濱野智史のレビュー一覧

  • AKB48白熱論争

    Posted by ブクログ

    AKBは「生きる歴史」で、AKBの運動が世界を変える。
    さらに、三島由紀夫がAKBを見たら、天皇よりもこっちの方がいいと言ったかもしれない、と気鋭の社会学者?野智史は宣っております。AKBはナポレオンで、舞台の上にいるのは世界精神なんだとも言い出しかねない勢いです。
    本書にはその他に漫画家の小林よしのり、元祖アイドル評論家中森明夫、若手批評家の宇野常寛が参加しています。論争というより座談会ですね。我ら如何にしてAKBにはまったか。それも「あえて」でなく「マジで」・・・
    AKBは誰もがアイドルになれるカルチャー・フォーマットで、「絶対に必要な条件はない。実は美人である必要もない。その子がアイドル

    0
    2015年06月10日
  • 前田敦子はキリストを超えた ──〈宗教〉としてのAKB48

    Posted by ブクログ

    「キリストを超えた!」なんちゅう大袈裟なタイトルが話題になり、私もその過剰さが気になりつい手にとり、購入しちゃったw

    キリストとあっちゃんのとりまく状況に類似性があるのは分かったが、あっちゃんがキリストのような存在になれるのか、また超えることができるかについては結局分かんねーな。著者による「キリストを超えることができるのか」についての推測も、おもしろかったけど納得できるほど説得力はなかったかな。

    それよりも読んでいて、著者が実際にAKB48にハマっていく過程を追体験できる部分の方がおもしろかった。AKBに興味がない人はなんで特別かわいくも歌もうまくない小娘におっさんがハマっていくのか理解で

    0
    2013年01月09日
  • 前田敦子はキリストを超えた ──〈宗教〉としてのAKB48

    Posted by ブクログ

    キリストを超えた、というインパクトのあるタイトルはやはり大きい。

    ここまではまるんだ→何でそこまで→それはこれこれ、こういう感じで、という、自分のような初心者にも一応納得できるアイドル・AKBへのハマり方を提示してくれている。
    そこの表現が、かなり大袈裟(いい意味です)。
    「大してかわいくない子たちが・・」と思っている人は劇場に行っていないからだそうで、間近で見ると声援を受けて輝く彼女たちの姿に、人はここまで変われるのか、と愕然とし、これはまさに宗教的奇跡とまで言い切ってしまう。
    こういうところで興ざめして、拒否する読者もいるでしょうね。

    AKBと宗教の類似性を論じた箇所に、役だつところあ

    0
    2012年12月30日
  • 前田敦子はキリストを超えた ──〈宗教〉としてのAKB48

    Posted by ブクログ

    [とりあえず要約]
    「ここではないどこかに、はっきり存在するとは言い切れないが、いるとしか言えない」という否定神学が生む超越性でしか持ち得ない「贈与」を、ネットにおける匿名性が生み出す集合的無意識(アンチ)に曝されるネット身体とリアルの身体とを、絶対的「近接性」によって結束させることで得た「超越性」でもって(近接によって得た「関係の絶対性」を用いて結束させる)、マルクス資本主義における「搾取による疎外」を「搾取による贈与」に置き換えられる。贈与を可能にした近接性による超越性は宗教としか言えないのではないか。

    0
    2012年12月28日
  • 前田敦子はキリストを超えた ──〈宗教〉としてのAKB48

    Posted by ブクログ

     AKB48のシステムが宗教として機能している側面を分析。
     内容はタイトルほど刺激的なものではないが、無理からに吉本隆明のマチウ書試論を引いたり、いちいち面白い。
     後半どんどん語り口が熱くなり、AKBのために本気で著したことが伝わってくるのもまた好し。

    0
    2012年12月23日
  • 前田敦子はキリストを超えた ──〈宗教〉としてのAKB48

    Posted by ブクログ

    何回震撼するねん!と思いつつも共感はできる。この本を読む数日前にNHKで深夜に放送していたAKBのドキュメンタリーを見てしまったからだ。アイドルにはまる理由がわからない、という拒絶の姿勢だとたぶん何の面白みも感じられないとは思うが、そこに共感できるなら面白く読めるだろう。でも、深みはあんまり感じなかったな。

