冨樫義博のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
主要キャラはもちろん脇役キャラまで、非常に丁寧にキャラのバックグランドの描いている漫画です。
だから、こんなにも読者がキャラに惚れこみ、のめり込めるのか。。
キャラにトラウマを持たせることで、
そのキャラに深みが出させるが、
その過去のトラウマやその葛藤の心理描写が神がかっている!!!
キルアの背負ってる兄の過保護な愛のトラウマ、
それを乗り越えるための苦しみ、葛藤。
仲間の復讐のために生き、
行動と心の矛盾で苦しむクラピカ。。。
この漫画では 少年漫画の定番の直球の友情や悲しみ、悔しさをドロ臭く、押し付けがましく描くことはせず、
スマートにサラッといいサジ加減で描いてますね。
しかし、たった1コマでも、その情景が目に焼きつけられたり、まるで自分がその感情を思い知らせれているような映画以上の感動が得られます。
ストーリーや設定は、今までの格闘漫画の最終形というべき形では?
これだけ綿密なキャラの特徴を生かしたキャラ設定で
ストーリー展開も飽きさせず、短いセリフで
読者をキュンとさせたりできるのは、冨樫先生くらい。
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Posted by ブクログ
面白いなあまったくもう!
たった1巻、長い戦いのごく1部分でしかないのに、勇気も涙も笑いも激情も怒りも緊張も辛さも驚きも知謀も怖れも哀しみも熱情も、体がふるえるような興奮とともに全部がここにある。
これがもしまともに連載されていたら、とは誰もが思うように僕もそう思うけど、長い休養期間あってのこの圧倒的なクオリティなんだとも思えるし、ええととりあえず冨樫先生はほどほどに休んでほどほどに仕事して、くれぐれも事故とかで急に死んだりしないように気をつけてほしいと思います。
さあ来週の月曜はジャンプでこの続きから連載再開だ! 最高の週明けだ!
……と思ってしまう段階ですっかり術中という気もする。普通の連載ペースだったらとっくにこの続きは読めてたよ! ちくしょう、冨樫仕事しろ!(ほどほどに) -
Posted by ブクログ
久しぶりに読み返したら「この終わらせ方しかない」とさえ思えるようになりました。
尻切れどころか、「ちゃんと着地させてる」という気がしたのです。
たとえば、「バトルの途中で大声で叫んでそのまま終わり」とかそういう終わらせ方じゃないのです。
どのキャラも落ち着くべきところにちゃんと落ち着かせて、その上で終わっている。
世界設定の説明も最低限のことは果たしているし、
「霊界探偵をやらなくなる意味」もちゃんとある。
幽助が「ただのケンカやろーぜ」といい始めて、その後ろにみんながのこのこついてきちゃった時点で、
キャラが「これ以上動けねえよ」って言い出したんじゃないかという気がしてくるのです。
あとはどれだけバトルをやっても、みんなさわやかな顔で殴り合ってるだけだから、葛藤がうまれようがない。
お話が動いてくれない。
つまりこれ、「作者が体力の限界が来て投げ出して、終わらせた」という理由は確かに正しいのだけれど、
同時に、「キャラの言うことに作者が正直にしたがった」という部分も確実にあるような気がするのです。
そしてそれは、「締め切り間際に失踪した」とかそういう種類の投げ出し方とはぜんぜん別じゃないか、
ものすごく誠実な終わらせ方をしてるんじゃないかと思うのです。
「少年ジャンプのバトル漫画」という見方をしたら変な終わり方かもしれないけれど、
「幽遊白書という作品」としては、ものすごくきちんと終わらせてるんじゃないかと思うのです。 -
Posted by ブクログ
でかい地震が起きて、地下鉄にサリンがまかれて、エヴァの放映が始まったのがぜんぶ1995年。
例の酒鬼薔薇さんが出てきたのが1997年。
このコミックの初版が93年。
御手洗くんが「スカしてんじゃねーよバカ野郎が!!」と言ってナイフを突き立てる描写というのは、
どう見ても時代の空気を先取りしています。
思い返せばハンターハンターで幻影旅団が「同時多発テロ」をやらかした直後、
「同時多発テロ」が発生したのです。
(作中に「同時多発テロ」という表記が使用されたのが、まさに現実の同時多発テロの直後だったのをよく覚えています。)
富樫さんにはやはりなんらかの嗅覚が備わっているように思えてなりません。