不二淑子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ジェイン・オースティンのパスティーシュを書くのならば、それはハッピーエンドじゃなくちゃ」と言ったのはイギリスの結婚相談所に勤めるヒマーワリ・メーロンおばさんだが、日本の読書人ひまわりめろん氏も全くの同意見なのです
そういう意味で言うと、ちょっと微妙
なので★3
ちょっと微妙というのはあくまでも個人的見解なのでネタバレにはならないと強く主張したい
それにしてもあなた
よくジェイン・オースティンのパスティーシュなんか書く気になるわよね
世界中のファンが厳しい目を光らせてるって言うのに
ってメーロンおばさんが言ってました
うわー、ちゃんとあらすじとか書くつもりでいたのに!メーロンおばさんと -
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Posted by ブクログ
ネタバレ・あらすじ
パイの日(3.14)に数学教師のマークルが殺された。事件の真相を第一発見者である生徒のサル(過去編)と同僚教師のノラ(現在)+αの視点で展開する。
・感想
住人全員が知り合いというアメリカの田舎町が舞台・
登場人物たち其々が場所、人物、過去に雁字搦めに囚われていてそれらから逃げたい人、諦めてる人、受け入れてる人…様々な人間模様が書かれてた。
ミステリーというよりは人間模様中心の作品で事件もその真相も結構ベビーだった。
悠久の歴史と語られなかった物語とそれらを観察するものの話。
でも最後はちょっとした希望が残されていたので、サルにはどうかこれから幸せに生きていってほしいと思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレシニア向け住宅街に住むラテン語教師のクレミー。
普段なら定期連絡のある隣人の安否を気遣い、預かっていたスペアキーで隣家の様子を探りに行くと、予想だにせず、さらにその隣家への秘密めいた通路が。
興味に抗えず進んでいくと大層なガラス細工を発見し、深く考えもせず又甥、又姪達へスマホで写真を共有。
ところが、このガラス細工は盗品かつ元の持ち主はカタギの人間でなく、麻薬取引に関わる犯罪者、しかも盗品はガラス細工だけでなく百万ドルの現金も。
どうやら隣家は麻薬取引の中継所として使われているようで、その利用者が盗品を匿っていた模様。
クレミーは期せずしてその秘密を日の下に晒してしまった。
又甥、又姪達もク -
Posted by ブクログ
ネタバレ早朝の通報に駆けつけたアレックが目にしたのは地中に埋められ片目だけ空を見上げる16の馬の頭部達。
誰が何の目的でこんなことをしたのか。
獣医学の女性専門家クーパーを捜査に招き入れ、事件の解明に努める。
オカルト宗教儀式めいた猟奇的シーンに始まるものの、殺人事件に発展する気配もないし、何かを要求するような声明もない。
大掛かりで残忍な動物虐待かと思われるところでの、虚を衝く悪意のもたらす展開には新鮮味を感じた。
ただ、全体的には意味深なシーンや抽象的な思考遊びが多くふわふわしていて何かよくわからない。
どこかできっちり回収してくれればよかったのだが、どうもそれが作風らしく、犯人&事件の全容解 -