ジェイソン・モーガンのレビュー一覧
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日本の今の国のあり方、国体などについて再考したい方は是非一度読むべき一冊。
荒谷氏は陸上自衛隊特殊作戦群長などの経験から軍事、国政、国際情勢についても相当の知見を有す方であり、また祖国日本のあるべき姿を取り戻すべく、熊野にて米作りや武道をはじめとして伝統回帰への活動をされている。
ジェイソンモーガン氏は米国南部ルイジアナ州出身の麗澤大学教授だが、ワシントンDCを中心としたグローバリズム勢力への抵抗を訴えており、ルイジアナ州を祖国として、この祖国をいかにあるべき姿に戻すかを考えている。また、日本がワシントンDCを中心としたグローバリズム勢力の支配下にあることを危惧しており、その意味合いにおいては -
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大変勉強になりました。
自身の知識・教養不足を痛感し、恥ずかしくなりました。
また2025年、トランプ大統領が関税をかけたり、好き勝手やっているだけだと嫌悪していましたが、民主党と共和党の考え方の違い、アメリカ国内でも南部と北部で全く考え方が異なること、アメリカと中国が思想的に似ていること、イギリスのプロテスタントがやってきて今のおかしなアメリカができてしまっていること等々を知ると、アメリカを何とかしようとしていることに気がつきました。
日本もかなりやられてしまっている。
私自身ができることは何なのか?やるべきことは何なのか?を考えながら、引き続き学び続けていきたい。 -
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【日本国憲法を通して見えてきたもの~「アメリカの本当の顔」と「日本の良さ、世界との違い」~】
日本国憲法を通して見えてきたものが、大きく分けて2つある。
1つめは「アメリカの本当の顔」だ。
日本国憲法制定の背景には「個人」や「権利」を重んじるアメリカのイデオロギー(著者はこれをアメリカンイデオロギーと呼ぶ)があり、また、自分たちの主義主張を正当化し、他国にまで押し付け、何度も対外戦争を繰り返してきたアメリカの歴史があったことがよく分かった。
「日本国憲法の押し付け」も、彼らにとっては自分たちの歪んだ正義の正当化、そして、相手国をコントロールするための道具の1つに過ぎない。
2つめは -
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ネタバレ今回も大変充実した内容を読ませていただき、ありがとうございました。筆者お二人は個人的にも慕っております。とはいえ、この二人が並ぶと、モーガンさんの過激さが際立っていて、少し笑ってしまいました。笑笑 茂木誠さんと並びましたときは、静かな中にも激情を秘めている二人というあたり、よく似ていたものですが、この二人ですと、そうなるのかぁと。笑
カトリックはアングロ・サクソンの闘争心に歯止めをかける役割があった。組織化したあたりからおかしくなったという指摘は目から鱗でした。つまり、あれだけ残酷な戦争の歴史を辿ってきた西洋は、「あれでも”マシ"だった」のだと!カトリックの衰退とともに戦争 -
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「あのひとのしていることを見てください。
私はあのような悪いことはしません。
だから私はいいひとです」
人は常に他者の醜さを探し、それを責めることを執拗に求めている。その理由は、自分が善良であることを証明する、最も簡単で、最も素早い方法だからではないだろうかと思う———といった考察は全くその通りだと共感しました。
「他者を貶めても自分の価値が上がるわけではない」と、いつか誰かの言葉で読んだものでしたが、あの言葉が人気を得たということはつまり、他者を責めて容易に自分が周囲に評価されようとする願望が裏付けにあることを、それとなく証明していたようなものですから。
被害者意識から脱することこ -
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地獄への道は善意で舗装されている。
このような言葉があるが、今アメリカ社会て起きている現実はまさにこの言葉が相応しい。
ブラックアウトの著者キャンデスオーウェンズはアメリカでは珍しい、黒人の保守の立場で意見している論客である。
伝統的にアメリカの有色人種、特に黒人層はほとんどが民主党に投票してきた。
弱者に優しく、少数派や労働者側に立った政策や制度を実行してくれると期待したからだ。
しかし、現実は逆になっている、とキャンディスは説いている。
様々な黒人層に対しての優遇策、学力が満たないにも関わらず大学に進学できる実態。
母子家庭の方が、様々な補助を受けられるが故に、父親がいない家庭の増加。
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なぜこの本を読んだのかはよくわからないが、読んでみて面白かったのは確かである。
カメルーン人で父親が日本人の人(星野さん)と日本に在住しているアメリカ人(モーガンさん)と日本人代表として編集の人による鼎談形式の本である。星野さんとモーガンさんの話がメインで、編集の人は基本聞き役である。
有事にアメリカを信じるな
日本人は減点方式で幸せを感じるが、加点式なら十分幸せなのでは?
親戚に囲まれているカメルーンの学校ではいじめは起こらない。
死体を焼くのに抵抗がある
南北戦争で敗戦側の南部は今でも政府を信じていない。
カメルーンの田舎はカメルーンの都会と文化的に断絶している
などが印象に残っている。
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購入済み
ちょっと嬉しい。
ここまで日本と日本人を心配してくれるアメリカ人がいると知るのは、ちょっと嬉しい。
随分とぶつ切り感が強い文章で、文体としての流れや起承転結に違和感があり、後半、読みこなすのに苦労したが、見返してみたら、これ、著者が母国語で買いた原稿を翻訳したのではなく、自分で日本語原稿を書き、それがそのまま本になったものなのだ。
逆に、ちょっと嬉しくなった。
荒唐無稽に感じる提言もあったが、「理想を語らねば具体策も出ない」よな。 -
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父方の祖父の影響を受け、日本に興味をもった著者が、なぜ、米国が誤った日本に対する歴史観を持ってしまうのかを紐解いた意欲作。
清教徒の独断的な考え方がその根底にあると。
後半は、アメリカの対日歴史観を正す方法、日米関係強化に必要なことが列記されていました。
こんな著作がどしどし書かれていって欲しいものです。
以下、内容です
序章 私が日本研究を始めた理由
―先の大戦で戦った祖父から学んだ日本人の精神
第1章 なぜアメリカは日本を見下すのか?
―「誤った対日歴史観」が生まれた背景
第2章 反日思想に染まったアメリカ歴史学界
―日本研究を通してわかった学界の真実
第3章 アメリカの「対日歴史観 -
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