ベルナール・ミニエのレビュー一覧

  • 魔女の組曲 下

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    主人公2への仕打ちに拍車がかかってきて、ハードSの私でも「いくらなんでもここまでは」と思う描写が続き。。。そして犯人が定まらなくて、結構最後の最後までうまく読ませる作品だと思いました。犯人はザ!サイコパスで、幼少期に親の愛情をたっぷり感じ取れない腹いせを他人に向け消化させることで自我が保っている。それに向き合って認めて改善していくのは本当に心削られるし時間かかるから、方向転換して他人を攻撃した方が楽だもんなー。自分が子供の頃は「心の闇なんて」と思っていたが、今は自然に治る体の傷の方がなんと軽いことか。

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    2022年10月03日
  • 氷結 上

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    氷(=glacé、原題)に閉じ込められたような山中の発電所で起きる猟奇的な犯罪と凶悪な殺人者たちを収容している精神病院が結びつけられていく冒頭の展開に期待が高まるが、この手の物語の約束事である第二、第三の事件が発生して緊張感が増すかと思いきや、それほどでもなくて話を引っ張りすぎているようで、クライマックスに向かうはずの下巻に早く移りたくなった。

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    2021年11月05日
  • 魔女の組曲 上

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    周到に準備した権謀術数を駆使をして、他人を貶め自殺にまで追い込む犯人。
    それは、あたかもネットを使った誹謗中傷に余念がない現実の輩達を想起させる。

    ある意味では猟奇殺人よりもずっと気色が悪い…。

    ここまでは星⭐️4つでも良いんだけど、さてどんな結末を迎えるのやら、期待と不安の下巻へ。

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    2021年08月13日
  • 魔女の組曲 上

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    ネタバレ

    前作を読んだのが数年前なので話を全く覚えておらず...それでも上下巻ですごく楽しめた.
    ただ,前半はセルヴァズ頸部の奥さんってハルトマンに殺されたんだっけ?とか,あいつが黒幕だ!と先が読める感じでそこまで面白くなかった.あと,上下巻通してだけどハラスメントとかDV的要素が入っていて腹を立てながら読むことになった.

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    2021年07月23日
  • 夜

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    待ち遠しかった作品。セルヴァズに対するハルトマンの復活となれば読むしかない。けど、シリーズの同じ様な展開にちょっと飽きたかな、とも思う。セルヴァズは何度も同じ失敗を繰り返すが、ハルトマンの底抜けた冷徹さ残酷さ知性を持ってすればひとたまりも無いのに、と読後は虚脱感すら味わう。

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    2021年07月17日
  • 死者の雨 上

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    前回同様、滑り出しは上々。
    ただ、前作と同じような事にならないかが心配。
    2作目だし期待して良いかな。

    本当はあと一つ挟んで最新作の『夜』まで進めたいんだけど…。

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    2021年07月14日
  • 氷結 上

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    訳がわからない意味不明の事件。

    事件描写と登場人物の背景が専らであるが、
    少しまどろっこしさがあるかな~。

    この後の展開に期待!

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    2021年02月11日
  • 魔女の組曲 下

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    CL 2020.9.21-2020.9.28

    このシリーズははじめて。
    警察ミステリかと思っていたけど、こんな終わり方でいいの?
    それに登場人物のほとんどがイヤな奴ばっかりで、読後感が良くない。

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    2020年09月28日
  • 魔女の組曲 下

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    上巻より動きはあるが、休養中の警部が単独で捜査したり主人公の女性が探偵もどきの行動をするのがリアルでなかった。色んな要素を過剰に盛り込もうとして流れ出したみたい。二転三転の結末も予想できた。私はハルトマン対決が待ちどおしい。

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    2020年07月09日
  • 魔女の組曲 上

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    第1作の「氷結」が色んな意味で盛り上がってたし、容疑者山盛りで読者を惹きつけてたのに反し、これは全体的に単調なのが鼻についた。下巻でターゲットにされた二人がどの様にクロスするかが楽しみ。

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    2020年06月30日
  • 魔女の組曲 下

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    セルヴァズ警部は病気療養中。ホテルの鍵が送られてきた。そこで女性が自殺していることが分かる。何者かが自殺ではない、捜査して欲しいと思っているのだろうか・・・クリスティーヌはラジオのキャスター。自殺するという人から手紙が来た。局には自殺を放置したと非難の電話、そして、セクハラメールを送ったと糾弾されるが、送った覚えはない・・・

