ジョージ秋山のレビュー一覧

  • アシュラ(上)
    木原音瀬の『WELL』を読んだ時、生き延びる事で世界が好転する可能性があるのなら、人肉を食べてでも自分が生き延びる価値はあると感じた。また、一緒に生き延びたいと思う人間がいるのならなおさらタブーを犯す理由があるな、と。
    コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』を読んだ時、人肉食いでしか命を繋げられな...続きを読む
  • アシュラ(上)
    当時はカニバリズム描写が原因で発禁・不買運動まで起こったそうだが、この作品のテーマはまた別のところにあると思うのだ。
    生きるか死ぬかの瀬戸際で人はいつまで倫理観を保っていられるのか、そこをまざまざと見せつけてくる漫画だ。
  • アシュラ(下)
    ケダモノ同然に生きてきたアシュラが、坊主から『人間とは何か』を説かれるあたりから少しずつ人間になっていく軌跡。
    最後には母親の死体に花を供えるまでに人間らしくなったアシュラの涙には色々考えさせられる。
  • 銭ゲバ(上)
    最初から最後まで疾走感あり。
    途中、具体的な説明を端折り、絵と流れのみで読者に察しさせる箇所が多々。
    この漫画が芸術的だと言われる所以はこれですね。
    下手に言葉がないほうが、かえっていいのかもしれない・・・

    セリフと相反する、風太郎の悲しみが伝わってきてツライ。
  • 銭ゲバ(上)
    金が人生を狂わせる
    愛と欲の先に金が見え隠れする。
    全てを失った風太郎が金をもつズラ!


    うんこ!

    いけしゃあしゃあ!

    要所要所で爆笑ポイントあり。
  • 灰になる少年 ジョージ秋山 恐怖劇場
    タイトル作、灰になる少年
    潮くんが健気。
    なかなか考えさせられる漫画でした。
    やっぱりいいなジョージ秋山
    そしてフィッシュラーゲ
    わけかんなくて関心しちゃう
  • 銭ゲバ(上)
    母一人子一人の貧しい少年、蒲郡風太郎。
    容貌醜く、さりとて愛嬌も可愛げもない彼に周囲は冷たかったが、一人だけ親身になってくれる青年がいた。
    母の病気が重くなり、金のために風太郎は、たった一人の理解者である彼を殺してしまう。その時「銭ゲバ」は誕生した。
    無一物で故郷から逃亡し、あらゆる人間を利用し、踏...続きを読む
  • 銭ゲバ(上)
    「銭のためににいちゃんを殺してしまったズラ。もう銭しかないズラ。銭のためならなんでもするズラ」「銭を見てると心が落ちつくズラ」「私は銭で人を動かす奴隷商人ズラ!」
  • 聖書 I 旧約篇 姦淫するなかれ
    聖書を知らぬ者は世界を知らずって言いますから。イスラム教も旧約聖書の一部を聖典にしてるくらいだから一般教養として読んでおいた方がいいかもしれません。この本の特徴は聖書の本なのに所々に現代の戦争や売春を想起させるような絵を挿入して、聖書を通して現代の風紀の乱れを戒める意図が見えるところ。サブタイトルに...続きを読む
  • アシュラ(上)
    発禁本だったアシュラが復刊!もう無理かと思われていただけにとても嬉しいです。飢えに苦しむはるか昔の日本が舞台で、人肉を食いながら懸命に生きていくアシュラ。最後がなんとなくスッキリしないのがおしかったなぁ。
  • アシュラ(上)
    何度も「生まれてこなければよかった」と5歳にも満たない子が叫ぶシーンは今でも鮮明に思い出せる。不買運動まで巻き起こした問題作ですが素直に感動できました。
  • 浮浪雲(はぐれぐも) 31
    ででんでんでん♪でんでん!
    よっそこのお姉ちゃん、あちきと遊ばない?
    はぐれさんカッコイィ〜★
    哲学??
    人生の教科書にできそう。
    なるほどねって思うところがあればええ?そう??ってところもあっておもしろいです。
    好きなところだけ共感すれば良いかと。
  • アシュラ(下)
     さてさて、2/17のご褒美本は予告通り「アシュラ下巻」。
     この本のテーマは「人肉食」。人は極限にあれば人の肉も食べる。それは人の本能なのか。延々とそれをあまたの登場人物達に問い続ける作品。
     結局私はアシュラの繰り返す「生まれてこない方がよかったのに」という言葉に明確な答えを見付けられず読み終え...続きを読む
  • アシュラ(上)
    仕事を一日頑張ったら自分へのご褒美に本を一冊買ってあげることにしています。2/16はこれ。書店で見かけて気になっていました。内容はヘビーですが、主人公アシュラがとても可愛らしく描かれていることが気になります。言動は怖ろしいのに。ジョージ秋山さんの本を読むのは初めてなのですが、はまってしまいそうです。...続きを読む
  • 聖書 III 旧約篇 偽証するなかれ

    イスラエルの話ばかり

    ヨブ記とイスラエルの話が殆どで、イエスキリストの話は後半になってようやく出てくる。話が中々進まず、正直言って退屈。
  • 銭ゲバの娘 プーコ

    続編

    本作品から時間が経過してしまっている為か女性の作画が変わりすぎていて「誰?」状態で最初戸惑ってしまいました。
    ストーリーはテンポよく面白くサクサク読めましたが、ラストが打ち切りかのような終わり方で残念でした。
  • 聖書 I 旧約篇 姦淫するなかれ

    漫画の割に文章が多め

    旧約と新約聖書を漫画化したものだが、絵より文章が多いので、挿絵付き小説と言ってもいい。全7巻なので、聖書に興味がある人でも途中で飽きるかも。
  • アシュラ 完結編

    アシュラは救われたようだが

    アシュラ本編がすさまじかったので…覚悟を持って続編を読みました。
    読み終わって思ったことは、こんな異形の主人公でも、なんか普通に収まるところに収まってしまうんだなって。
    それが物語としての救いなのかもしれない。
    でも物足りなさでもあるように思いました。
    七郎の決めた道はとても良かった。
  • 弘法大師空海(上)
    空海が唐へ渡る以前の謎の多い時代を、ジョージ秋山が想像力を駆使して書き上げる。
    悪党やエロい女の誘惑シーンがやたら登場するのは作者の好みだろうか。
    後世のあの弘法大師が形成されるまでが描かれる。
  • ヤングキングBULL 2020年4月号

    表紙は変えるべき

    収録作品云々以前に電子版の表紙は変えるべきではないか?なぜならグラビアはありませんから。文字表記にあるけど『続きを読む』とこまで見ないとわからない。