石川明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「仕事とは何のために行うものか」という壮大なテーマから、人心掌握するため、組織を少しでも意のままにコントロールするためのノウハウ・仕事術が書かれていたように感じました。
どこの会社にもあるようなリアルに当てはめて、場面ごとの立ち回りを知ることができました。
既に実践していることも多々ありましたが、反面自分の悪い面を見本のように書かれていた内容もあったので、そこは真摯に受け止めて改善あるのみです。
これ日々精進…。
・仕事=誰かの”不”を解消し喜びを通じて対価を得ること。そのためには人や組織を動かすことが必要だが、味方につけるためには「人間心理」への鋭い感性が求められる(理屈では割り切ることが -
Posted by ブクログ
ネタバレひょんなことから自社で社内起業のコンペに出ることになり、参考図書として紹介された本。
社内起業のための本としては勿論、会社の中で何か新しいことをしようとする際にも役に立ちそうな思考法やテクニックが書かれていました。
新しいことをやれと言われているけどアイディアが思い付かない人、新しいことをやりたいけどやらせてもらえない或いはうまく行かないという人にも気付きのある一冊だと思います。
以下、印象的だった部分。
•「自分のやりたいことがそのまま実行できることはめったにありません。大事なのは、『世の中のニーズ』と『あなたが実現したいこと』と『会社の目指す方向性』、この3つを満たすことです。」(p. -
Posted by ブクログ
仕事とは何かをそもそも見直すきっかけになる。
本書では「新規事業の担当者=新しいことをやろうとする人」として読むのが適切であり、すべての人に通じるところがある。
筆者はAll Aboutの創業者、リクルートOB、新規事業のインキュベーターを7年務めた。
■新規事業の原点
自分の会社が世の中の役に立てることはないか、そのシンプルな問いかけが第一歩。
社内企業家のチャンスは「自分・会社・世の中」の接点にある。世の中のニーズ、あなたが実現したいこと、会社の目指す方向性、この3つを満たすこと。
■独立起業にはない「社内起業」のメリット
・資金
・人材
・信用
→因果関係を整理するならば、信用が -
Posted by ブクログ
本書のタイトル「社内起業」は
社内で新たな事業を生み出す、
つまり、新規事業開発のこと。
本日ご紹介する本は、
事業創出の考え方から
実際の取り組み方までを紹介した1冊。
ポイントは
「不」
新規事業の企画とは、
ひとことで言えば「不」の解消方法を考えること。
「不」は顧客の不便や不満や不安のこと。
顧客の抱えている「不」をキャッチアップし、
その「不」を解消する価値提供の対価によって、
自社の収益として成り立つところまでを
考える必要があります。
「不の掘り下げ」
事業立案前に「不」を掘り下げることが重要。
掘り下げ方は、国語、算数、理科、社会。
国語:誰が、どんな不を抱え -
Posted by ブクログ
クライアントから伺って読んだ本。
とても読みやすくて、
比較的短時間で読めた。
社内新規事業に特化した内容で、
5つのステップで説明されている。
新規事業の壁は、下記の5つである。
①着想の壁
②商機の壁
③アイデアの壁
④承認の壁
⑤実現の壁
ステップ1では、
新規事業で何を目指すのかを確認し、
検討スケジュールを考える。
ステップ2では、
テーマを決めるための下記8種類の方法が
紹介されている。
1.5W2H展開法
└Who,When,Where,What,Why,How,How much
2.9種類のアンゾフ・マトリックス
└市場と手法の2軸
3.9象限マトリッ -
Posted by ブクログ
ネタバレ社内起業であるために、自社既存事業との関係性に重きをおいて、着想から事業化するまでのヒントを明快に盛り込んだ良著。繰り返し読みたい。
発想として考えうることをフレームワークという形で整理、切り取ってくれていることがありがたい。
<メモ>
・自ら何をどう検討すべきかを考えていく必要がある。
・経営陣と対話し、意思を踏み込んで理解することを心がける。
・できれば検討前におさえておきたいこと
検討範囲、目指す事業規模、収益化までの期間、投資規模
・検討プロセス
1 ミッションの確認 目的とゴール
2 検討する領域を決める 大きく検討範囲を考える
3 検討するテーマを決める
4 事業案を作る
5 -
Posted by ブクログ
ネタバレ社内起業に関する本。なかなかわかりやすく良著。
<メモ>
・自分の会社が世の中の役に立てることはないか、そのシンプルな問いかけが新規事業の第一歩
・大事なのは世の中のニーズと自分が実現したいことと会社の目指す方向性の3つを満たすこと。
・資金、人材、信用は独立起業と比較した時の社内起業の大きなメリット
・社内起業ならではのハードル
1 既存事業とのカニバリゼーション
2 過剰な保守意識
3 スピード感
4 危機感
5 インセンティブ
・社内競合が存在する場合、ボトムダウンでは進まない。中長期的にみてどうすべきかをトップに判断してもらうしかない。一方で現場の理解を得られないと進まないのでトップ