    翻訳ミステリーシンジケートの書評七福神の選ぶ今月の一冊で多くの人が選んでいたが、正直それほどではなかった。

    何者かが何らかの理由で、人を自殺させようとする。それは誰なのかについては意外性があって面白い。がどんどん追い詰められていく様もなかなかにスリリング。だけれど、な

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    2020年04月02日
  • 氷結 下

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    『羊たちの沈黙』のような張りつめた繊細さはないが、動きも多くけれん味も少々、会話も軽快なエンタメ。登場してくるキャラが結構多彩で、いずれどこかで広がるんだろうなあ、ああシリーズの始まりに置いてるんだなあ、という感じ。

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    2020年03月05日
  • 死者の雨 上

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    前作の氷結が面白かったので読んだ。訳者が違うのも影響してるのか、やたら長々しい。セルヴァズの故郷が舞台。かつての恋人も登場。だけど事件の進展が遅いし、内容が前作とダブってるから下巻に期待したい。

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    2020年03月05日
  • 氷結 上

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    ネタバレ

    グロいシーンは片目で読む。え?これ『羊たちの沈黙』?と思いながら、下へ。

    そう言えば『羊をめぐる冒険』も出てきたね。

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    2020年03月01日
  • 魔女の組曲 上

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    ベルナール・ミニエ『魔女の組曲 上』ハーパーBOOKS。

    セルヴァズ警部シリーズ第3作。前2作は些か物足りなさを感じたが、本作は如何なものか。

    クリスマスイヴの夜、ラジオパーソナリティーのクリスティーヌの元に何者かが自殺をほのめかす手紙が届き、それを境に次々と身の回りで不気味なことが起こる。同じ頃、鬱病で休職中のセルヴァズ警部の元にも謎のメッセージが届く……

    セルヴァズの宿敵・殺人鬼ハルトマンが登場する気配も無く、単調な展開が続く。

    本体価格1,000円
    ★★★

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    2020年02月10日
  • 死者の雨 下

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    非常にのろく、伏線が多く、読む人によってはイライラする書き方なのかな?自分はどうもね、作者の、主人公の、世の中に対する物事の捉え方や自身の身の置き方に共感するものがあって、心地よく読め長さも感じなかった。
    後書きなど読む前に作者を女性と思い込んでいたが、男性だった。こういう刑事物は無駄に疲れるかとても入りこめるか、いずれにしても、読んだ後は内容はスッパリ忘れてしまいがちだが、なんかこの作者は自分が読者に求めている何かを持っている気がして、後々印象に残る気がする。このシリーズでもいいが、別の作品が楽しみだ。

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    2019年07月31日
  • 死者の雨 上

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    上巻だけで500ページ。主役はフランスの司法警察の人。娘が通う南仏の頭の良い子の高校のプールで、教師が殺された。容疑者はいろんな分野でトップの男子学生。母親は元恋人で、直接助けを求めてきた。調べても横に疑惑が拡がる感じで、核心に辿り着かない。。。
    最近は全然登場人物に心酔できなく、そういう物という認識に固まりつつあったが、この主人公は結構好きだなぁ。サッカー全然興味ないけど世の中と周りがすごいから、まあ自分も付き合って試合見るくらいはする。世の中の気に入らない所が似てる。広告が世の中を駄目にしてる、とか。

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    2019年07月20日
  • 氷結 下

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    マルタン警部と娘マルゴ(別れた妻と同居)の関係は面白かった 
    マルタン警部がイレーヌ大尉(←イレーヌのよさが全然わからん)に惹かれかけるのがウザかった 
    後半、エスペランデューの妻シャレーヌ(妊娠中)からkissをされ欲望に目覚めるマルタン警部は気持ち悪い 部下の奥さんですよ!コラッ
    マルタン警部を敬愛し、いつもおしゃれで村上春樹を読むgay(Bi?)のエスペランデュー 
    エピでエスペランデューとKleim162とのシーンが一番ぶっ飛んだわ
    スイスから来たディアーヌは孤軍奮闘 GJ! よく頑張ったね

    ディアーヌかエスペランデューが主人公ものを読んでみたいな

    名前がとにかく、ややこかった ド

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    2018年01月29日
  • 氷結 下

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    1月-6。3.0点。
    連続殺人に発展する事件。
    過去の出来事が鍵に。
    医療刑務所の凶悪犯は、出入りしているのか。

    うーん。意外と時間がかかった。
    犯人と思われた人物が、違ったりだけど、想像ついた感じ。

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    2018年01月25日
  • 氷結 上

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    1月-5。3.0点。
    フランスの小説。
    氷河内の発電所で、馬が殺害される。
    その後殺人も。
    現場からは、医療刑務所で隔離されている凶悪犯のDNAが。

    進みがゆっくり。下巻に期待。

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    2018年01月25日