    0
    2012年12月19日
  • 前田敦子はキリストを超えた ──〈宗教〉としてのAKB48

    Posted by ブクログ

    『AKB48白熱論争』がすごく面白かったからあれより面白かったっていうイメージじゃないんだよなあ、あとメルマガプラネッツで少し読んでたから新鮮味があんまりない。

    0
    2012年12月13日
  • AKB48白熱論争

    Posted by ブクログ

    2012/8/25初版

    AKB48にマジでハマった現代論客4人が、主観丸出しでAKB48を語ったお話。

    AKB48がどれだけ巧くチャンスオペレーションされた
    ビジネスエコシステムになっていて、
    そこにどれだけの人間の人生が絡めとられているのかが、
    改めて良く分かった一冊。
    要するに、秋元康がすごいっていうね。
    いろいろつっこんだ見解が飛び交いまくっていて、
    かなり面白いところと、まったく飛躍しちゃってるところがあって、
    まあ適当に読めばいい一冊だと思います。

    0
    2012年11月19日
  • AKB48白熱論争

    Posted by ブクログ

    社会現象となってるのはわかるけど
    ん~、やっぱり、いまひとつそこまでノレない・・・
    歳とった~。

    0
    2012年11月13日
  • 希望論 2010年代の文化と社会

    Posted by ブクログ

    テクノロジーを手触り感の部分に惜しげもなく使うのが日本の文化で、それのインターネット版がドワンゴです。っていう話は、まあそういう見方もあるねえくらいの話。ゲーミフィケーションで世の中を良くしていこうってのは、姿勢として正しいとおもうので私もその線でなにかやりたい。VR>ARってのはこじつけだけど、割合とメタファーとしては優れていて話しとしては面白かった。いろいろと考えるきっかけになるネタに溢れていて、それはこの対談形式というフォーマットもプラスに作用しているんだろう。新書としては満点だな。

    0
    2012年11月03日
  • AKB48白熱論争

    Posted by ブクログ

    AKB48について語る人が違えばこんなに面白く「AKB48現象・システム」を読み解くことが出来るのか!と視点・観点の重要性に気付いた本。
    私はPerfumeファンなので本文に「Perfumeは誰でも良い(代替がきく)」と書かれていて、これにはものすごく反論したいが、「のめり込み具合」でグループに対する見方も変わるものなのだなぁと思った。

    頑張る女の子は、やっぱり誰しも応援したくなるものなのだ。

    0
    2012年10月21日
  • AKB48白熱論争

    Posted by ブクログ

    『その子がアイドルになれるかどうかは、誰かがその子をアイドルと思うかどうかで決まる』
    システムとしての"人が人を推す"AKBフォーマット、社会への落としどころが非常に分かりやすく理解できる。
    総選挙とは、人に推された結果、普通の女の子が夢を叶え自己実現してしまう、そのことへの罰としての公開処刑なのだと。面白い。

    0
    2012年09月28日
  • AKB48白熱論争

    Posted by ブクログ

     最初は楽しいけど、途中から社会論とか文化論みたいな話になってしまいちょっと残念。かつ難しかった。でも今後もこういった本が出てきたらまた読んでしまうんだろうな。

    0
    2012年09月25日
  • 恋愛のアーキテクチャ

    Posted by ブクログ

    一つ一つのネタは面白い
    ただ個別としてあって全体としては絵があまり浮かんでこない
    同じことが繰り返し語られるのもイマイチ

    0
    2012年07月10日
  • 希望論 2010年代の文化と社会

    Posted by ブクログ

    3.11以降の「希望」のあり処はインターネットというか、ソーシャルネットの中にある。SNSが作る新しい「公共性」と「拡張現実」。「革命」から「ハッキング」へ。

    0
    2012年05月07日
  • 希望論 2010年代の文化と社会

    Posted by ブクログ

    文化系トークラジオLIFEにて聞いた話が多いです・・・だって出演者だもの。
    この半年くらいのは、『希望論』を元ネタに構成していたか、それとも希望論はLIFEのまとめじゃないのか?ってくらいに。
    *

    拡張現実・・・・「現実」と異次元にある「虚構」としての仮想現実から、
    「現実」の上にコンピューターから引き出された情報を重ねる「拡張現実」、Augumented Realityの時代へ 
    cf.Twitter、フォーススクエア等々のチェックイン機能

    日本のインターネットにおける「繋がりの社会性」実現への機能の偏り
    ・・・村井純→ひろゆきへの「正当」、顕名を前提とする議論の場としてのネット空間(ア

    0
    2012年03月29日