件はとうてい現実味など沸きようもない程のスケールで、まあ、フィクション中のフィクションである。
しかし、中国の陰謀であったり北の思惑であったり等は、あり得てもおかしくないと感じられる。

そして何より、有事の際の政府の動き・・・、法に縛られて即断で動けずに緊急時には後手に後手にと回らざるを得ない自衛隊。

法令遵守に拘って現場の足を引く審議官。
取材の自由と報道の自由をたてに動いて招いた結果を政府の怠慢だと罵る、マスコミの理不尽。

凄惨で目を背けたくなるのに目が離せなくなる戦闘描写。

★4つ、8ポイント半。
2017.03.17.古。

※首相の決断と演説、震えるほどに格好良い。漫画、映画、小説を通してこれ程までに首相の決断を逞しく描いた作品は、珍しいのでは?

少なくとも同著者による「生存者ゼロ」で描かれた政府であったなら、この危機は乗り越えられなかっただろう。

…………と…………3・11の事態を思い返せば、現実の日本政府、現実の首相だったなら・・と考えさせられてしまう。

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2017年03月21日

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