ベルナール・ミニエのレビュー一覧

  • 死者の雨 下

    Posted by ブクログ

    色々詰め込みすぎかなー。化ける可能性は大きいかと。
    (QOTSAは好きやからでてきて嬉しかった。)

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    2017年09月26日
  • 死者の雨 下

    Posted by ブクログ

    ベルナール・ミニエ『死者の雨 下』ハーパーBOOKS。

    下巻。興味は警部セルヴァズと逃亡中の連続殺人鬼ハルトマンとの対決にあったのだが…上巻での期待は下巻で一気に奈落の底へ。

    セルヴァズの必死の捜査が描かれるが、なかなか真相は見えず、兎に角やきもきする展開が続く。そして、女性教師殺害事件は意外な展開を見せるが、最終的には普通と言うか、無難なところで決着させたようだ。

    連続殺人鬼ハルトマンは本編には直接関わらず、シリーズはまだ続くのだということを確信した。

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    2017年09月18日
  • 氷結 下

    Posted by ブクログ

    フランス南部、スペインとの国境近くのピレネー山麓の町を舞台にした警察小説。タイトル通りの、全体を覆う重苦しい空気と凍てつくような世界観がストーリーを支える。

    猟奇殺人タッチのオープニングだが、丁寧に描きすぎているのか上巻はスローペースで冗長気味。警察と憲兵隊の役割や位置付けもよくわからないので退屈しかかっていたが、下巻から一気に視界がクリアになった感じ。

    主人公のセルヴァズ警部は地味ながらも有能で、そのせいか困難な状況に振り回されるけれども、着実に事件の核心に迫って行くタフなキャラクター。嫌味がなくてフツーで、何より作中の雰囲気にマッチしているので、それが安定した読書に繋がったのかも。

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    2017年03月25日
  • 氷結 下

    Posted by ブクログ

    クセのあるものが多いフランスミステリだが、これはわりに読みやすかった。サービス精神旺盛なエンターテインメントという感じ。異常犯罪者が収容された施設とか、シリアルキラーとか、道具立ては派手で、どんどん先を読みたくなる面白さがある。反面、焦点がぼやけた感じがなきにしもあらず、というところ。アメリカのミステリなら、ラストはもう少しホッコリした雰囲気だろうけど、そうならないところがフランス。

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    2017年03月18日